ニュー喫茶探訪手帖 vol.2〜好きなホットケーキ5選〜
ホットケーキが好きだ！！！
寝起き1番に、ああ、ホットケーキが食べたい！
となり寝癖のついたまま近所のスーパーへ材料を買いに走る日もあるし、食べたくて堪らなくなると
なんと夢にまで出てくる(もはや禁断症状である)
中でも喫茶店で食べるホットケーキは格別で、銅板で丁寧に焼かれた密度の高いムチッと系ホットケーキは特に最高。出会ったら必ず頼みます。
(銅板は熱伝導性が高く、早く均一に温まるので焼きムラが出にくいのが特徴。きつね色に染まったビジュアルが美しい上に、焼く姿も職人技！という感じがして好きです)
ということで、今回はエリアを都内に絞り、これまで食してきた数々のホットケーキの中からお気に入りのもの(お店)を5つ紹介します！
その前に！ホットケーキの歴史について少し。
元はと言えば、"ホットケーキ"という呼び方は日本独自のもので、"パンケーキ"から派生したもの、つまり和製英語です！
パンケーキが日本へ伝わったのは明治時代のこと(※諸説あり)。
当時は「薄餅」という名前で広まりましたが、その後、ハットケーキ→ホットケーキと名前が変わっていったそうです。
ホットケーキの流通に関しては、東京日本橋の三越店内に設けた食堂にて、関東大震災後に"ハットケーキ"という名前で初めてメニューに取り入れられた との記録が残っています。
家庭用ホットケーキの素が市場に出たのは昭和6年(1930年)頃。当初は無糖だった為あまり浸透しなかったものの、1950年頃には、日本の食生活の洋風化に合わせて現代のものに近い加糖タイプが登場。製粉・製菓会社などが開発に勢力的となり、一般家庭にも急速に普及していったそうです。
どちらも材料や作り方に大きく違いはないけれど、区別を付けるとしたら
ホットケーキ＝甘いもの(スイーツ)
パンケーキ＝食事系のアレンジもあり(種類豊富)
といった感じですかね。
(個人的にはホットケーキという響きのほうが馴染みがあって好き)
〜お気に入りのホットケーキ紹介〜
①ピノキオ(大山)
もはや芸術品！美しすぎる銅板ホットケーキ
ホットケーキの名店と言ったら外せない、みんな大好きピノキオさん。私が銅板焼きに魅了されるきっかけとなった喫茶店でもあります。
以前は東武東上線沿いに住んでいたこともあり、純喫茶巡りを始めた初期の頃に訪れ、あまりの美しさに衝撃を受けたホットケーキがこちら！
ハァ...なんて愛おしいフォルムなのでしょう...
ムラの無い焼き目にこの分厚さ 、そして曲線美...
全てにおいてパーフェクト...
マスターの神の手にかかり銅板の上で丁寧に焼かれた唯一無二のホットケーキは、ふっかふかで感動級の美味しさ。幸せがギュッと詰まっている！
できれば写真撮影等はお早めに済ませ、温かいうちに出来立てをどうぞ。
朗らかな奥様がバリバリホールを回しているところも見もの。
夫婦二人三脚、いつまでも見ていたい光景、忘れたくない味...！
最近はいつ行っても行列が出来ているので、時間と心に余裕がある日の来店をオススメします。
(ちなみにナポリタンも絶品で大好き。余韻が残る味！)
② トミィ(錦糸町)
銅板で焼く！わんぱくホットケーキ
こちらも長年愛される老舗の喫茶店、銅板焼きスタイルです。
ホットケーキ専門店さながらの豊富なラインナップの中から、その日の気分に合ったものをチョイスできます。つまり、甘い系もしょっぱい系もどっちもいける。最高。
見よ！このビジュアルインパクトを！！！
その他メニューにはチーズバーグやチキンバーグなどわんぱくなものもあり、もはやホットケーキがハンバーガーのバンズ的な立ち位置ですね、新しい。
喫茶店を回っていると、突如このような斬新なメニューに出会うことが度々あって本当に面白いです。だから、やめられない。
(何においても、決して正解が無く自由なところが良いんだよなあ。喫茶店の魅力のひとつ！)
ドリンクと食事セットで注文したら食後にアイスクリームが付いてきて、何だかフルコース気分。味もサービスも大満足。ここに来ると心がホッカホカどころでは無くなるな、好きだなあ〜と思った。
残念ながら先代マスターは昨年お亡くなりになりましたが、その後2代目に引き継がれ、店も味もしっかり守られています。素晴らしい決断。ありがとうございます...！
③ ハトヤ(浅草)
昭和二年創業、愛され続けるホットケーキ
好きな喫茶店を聞かれたら必ず名を上げるお店のひとつ、ハトヤさん。
温かく迎え入れてくれる接客・佇まい・キュートなロゴやショーケース...
何を頼んでも美味しいし、盛り付けも美しい。
喫茶店への憧れが詰まっていて、本当に大好きな場所です。
そこでいただけるホットケーキがこちら！
まさに、お手本のようなホットケーキ！！！
軽やかな口当たりで、夢中で食べすすめてあっという間に無くなってしまう幻のような一品です。
もうすぐ創業100年を迎えるハトヤさん。
変わらぬ味を大切に、ずっとずっと守り続けるご家族の姿勢に脱帽。
こちらも変わらぬ愛で通い続けていきたいです！
④ コリント朝日店(築地)
幸せもりもり！ハッピーパンケーキ
定期的に食べたい発作が起きる、コリントさんのパンケーキ！
コリントさんは、甘い系から食事系までラインナップが豊富(ゆえにメニュー名はホットケーキではなく"パンケーキ")
この日はスイーツの気分だったので、甘い系の中からフルーツパンケーキをチョイスしました。
見てください！この夢のようなワンプレートを！
フルーツもたっぷりで、もはやどれが主役なのか分からないほど豪華です。
綺麗に焼かれたホットケーキは密度が高くモチモチ！一口食べたら虜、忘れられません...２つ折りなのもまた良い...
(これを書いている今も口いっぱいに頬張りたくて堪らなくなってきたよ)
付け合わせでいただけるシロップはなんと３種！
(メープル・はちみつ・抹茶)
生クリームとも合わせ、一度に色々なフレーバーが味わえる、見て楽しい・食べて美味しいエンターテイメント性の高いパンケーキです。
(恐らく)銅板焼きなのも推しポイント！
いつ行っても活気があって嬉しくなる、愛すべきお店。築地に来たら、是非！
※写真の生クリームは抹茶ですが、普段は白生クリームなのでレア日を引いたかもしれません。抹茶生クリームも美味しすぎたな...
⑤ 花きゃべつ(自由が丘)
圧倒的メニュー数を誇る！パンケーキ界のテーマパーク
最後に紹介するのは、創業44年の老舗パンケーキ専門店 花きゃべつさん！
スイーツから食事系までラインナップが豊富(すぎる)で、その数はなんと約50種類！！！
めくってもめくってもパンケーキ、なメニュー表...夢のようです...(勝手にパンケーキ界のテーマパークって呼んでますすみません)
愛おしすぎるこのフォルムを1枚ずつ剥がして食べるのがこの上なく幸せ......しっとりもちもちなんだ...
(これをお布団にして間に挟まって眠りたいと何度思ったことか)
(願っていたらついに夢に出た)
欲張って色々食べたくなるので、胃袋にゆとりを持って来店すること！！！
仲間と一緒にシェア もオススメです！
(甘いのもしょっぱいのも両方食べたい欲張りたい)
以上、喫茶店のホットケーキ(パンケーキ)オススメ5選でした！(書きながらすっかりホットケーキの口になってしまった)
皆さんも運命的なホットケーキとの出会いがあったら是非教えてください！
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？