明日役立つ!《蜃気楼の鏡》のテクニック
いってつです。
コジレックの話をしたいのですが、進展がないので《蜃気楼の鏡》の話をします。
「動画見たけど使うの難しいっす!」とコジレック野郎の後進に泣きつかれたので。
たぶんここに書かれていないテクニックやコンボもたくさんあると思います。コメントに書いてくだされば追記します。
テキストを読む
『破滅の刻』で登場。
対象を取ったパーマネントのコピーになることができる。
土地もコピーできる。
対象がアーティファクトでないのなら、これはアーティファクトではなくなる。
これはインスタントタイミングで起動可能。
コピーになるのはそのターンの終了時まで。終了ステップ中に起動したら次のターンまでそのまま!なんてことにはならない。
バトルとプレインズウォーカー以外、どんなもののコピーでもなれる。対戦相手がコントロールする強力なパーマネントのコピーになるという使い方が想像しやすい。
もちろんそれだけでもいいのだが、ほかにもいろんなテクニックがある。
マナを出す
《厳かなモノリス》などの3マナ以上出るパーマネントをコピーすることでマナを増やすことができる。
動画でも紹介したように《ウルザの作業場》のコピーになるのもよい。
対戦相手の《山賊の頭の間》のコピーになっても面白い。
統率者をサクる
統率者など、伝説のパーマネントのコピーになることで、レジェンド・ルールにより伝説のパーマネントを墓地に置くことができる。
《大いなる歪み、コジレック》など、唱えたときや戦場に出たときに強力な能力を持つ統率者を能動的に統率領域に戻して再利用したり、コントロールが奪われそうになったときに統率領域に逃がすことができる。
レジェンド・ルールによってパーマネントが墓地に置かれることは「破壊」でも「生け贄」でもない。対戦相手に渡された《雇われの剛力、スライサー》のコピーになることで、対戦相手のスライサーを除去することが可能だ。
クリーチャーに速攻を与える
事前に《蜃気楼の鏡》を戦場に出しておく。次のターン、《金属細工師》を唱えて戦場に出し、この《金属細工師》のコピーになることで、すぐに《金属細工師》の強力なタップ能力が使用できる。事実上、速攻をつけているようなもの。
《稲妻のすね当て》など速攻を与える装備品と違い、マナさえあれば除去の上からもう一度起動してかわすことができる。《蜃気楼の鏡》に除去が飛んできた場合でも、適当な土地を対象に能力を起動してかわすことができる。(詳しくは「自身が除去をかわす」の項で解説)
一方で、伝説のクリーチャーをコピーしてしまうとレジェンド・ルールによって本体を生け贄に捧げる羽目になってしまう。
パーマネントを除去から守る
自分のコンボを通す
戦場に《見捨てられた碑》《蜃気楼の鏡》があり、《玄武岩のモノリス》を唱えるという場面を考えてみよう。
《見捨てられた碑》《玄武岩のモノリス》がそろうと無限マナが成立する。対戦相手は戦場の《見捨てられた碑》へ除去を撃つだろう。その除去に対応して《蜃気楼の鏡》で《見捨てられた碑》をコピーすることで、コンボを押し通すことができる。
対戦相手のコンボを止める
また、戦場にあるスタックスをコピーすることで「ちょっと待った!」が可能。
対戦相手が《倦怠の宝珠》を破壊しようとしている。これが破壊される前に《蜃気楼の鏡》でコピーしておけば、このターン中はコピーされた《倦怠の宝珠》が戦場に存在することになり、1ターンの猶予を得ることができる(かもしれない)。
自分のターン中にでコジレックにインスタントの除去を撃ってくるヤツは90%くらい「コジレックに打ち消されなければ勝つ」と顔に書いてあるので、コジレックをコピーすることになる。コジレックを統率領域に戻しながら対戦相手といっしょにぐぬぬって顔しよう。
相手のカードでコンボする
コジレックデッキで言えば、対戦相手の《玄武岩のモノリス》をコピーして無限マナ、《無限のエルシャ》をコピーして未来コマ、《無限なるトラザイン》をコピーして墓地のカードでコンボする、など。
対戦相手もアーティファクトデッキだった場合、無限マナとマナの注ぎ先を同時に調達できることもある。実例を示す。
自分の戦場に《見捨てられた碑》、対戦相手の戦場に《玄武岩のモノリス》と《発明博覧会》があるとする。まず《発明博覧会》を対象に能力を起動。ここで優先権を離さずに《玄武岩のモノリス》を対象に起動する。《玄武岩のモノリス》のコピーになった《蜃気楼の鏡》と《見捨てられた碑》で無限マナを生み出したあと、最初に起動した能力を解決して《発明博覧会》のコピーになる。浮かせた無限マナで《発明博覧会》を起動し、無限マナの注ぎ先を獲得する。
《蜃気楼の鏡》の能力を解決させる前なら何度でも自身の能力を起動することができ、能力が解決される度に次々と別のパーマネントのコピーになることができるという性質を生かしたテクニック。
自身が除去をかわす
当然と言えば当然だが、《蜃気楼の鏡》はコピーしたパーマネントと同じカードタイプになる。例えば《リスティックの研究》のコピーになった場合、これはエンチャントである(アーティファクトではない)。
この特性を生かし、《削剥》のようなアーティファクトを破壊する呪文をかわすことができる。アーティファクトでないパーマネントになれば対象不適正となり、《蜃気楼の鏡》を破壊しようとした呪文や能力は消える。
ただそこにあるだけの《蜃気楼の鏡》に除去が飛んでくることはあまりないが、前述のように《金属細工師》のコピーになろうとしたり、対戦相手のパーマネントのコピーになろうとしたときに、コピーさせまいと《蜃気楼の鏡》に除去を撃たれることがあるだろう。その除去に対応して土地のコピーになることで除去をかわすことができる。
総括:どんなデッキで強いのか
とにかくマナがたくさん出るデッキ。《蜃気楼の鏡》はマナさえあれば何でもできる。戦場のすべてのパーマネントのすべてのテキストを読もう。君はもう勝っているかもしれない。
でもなんやかんや《街並みの地ならし屋》とかをコピーするのが一番強かったりする。
おまけ:今月のコジレック
《あんちゃん》や《オークの弓使い》を意識して《ニンの杖》を追加したり、マリガンがマイルドになるように2マナアーティファクトを足したり《Jeweled Amulet》を戻したり。
《抵抗の宝球》を戻したくなっている。
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