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健康寿命を伸ばしたい。無難な答えは必要ない、自分の人生は自分のもの。

いきなりですが問題です。1キロを58秒で走る馬と1分2秒で走る馬が競争したとします。
勝つのはどちらでしょう。
(そんなの決まっている。58秒の馬だよ。)
普通そう考えますよね、しかし実際の競馬では1分2秒で走る馬が勝つことが日常的におこります。
競馬をやる方は骨身にしみるほど実感し、首が痛くなるほど頷かれたと思いますが、競馬をしたことのない人は不思議だと思います。
私は競馬が好きですから不思議でもなんでもないんです。
種をあかせば、この記録が最近のものか古いものかで違いますし、天気によるグランドコンディション(馬場)も違います。競争ですからペースによっても違いますし、沢山の馬で走るために接触などのアクシデントもあります。そして馬は生き物ですから、当日の体調やお客さんの歓声でテンションがあがり力を出せないこともあります。
他にも色々理由はあります。
長々と書いてしまいましたが、この様に色々な要素が重なり合い、先を完全に見通せる事は難しく答えは単純に出ないことが多いと思います。
しかし競馬の専門家達は物知り顔で58秒で走る馬を勝つ要因を語り、それを聞いた競馬ファンは58秒の馬の馬券を買い、そして毎度毎度地団駄を踏む。(勿論58秒の馬が勝つこともあります。そして競馬の専門家の悪口ではありません。)
確かに専門家はその道のプロです。一目置かなくてはならないでしょう。
しかしなんの疑いもなく盲目的に信じて本当に良いのでしょうか?
確かに専門家の言うことは一理あるでしょう、しかし全ての人に当てはまるとは限りません。
話しを聞いても一回自分で考えを咀嚼してみることは大切なことだと思います。
 
何故いきなり、こんな話をしたかと言うと80代後半の男性が私に嘆くように言った言葉が妙に記憶に残るものがあったからです
「私達の頃は皆飢えていました。だから人より少しでも成功して出世して給料を上げて、おかずを増やして、電化製品を増やして贅沢したかった。そのために喧嘩しましたよ、戦いました、成功して一花あげたかったから。そうしないとすり潰されるから、必死でした。外に出れは7人の敵がいましたよ。今は皆贅沢になったから戦わないんです。成功よりも失敗しない、これは贅沢な人の考えです。成功しなければ勝たないと食べれない。家族が、従業員が口開けて待っている。失敗なんか怖くないんです危険をおかしてでもなんとかしたかった。失敗を怖がるのは、それだけ皆か贅沢になった証拠でしょう。それはそれ で良いんです、ただそれでは他の飢えている国に負けますよ。昔の私みたいに飢えている連中は向かってきますからね。足元救われますよ。」
従業員を数十人雇っていた建設業の社長さんの方のお言葉です。
専門家と言われる方ほど、過去を語り小難しい言葉を選ぶ安全運転の傾向にあると思うのは私の気のせいだろうか?私達の求めているのは専門的な知識をもとにした未来の分析であり、それを一般の人に分かりやすく語る能力であるはずだ。過去の一口小話ならスマートフォンで事が足りるのである。未来を語る度胸が無いのは専門家がサラリーマン化して、80代の建設業の言う贅沢な組織人に成り下がってしまったからである。そんなサラリーマン専門家の言う事を全く疑いなく信じてしまっては、それこそ外れ馬券を競馬専門家の言う通り買って地団駄を踏む競馬ファンと同じではないですか。
私は専門家が嫌いではないです。しかし一度疑い自分で考えの咀嚼をしてみてはいかがでしょうか?自分の人生は自分のものです。失敗を恐れ、当たり障りのない過去の事をしたり顔でほざくサラリーマン専門家のものでは決してないんです。
大谷と天気しか出来ないTVに左右されてたまるか
自分の人生は自分で決めましょう。
健康寿命を伸ばしたい。

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