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好きって絶望だよね。

古長エロまんが完成しました。
昨日アップして力尽きたので今note書いてます。
バレンタイン間に合ったぞ〜バレンタイン関係ない内容だけど

※リンク先R18です。


これは古長にハマりたての時に考えていた話でした。でもエロまんがなんて描けないし…と諦めていたものなので、こうして完成して本当にうれしいです。5年目にしてやっと…!
付き合ってる古長、側から見ると古→∞→長な感じだけど実際は古→∞→(←∞←)長になりそう。という妄想で描きました。
クソデカ感情長門とそれに気づかない長門大好き古泉です。存分にいちゃいちゃさせたのでめちゃくちゃ楽しかった。

600年の長さを知っていることはすごく切ないことなんじゃないか、というのはずっと考えていたテーマでした。
同じことの繰り返しとはいえ600年がどのくらい長いのかを知ってしまった長門は、ヒトに対して色々思うところがあるんじゃないかなーって。人間の一生の儚さとか、今この瞬間は二度とはないこととか。
そういう感覚の違いは、長門がSOS団を守るという姿勢の一因なんじゃないかとも思っています(一番は『消失』で自分がしてしまったことだろうけど)

そうなると色々切ないので、長門が人間になってSOS団のみんなと同じ時間感覚で生きてくれたら…と考えなくもない。でも今原作の長門が宇宙人である以上、人間じゃないからこその感覚のズレも大事にしたいと思ってます。
『消失』を経た長門にとって、宇宙人であることはコンプレックスでありつつも大切なアイデンティティという認識なので…(だからそれを簡単にとっぱらって人間にして「萌えキャラ消失長門ですよ~!キョ○長ですよ~!」ということを公式でやった某スピンオフにははちゃめちゃな憤りがある)

もうひとつテーマにしたのは、このnoteのタイトルにした「好きって絶望だよね」でした。桜庭一樹の『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』の有名なセリフ。
作中では(たぶん)恋愛的なことではないことについて発せられた言葉なんだけど、「人が人を好きになるって幸せなだけじゃないし悪いこともあるし、でもどうしようもないし」っていうやるせなさが端的に言い表されててすごく印象的だったので組み込んでみました。
長門が古泉をめちゃくちゃ好きで、古泉からも「好き」が返ってきて、それでハッピーめでたしめでたしじゃなくて、手に入れたからこその喪失の怖さがあって、でもその恐怖を和らげるのも深めるのも古泉の存在で…みたいなことを描いたつもりなんだけど…伝わるだろうか。
エッチに積極的な長門が好きでよく描くんですが、その行動にちゃんと動機づけしたかったというのもあります。
行動原理がないとキャラが薄っぺらくなる気がするので…ちゃんと古長が生きてる感じにしたいんや…

タイトルはネームのときは「ずっと一緒にいられない」でした。たなかみさきの画集から。
でも〝宇宙の歴史から見たら人間の一生なんてウインク1回みたいなもの〟みたいなセリフを大島弓子の漫画で読んで、「これだ!」と思ってあれになりました。
調べて知ったんですが「束の間」の〝束〟って長さの単位なんですね。「一束」で指4本分の幅らしい。すごい短い。

正直、エロまんがとしてはテンポ悪いかなーって思ってます。自分で描いといてなんですが。
〝エロ〟を目的として据える場合、勢いと読みやすさが大事だというのはいろんなエロまんがを研究してなんとなく分かったことなんですが、エロである以前に古長であることを優先しました。たくさん会話させたくて…
恥ずかしいセリフでもサラッと言える古泉とそれを淡々と受け止める長門、という掛け合いはたぶん私一生好きだと思います。
話の都合上、挿入がちょっと少なかったなーと思うので次はがっつり繋がってる推しカプを描きたい。またがんばります。


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