服と性差への思い込み

身体の性に関わらず、メンズ・ウィメンズの服を自由に着れる方がいいと思っていたはずなのだが、

  • 「男性」がスカートを履く

  • 「女性」がメンズ服を着る

みたいに、性差がまずあってそのあとに服が来るように考えている自分がいた。

だから、「男性」から自分が連想した特徴が、スカートを履くこととマッチしないみたいな考えに至っていた。

さっきも書いた通り、「自分が着たい服を着れるのが一番いい」と思っていたけど、本当は自分が一番それに否定的だったみたいだ。

自分の過去の文章を見ると、「自由」と書いておきながら、それをやる人間を後ろから刺すような文章を書いていた。「スカートを履く」ことに対して、異様なまでに自分が男性であることを意識していた。これを過去の自分は「気づき」だと称してSNSに投稿している。つまり、それが自分の考えの底なんだと思う。

自分のことをそう見てるということは、他人にも同じ眼差しを向けてることと同義だろう。「お前は男なんだから」「お前は女なんだから」と、性別を意識しているのは自分だった。

ここ最近、スカートを買った・買いたい旨の投稿をSNSで頻繁におこなっている。そこに付随する文章が、すべてそれだった。

「スカートを見てかわいいと思った、自分が履きたい」ですべて終わりなのを、性別に紐づけて書いてる文章ばかり書いていた。

「他人からどう見られるか」に神経質なように見える。しかしそれ以上に「他人からはこう見られてるかもしれない、けどそれは(スカートを履いてる)ぼくが男だからあなたがそう見てるだけじゃないか」と他人を攻撃するような形の文章になっていた。自分を守るために「ぼくは男である」ことに執拗に言及していた。

ここまで誰も何も言っていない。ぼくが勝手に攻撃されたと妄想して、勝手にレッテルを貼り、他者へ攻撃的な発言をしているだけだ。