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福井県立恐竜博物館に行った!
皆様、恐竜はお好きですか?
私は……
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そもそも恐竜とは?
中生代三畳紀に地球に現れた爬虫類のグループの1つです。
恐竜は現代にはいないので、化石で見ることしかできません。
化石とは?
昔の生き物の遺骸や痕跡が地層中に埋もれて保存されたものをいいます。
今回は化石を見に行くことを「恐竜に会う」と表現しています。
そんな生き物に日本で会えるの?
会えます。福井県で。
ふ、福井県で~!?何で福井県?
恐竜が生きていた頃に陸(川や湖など)でたまった地層の中でも、骨などが特にたくさんかき集められた部分(ボーンベッド)を発見することができたため、福井県(勝山市)でたくさんの恐竜化石が発見されています。
また、福井県が早くから大規模で集中的な発掘を行い続けてきたことも理由としてあげられます。
なるほど、福井県の勝山市で多くの恐竜化石が見つかっているかららしい……。
福井県勝山市公式ホームページのタイトルにも「恐竜のまち」と書かれていました。
そして調べたところによると、福井県の勝山市には恐竜博物館がある!
恐竜に会いたい!いざ行かん、福井県!
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行ってきました。
私は大阪から向かったのですが、電車とバスを乗り継いで約3時間半。
銀色の巨大卵みたいな建造物が見えてきたらすぐそこ!恐竜博物館へ到着です。
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博物館の入り口ではレインボーザウルスが迎えてくれました。
こちらは、2000年7月に開催された「恐竜エキスポふくい2000」のシンボルモニュメントとして製作されたのだそうです。
青空によく映えているし、心なしか後ろのクレーンも恐竜に見えますね。可愛いな。
観覧料は一般¥730。博物館の入口外にある券売機で購入して、いよいよ入場します。
館内へ!
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フロアは地下1階~3階まで分かれています。どのフロアも最高だったのですが、今回は特に興味深かった展示をご紹介していきます。
3階入口からエスカレーターに乗って地下1階へ……
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奥の方まで続いています。大きいね~。
今にも動き出しそうなこちら、
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切ない名前が付いていました。
カブトガニとその這った跡が残っている珍しい化石なのだそう。
それが目と鼻の先で見られるなんてテンションが上がらざるを得ません。
死の舞踏の前で、私こと生きた人間が小躍りしてしまいました。ごめんよカブトガニ。
地下1階でもう1つ、こちらはキュンとした化石なのですが
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両生類の足跡の化石です。
このペタペタ歩いた感じがたまりませんよね!!!
うまいこと残ってくれてありがとう!
この足跡の持ち主に金一封を送りたい気持ちです。受け取ってくれ~。
さらに奥へ進み、1階へ続く階段が見えてきたのですが、
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発掘されている瞬間の恐竜が現れた!
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こちらはカマラサウルスという恐竜で、アメリカで発見された状態を再現した展示とのこと。
発掘現場に立ち会わせてもらえたようで、心臓が高鳴るのを感じます。
こんな化石を見つけた日には興奮で一睡もできない!
1階には何と、
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カマラサウルスの頭の骨(実物)に……
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カマラサウルスの一種の全身骨格(9割以上実物)も展示されていました!
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こんなに近くで実物の化石が見られていいんでしょうか。
そんな葛藤が生まれるほどにテンションが上がっています。
本当にこんな大きな生物が存在していたんだなあ……。
さて、お気付きかもしれませんが1階では恐竜に会えます。
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自撮り棒を持ったティラノサウルスにも会えます。
(自撮り棒を使わないでねという注意喚起のイラストでした。)
恐竜といえば、で1番イメージが浮かびやすいのはティラノサウルスではないでしょうか。
そんな人気者は他にも、
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フロアのど真ん中で吠えていたり……。
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武器になりそうなくらい鋭い歯がきらめいていたり……。
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筋肉ムキムキな脚の模型を見られたり……。
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骨格も展示されていました!
色々な姿のティラノサウルスに会えていいですね。
このフロアでは、
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肋骨の下から恐竜を見上げることもできます。
ここに住めそうなくらい大きいです。
化石以外にジオラマもあって、
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天井付近を翼竜が飛んでいますし、
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何か食べている恐竜のすぐ近くにカメがいたりします。
この時からカメっているの!?
……しかし、フロアが変わって2階には、
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地球上のカメの中で最大級のアーケロンがいて度肝を抜いてくれます。
カメって昔からいるんだね。
人間が乗ってもびくともしなさそうなくらい大きいのですが、もしかして浦島太郎を竜宮城に連れていったのはこのカメかしらん。
フロアを1階に戻しましょう。
最高な5頭のメンバーを紹介するぜ!
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真ん中の3頭が、カメのような甲羅を持ったヨロイ竜だ!
尻尾の先はハンマーみたいに丸くなっていて、攻守のバランスが抜群!
最高のフォルムだね!
ヨロイ竜下目は、どっしりとした四足歩行で草食性の恐竜です。
厚く頑丈な装甲が、胴や尾の背面や側面を覆っていました。この装甲は防御の機能を果たしましたが、尾の先のコブは攻撃に使用したようです。
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右端は堅頭竜のパキケファロサウルス(の一種)!
名前の通り、頭頂部の骨がとんでもなく分厚いぜ!
堅頭竜下目の頭骨は大変特徴があり、頭骨の一部(前頭骨、頭頂骨)が厚くなって盛り上がっています。
頭骨の頂部が分厚くなっているのは、メスの獲得競争や性的成熟の識別のためなどに使われたとも考えられています。
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左端は、背中から板が生えている剣竜のヘスペロサウルスだ!
剣竜下目は、草食性で四足歩行の恐竜で、背中から尾にかけて2列の剣板やトゲがあるのが特徴です。
背中の剣板は、体温を一定にしたり、仲間を見分けるために使用され、尻尾の先のトゲは、相手を威嚇するときに役立ちました。
ステゴサウルスだ!と思って近づいたら違う恐竜でした。本当にすみません。
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非常に好きな種類の恐竜達の骨を前にして、すっかり血沸き肉躍ってしまいました。お付き合いいただきありがとうございます。
このうち3頭が実物の骨で組み上げられていますので、ぜひ皆様の目でご確認いただければと思います。
化石を触れる!?
さて、ここまでご覧いただいて思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
化石、触りたいな~。
あります。
1階、2階を貫いて、実物化石や隕石に触れられる参加体験コーナーが!
その名も「ダイノラボ」!
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ティラノサウルスの大腿骨の実物化石を触れるなんて夢にも思わなかったので、非常に嬉しかったです。
表面はつるつるしており、上等な木のテーブルを触っているようでした!
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ティラノサウルスの全身骨格にも近くで会うことができてホクホクです。
何となくティラノサウルスも笑っているように見えますね。
幾星霜の時を経て幸運にも骨を触ることが出来ましたが、同じ時代に存在していたら私の方が骨になるところでした。時間が流れるもので本当に良かったです。
おわりに
念願だった福井県立恐竜博物館に行けて、感情の喜びメーターがずっと振り切った1日を過ごすことが出来ました。大満足です。
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おやつに、恐竜博物館前のジオターミナル内にある「ザウルスキッチン」でザウルスソフト(左)を食べました。冷たくて美味しい!
右の恐竜発掘プリンはお土産にして家で食べます。
何でも、地層に見立てたプリンからチョコレートでできた恐竜を掘り出せるとのことです!
恐竜をテーマとした博物館では日本で最大規模、世界でも3本の指に数えられる福井県立恐竜博物館。
展示はもちろんのこと、実際に化石を触れたり、お土産でも楽しませてもらえてエンターテインメントの塊のような場所でした!
2023年の夏には、新たに恐竜研究のリアルを体感できるゾーンが加わるとのことで、益々目が離せません!来年も行くしかない!行きます!
さて、もう1つお土産で連れ帰ってきたぬいぐるみをご覧いただいて今回はお別れです。
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つぶらな瞳とふわふわの甲羅がキュートなアンキロサウルスです。
楽しかったな!
(おわり)
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