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〜時間が積み重ねるこの場所の魅力を繋ぐ〜 養沢大岳鍾乳洞・キャンプ場を営む 田中嘉伸・友美ご夫婦

田中嘉伸・友美ご夫婦は、渓流の音が響く歴史と思い出ある受付場でお話ししてくれた。

東京都天然記念物の鍾乳洞は昭和三六年十月に田中雄嘉造が発見し、翌年開業。手掘りで中に人が入れるようにし、夫婦でずっと鍾乳洞を守り続け、妻のユキが夫亡き後も百歳まで受付に立ち続けたエピソードを多くの方がネット上で話題にしていることも温かな気持ちを憶える。

孫にあたる、嘉伸さんが幼い40年前の休日は大変な賑わいだったとか。娯楽の少ない時代も相まって都内の観光地として重宝された。近年平日の来場者は少なくなったが、夏に涼を求めてやってくる方を家族でもてなしてきた。

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鍾乳洞1

▲ 取材当日は雨上がりのため水音が気持ち良い鍾乳洞内。

嘉伸さんが本格的なキャンプ場運営を始めたのは十年前。キャンプついでに鍾乳洞見学をしていく家族連れも多く、YouTubeやSNSで発信してくれる人が増え、この場所の魅力が浸透してきたことを実感しているそうだ。

コロナ禍でも、夏は大変な賑わいがある。朝と夕方、パソコン仕事をし、終われば遊べる環境も魅力的だ。

「鍾乳洞にも季節の変化があっておもしろいですよ。環境教育や体験の場として多くの子供や大人に利用してもらえたら嬉しいです。」と優しく語ってくれた。

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▲ 笑顔で迎えてくれた田中ご夫婦と思い出が詰まった受付場。

大岳鍾乳洞・大岳キャンプ場
[住  所]〒190-0171 東京都あきる野市養沢1587
[電  話]042-596-4201
[受付時間]9:00 ~ 16:00
[鍾乳洞見学料金]大人600円・小中学生400円・幼児200円
[キャンプ場料金]入場料 1人500円・テント設営費 1張り1,500円・タープ設営費 1張り1,000円・駐車場代 1台1,000円

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