見出し画像

ザゼンソウ

「ザゼンソウ」ネットニュースを見てたら
3月頃に栃木に咲いているとあった。

変わった形の植物だなぁと思って実物をみたくなり
調べてみると、大田原市にザゼンソウ群生地
という所がある。クルマを走らせて行ってみた。

仏像の光背に似た形の花弁の重なりが僧侶が座禅を組む姿に見えることが、名称の由来とされる。また、花を達磨大師の座禅する姿に見立てて、ダルマソウ(達磨草)とも呼ぶ。

冷帯、および温帯山岳地の湿地に生育し、開花時期は1月下旬から3月中旬。開花する際に肉穂花序(にくすいかじょ)で発熱が起こり約25℃まで上昇する。そのため周囲の氷雪を溶かし、いち早く顔を出すことで、この時期には数の少ない昆虫を独占し、受粉の確率を上げている。開花後に大型の葉を成長させる。
ウィキペディアより


発熱して開花する時に、生臭い腐臭のような悪臭を
発してハエなどの虫に受粉してもらうので、英名はスカンクキャベツ🦨🗯と言うそうだ。

たしかに、朝晩はまだマイナスの気温の中
自分で発熱して花を咲かせるというのは
すごい生命力だ。


到着して群生地と書かれた場所を見ると
乾燥した落ち葉の中に
赤いかたまりのような物がぽつりぽつりと
出ていたが、ザゼンソウと書かれてなければ
気づかなかっただろう。

枯れ草の中にぽつりと

握りこぶし大の大きさで
写真で見たような
真っ赤な色ではなかった。

多少鮮やかに加工するとか、
光が当たる時間に行くとかいろいろ工夫も
しているだろうけど、実物を見ると
こんな感じかと。


真ん中の黄色いツブツブが花のようだ
開いてる!
こっちはまだ花が開く前のよう
臭いとかはぜんぜんしなかったので
出てくる時だけかな?


私が行ったのは曇り空で
日も陰ってきた午後3時過ぎ
他に1組見にきている程度だった。

密にならずゆっくり見れたのはいいけど
群生地と言う割には、見つけたのは10個ほど。

後から来たおじさまは、
「県南の方はもっと出ている場所があった」
と言っていた。

ブツブツ言いながらも
何箇所もまわって見に行ってるなんて
本当は植物が好きなのかもしれない。


けれど、地域でちゃんと保護して増やそうという
取り組みはいい事だと思う。
何もしなければどんどん減っていくだけ
だったかもしれない。

やはり、ザゼンソウは珍しい花なので
咲いてる時期に見られたのはラッキーだった。

来年は数がもっと増えているといいな。


上から見たらこんな感じ
こ、これは!
この形は…グリフィーースッ!
って叫びたくなるのは私だけ?😅

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?