私は都合のいい人間、今日も急がば回る。
今日も私は授業に遅刻した。「あと1分早い電車に乗ることができれば、、、」というものだった。今回のような遅刻はよくあることだった。大抵こういう時はエスカレーターを降りる途中に、閉まるホームのドアが見える。そして、エスカレーターを降りると、ホームに1人取り残され、そこに電車が引きずってきた風がアニメの演出のようにヒューと吹く。その時、「あー」と苛立ちも悲しさも湧かなく立ち尽くす私は側から見れば、とてつもない哀愁を放っているのだろう。こんな感じで自分を一瞬で客観視して、次の電車を