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本当は死にたくない!

いつ死んだっていいと思ってた。
別に命乞いなどしやしない。
そんな風にイキがってた。

振り返ってみれば
死ぬ機会は何度もあった。

若き日に失恋を機に死のうと思ったこともある。
交通事故で実際に死にかけたこともある。
どのタイミングも死ぬにはいい機会だった。

その都度、自分は生を選んできた。
もしくは救われてきた。

恥ずかしい事に?
普段から栄養や清潔に気を配り
健康的な生活に留意していたりする。

はたと気がついた。
「本当は死にたくない!」と思っている自分に。

ただ、絶望していたんだ。
こんな自分じゃダメだなんだと。
どれだけ大きな絶望だっただろう。

本当は
死にたくなんかない。
死にたくなんかない!

もっと知りたいことはたくさんある
もっと伝えたいこともたくさんある

そして人を愛したいし、愛されたい。
ただ、それに相応しくないんじゃないかと思っていたんだ。

人を愛するには勇気がいる。
人に愛されるにも勇気がいる。

リスクを取らなきゃいけないんだ。
勇気というリスクを。

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