読書記録2022 『真田太平記』 池波正太郎
年初から四半世紀ぶりにゆっくりと再読を進めてきた真田太平記も、ついに全12巻を読み終えてしまった。
言うまでもなく読書にとって速度は必ずしも重要な要素ではない。
とはいえ「先が読みたい」という欲求を鷲掴みにされてしまうような小説では、ページをめくっていることすら忘れてしまうほど、読む速度は上がって行く。
池波正太郎さんの作品、とりわけ真田太平記にはそういう「魔力」があって、疲れることもなくひたすら物語の先へ先へと向かってしまう。
こんなシロモノを、よくも2ヶ月もの時