見出し画像

子宮内膜ポリープを切除したはなし②

子宮内膜ポリープを切除した話、前回の続きです。
病気の体験談を含みますが、あくまでも私個人の体験です。

手術前日

手術前日の14:00に入院して、個室に入ることができました。
大きな総合病院だったので期待していなかったのですが、お部屋が新しくてきれいで、ホテルみたいでした。(写真撮影NGにつき写真は控えます)娘を出産したときの別の総合病院が古いだけじゃなくてきれいじゃなくて…シャワー室がヌメヌメしていて…なので今回は家でシャワーを浴びてから行きました(杞憂でしたが)。白状すると、当時シャワー室が汚すぎて&夜間授乳で眠気が限界を迎えて、看護師さんに「シャワーに行ってきます」って嘘ついて赤ちゃんを預けて1時間爆睡した日があります。スンマセンデシタ

こちらが入院スケジュール。退院までの見通しが分かるのはありがたい。

それにしても、ポリープを取るだけでこんなに大事に…。

ここには書かれていないのですが、入院してすぐに点滴のルートを確保されました。(あとは点滴のパックを繋ぐだけの状態)「違和感だけで痛くはないですよ」と言われたので従いましたが、普通に動かすと痛くて気になったので、「予定通り明日の朝にしてください」って主張しても良かったなと後悔。

一気に病人感が出る

持ち物として、緩めのショーツまたはサニタリーショーツと、生理用ナプキンを数枚持ってくるように言われたので、看護師さんにお渡ししました。

14:00に入院、16:00に明日の準備が終わったら自由時間。祝日で売店が閉まっていたので、特にやることがなく。あと、点滴のルートによる若干の痛みのせいか、シオシオシオ…と元気がなくなってしまい、本当は仕事の本を読んだりオンライン講座を受けたりと意識高く過ごす予定ですが、結局ずっとスマホゲームをしていました。

最後の晩餐はトンテキ。おいしかった

21:00から絶飲食。20:30に最後のじゃがりこを食べ、20:59に最後の炭酸水を飲みました。食べちゃダメ飲んじゃダメと言われるとムズムズするけどもちろん我慢。個室とはいえあちらこちらから音が聞こえたり、時々看護師さんが来てくださるので、眠りづらく。普段はしないのですが、スマホゲームで時間が無限に溶けてくれてありがたかったです。個室だと有線LANが使えるので、パソコンを持っていこうか迷っていたけど、点滴は痛いし、術後もそれどころじゃなかったし、防犯面でも、パソコンを持っていかなくて良かったです。

手術当日!

当日は13時から手術。

9:00~ 点滴in。滅多にない体験(であってほしい)なので、点滴と一緒にエレベーターで売店に行ってみます。片手が使えない、管がずっと繋がっていて引っかかると痛い、角度が悪いと血が逆流する、お財布が出しづらい…など、不自由を味わうことはきっと仕事にも役に立つでしょう。術後6時間後から飲食OKだけど、夕食時間を過ぎると病院からは出せないから自分で調達してね、とのことだったので、おにぎりとパンとお菓子を買っておきました。

おいしいよね。子どもの入院付添のときもこればっかり食べてた

12:00~ 看護師さんと持ち物を再確認したり、弾性ストッキングや手術着に着替えます。着替え後、付き添いの旦那と合流。

13:00 手術室へ歩いて入室
手術室に入ると、先生が「おっ、いらっしゃい~」と迎えてくれます。
よいしょ、と狭い手術台に自分でのぼると、あれよあれよという間に全身麻酔が入る…のですが、意外とズキズキと痛くて、「痛いんですけど大丈夫ですか?」と聞くと麻酔科の先生から「大丈夫ですよ~」と。10秒くらい「痛い、痛いです…」と言いながら顔をしかめたのが最後の記憶で、うっすら「あ、これが人生最後の記憶かも…」と思ったところで落ちました。なんかもっと、一瞬チクッとするだけで落ちたり、医龍みたいに7秒数えたらスッと麻酔がかかると思ってました。麻酔めっちゃ痛かった。

14:00 手術終了
トラブルなく手術終了。で、「目覚めたら病室でした」かと思っていたらそうではなく、所々記憶が残っている。パンツを履き替えるために「腰を上げてください」って言われたら上げられるし、病室に戻ってきたことも、着いた瞬間「うああぁぁめっちゃ痛いです💢」って言って即点滴に鎮痛剤を入れてもらったことも、旦那がとっとと帰って行ったことも(笑)、覚えてる。それ以外に変なこと言ってないといいなぁ。
術後の痛みについてはそこまで事前説明がなかったのですが、とにかく子宮の収縮痛が痛くて、分娩直後の後陣痛のようでした。30分で終わる手術だからと舐めてたけど、これ日帰りで帰されたらとてもじゃないけど運転できないわ。

~17:00 昏々と眠る。時々看護師さんが出血の様子を見にきたり、産婦人科や麻酔科の先生が顔を出しにきたり。

お水を飲めるのは夕方から

17:00~ 歩行と水分解禁。看護師さんの付き添いの元に立ち上がって、トイレまで行ってみる。ぐるぐるするけど大丈夫。…が、気持ち悪さが酷くて水分どころではない。点滴に吐き気止めも入れてもらう。腹部の痛みは、後陣痛レベルから酷い生理痛レベルまで落ち着いたけど、もう何もできず寝てるだけ…。そもそも水を冷蔵庫から出したり、テーブルを近くに持ってきたり というのがしんどかったので、さすがに夕方までは旦那にいてもらえばよかったなと思いつつ旦那はほんと気が回らないから指示をするの面倒くせぇなとか思う。

全身麻酔でお腹の動きが全部止まるので、麻酔が抜けたあとも腸の動きが戻らず、吐き気が出たりするみたい。

20:00~ 寝たり起きたりを繰り返したあと、ようやく水分を少し取ってみる。朝はあれほど飲みたいと思っていたけどおいしくない…。一応軽食はOKになったけど、おにぎり半分とパン1個で気持ち悪くなったのでその日はそれでおしまい。点滴自体は終わったけど、退院までルートはそのままとのこと。寝る。いやー全身麻酔舐めてた。

退院日

6:30 まだ腹部の痛みあり。吐き気はほぼなし。

朝ご飯。しみじみおいしい

8:30 先生の診察。パジャマのまま1階の外来の診察室まで行く。内診で消毒をしてもらったときが痛くて、「アイタタタタタタ」と言ってしまう。けど、痛いときは我慢せず声を挙げることは大事だと思っている。出血は止まっているので、退院許可が出る。尚、ポリープは3個もあったもよう。

9:30 退院許可が下りたので、ここでようやく点滴のルートと弾性ストッキングから解放。看護師さんから退院後の説明を受ける。

  • 3日間はシャワーのみ

  • 激しい運動NG

  • 1ヶ月は出血があると思うけど、発熱を伴う出血や、生理のときのような出血があったらすぐに産婦人科に直接連絡を

くらいで、他に制限はなし。お会計は後日請求書が自宅に郵送されてくるとのことなので、身支度が終わったら退院!

退院後は…

退院後、数日はわずかに出血があったり、生理痛のような痛みが続きました。あと、2泊3日で短時間の手術とはいえ、体力を奪われたような感じがして、退院後2日間は倦怠感が続きました。在宅で仕事はしていたり、なんとなく家族から「もう大丈夫でしょ」という雰囲気があったのでいつも通り家事をしていましたが、ぐったり疲れてしまって、もう少しちゃんと休めば良かったなと後悔。

診察④ 病理検査説明

…で、2週間後。
「たぶん良性じゃないかな」と言われつつも2週間ずっと気になっていた子宮体癌の検査結果は問題ありませんでした!検査結果のあとに内診もしてもらいましたが、子宮内膜の様子もOK。

  • このあとも出血が続くようなら、ホルモンバランスの関係だから、かかりつけのクリニックに診てもらってね(あのクソ評判が悪いクリニックです)

  • 年に一度は子宮頸がん検診を受けてね

とのことでした。会社の健康診断の方針が変わって、子宮頸がん健診が2年に1度になってしまったのですが、子宮内膜の定期チェックも兼ねて、これからはかかりつけクリニックでも受けようと思いました。ちなみに、これを書いているちょうど今、やっぱり不正出血があるので、かかりつけ医に相談しようと思います。(が、やっぱり生理前なので、来月になります…)

ポリープ切除、どうだった?

1. 気になる症状があったら早く受診して!

前回の記事にも書いたのですが、子宮内膜の様子を見るには生理直後がベストだそうです。(生理前だと、生理の出血として剥がれ落ちる前の内膜が分厚くて、子宮の様子が超音波でよく見えない)タイミングによっては、勇気を持って受診しても出直したり、大きな病院に繋いでもらっても、また1サイクル待ったりする必要があります。
また、癌は特にそうだと思うのですが、受診を決めてから検査や切除や診断が出るまで、時間がかかります。今回も、初診から良性と確定するまで3ヶ月かかりました。その間、何か楽しいことをしていてもどうしても「ガンだったらどうしよう」と不安がチラつくこともちらほら。受診したその日に「大丈夫ですよ」って言ってもらえることの方が少ないと思うので、ぜひ心配なことがあったら早めに予約してみてください。

2. 手術と入院を舐めない!!

30分で終わる手術だしな~。全身麻酔って、注射してもらったらコテンと寝て、覚めたら元通り動けるんでしょ?と思っていたのですが、とんでもなかったです。前日からの絶飲食も、ずっと点滴が入っているのも、手術台の上でも、術後も、退院後もなんだかんだで痛かったりしんどかったりで、どんなに短時間でも手術と入院は体に負担がかかるりますね。
職場や家族に心配されたくなくて「30分で終わる手術なのに2泊3日なんですw」って入院の前に言っちゃったけど、あんまりそういうこと言っちゃいけなかったような気がする。もう大袈裟に「手術したの!!しばらく安静だって!!!」と主張してOKだと思いました。次何かあったら、絶対そうします…

誰も何も言ってくれなかったので、週末にスシローに誘いました

以上、ポリープ切除体験でした。本当に、健康第一。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?