キャリアの納得度を測る方法
こんにちは、佐治です。
「キャリア選択には正解(最適解)がなくて、納得解が大事」。
キャリアにまつわる仕事をされている方なら、何度か聞いたことがある表現かもしれません。
今日は、
「キャリアの納得解とは何か?」
「そもそも自分がキャリアに納得できているか、ってどうやって測るの?」
という問いについて考えてみたいと思います。
1. なぜ今の職場で働くのか?
突然ですが、
あなたは今なぜその企業で働いていますか?
少しだけ立ち止まって考えてみてください。
人ぞれぞれ、色んな理由がありそうですよね。
・素敵な人が多いからかな
・勤務地が家から近いから
・給与は比較的いいよね
・なんといっても会社が掲げるビジョンに共感しているからだよ
・事業が社会的に意義があると思うし、伸びているから
・成長できる環境だから
当たり前ですが、答えは人によって千差万別だと思います。
今日のテーマである、キャリアの納得度。
「自分のキャリアに納得している」とは、この「なぜその企業で働くのか?」という問いに心から「~だからです!」と答えられている状態、といったん定義します。
すると、「キャリアへの納得=その企業で働く理由を説明できる状態」と言い換えることができると思います。
2. 働く理由を整理するフレームワーク
では、いくつもある働く理由をどのように整理・自覚していくのがよいのでしょうか。
ここでは、社会心理学の領域における「人の共同体参加誘因4つ」をご紹介したいと思います。
さきほど思い浮かべて頂いた働く理由は、どの因子に紐づけられそうでしょうか?どこかの因子に偏ってたりしますでしょうか?
もしかしたら、それぞれの因子がいまひとつわかりづらいぞ、と思われるかもしれません。
そこで、それぞれの因子がどういうことを指しているのか?をいくつかの具体的な問いに置きかえて以下のように整理してみたいと思います。
いかがでしょうか?
ドキッとする質問はありましたでしょうか?
逆にこの問いはどうでもいいな、という質問もありましたでしょうか?
おそらくその濃淡は、現在のご自身の価値観を反映しているはずです。
(※今回は便宜的に12個の質問を提示させて頂きましたが、それぞれの因子に紐づく問いはもちろんこれらに限りません。)
これらの因子は厳密にはMECEではありません。また、答える年齢によっても随時変化しうるものです。
重要なのは、都度、今の自分にとって、どの質問が大切なのか、ということを自覚することです。
実際僕も、昔はprivilegeなんて・・・、と思っていましたが、結婚して家族ができてからは、かなり大事だなと考え直しました。
価値基準は一人の人間の中でも常に変化し続けます。
3.大切にしたい問いが自分だけのモノサシ
改めて、ご自身は どの因子、どの質問を大事にされていますでしょうか?
優先順位をつけていくと、働くうえで大切にしていきたい価値基準=あなただけのモノサシ が浮き彫りになってくるはずです。
是非それぞれの問いにどうこたえるか、そしてその観点をどれぐらい大事にしているか、を自分にむけて問いかけてみてください。
4. 最後に
自分にとって大切な問いに対して、100% 心から「うん、そうだね」って言える状態がキャリアに納得している、ということだと思います。
今のあなたにとっての大切な問いは何でしょうか?
その問いに対して、心からYesと答えられますでしょうか?
是非、定期的にご自身のキャリアの納得度を診断してみてあげてください。
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