「二落ち」ってご存知ですか?

いわゆる舞台用語での「二日落ち」と同義の言葉で、嵐の松本潤くんがよく使う言葉です。

二日落ち:初日が緊張の中無事終わり、ホッとした二日目に思わぬ失敗をしたり、緊張感のない芝居をしてしまう事。

 6月初日、毎朝全社で行っているDSU(※メンバーがそれぞれ何をしているのか確認共有する朝会)の終わりに、「二落ち」の話をしました。

 松本潤くんはご存知の通り、嵐のライブの演出の核を担っています。(2019年のデビュー20周年のライブツアーのエンドロールクレジットには「produced by Jun Matsumoto」とあります。円盤化された際のパッケージの裏面が楽しみです)そんな彼が好きだと言う小説『コインロッカー・ベイビーズ』 (村上龍)には次のような一説があります。

コンサートツアーは苛酷だ。音楽家は演奏旅行で鍛えられる。旅を続けるとどの町も同じに見えてくる。同じ歌をうたい同じ動作をする繰り返しに耐えねばならない。疲労が溜まると観衆の熱狂や興奮さえ新鮮でなくなる。極度の消耗の中でポップスターは自分に問わねばならない。お前はこの商売が本当に好きなのか?と。
「あなたはコンサートで聴衆を支配するのよ、わかる?何百何千という人達を揺り動かして抱きしめたり突き落としたりしなきゃいけないのよ、恐ろしく強い磁石みたいに惹きつけて離さない力よ、それは魔術みたいなものよ、バックバンドさえ支配できない男に、聴衆を支配することなんか到底無理でしょう」

 おそらく、国民的アイドルと言われる嵐でさえ、年間50公演のライブをするにあたり、「二落ち」にならないよう、毎公演、丁寧に緊張感を持ってステージに立っています。

仕事をする上でも、個人でも「二落ち」が非常に怖いと言うのが私が思うことです。

話を戻すと、4月、5月と他の弊社メンバーのnoteでも言及されているように、目標を達成し、スピード感が増してきました。

6月は梅雨などの季節性からも「気持ちが落ちやすい」時期です。(低気圧との戦いが激戦)4、5月は絶賛コロナ禍の中、緊張感を持って着実に積み上げていましたが、ちょっとした気の緩みで落ちてしまうことを危惧しての話でした。

私からこの話をするまでもなく、強いチームであることは間違いないです。ただ、新卒の私が意志を持って全社目標を達成したいと発言すること自体デメリットがなかったように思います。(正直、二落ちと言いたかっただけなところはある)6月に限らず、7月も8月も今後もずっとずっと目標達成し続けるチームでいられるよう、頑張ります。

個人的には、4月に入社してから、「目標」に関してのコミット意識が非常に変わった、という自覚があります。インターン生の時は時間や量によるタスクや業務をこなすことで正直精一杯なところがありました。CSを担当していますが、まだまだ手探りなところも多く、様々な点で副業の方々にお力を借りています。

ただ、自分がやりたいこと、成長したいと思える環境にいられることは何にも変えがたいでことで、熱中しています。目の前のことに追われ、「目標」を見失わない2020年下半期にしたいです。


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