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わたしの五日市めぐり「映画『五日市物語』のこと」

 あきる野市の十里木に石舟橋という吊り橋があります。この橋を舞台のひとつとした映画があります。『五日市物語』です。

 私はこの映画を2011年11月、銀座の映画館で見て、感動で胸がいっぱいになり動けなくなりました。心のふるさとである五日市を詩情豊かに描いた作品でした。映画は2度見て、2回目のときは、主演の遠藤久美子さんが急きょ舞台挨拶をされました。

 この『五日市物語』との出会いが、私の人生の一つの転機となりました。これ以降、前にも増して、五日市を訪れることになりました。そして、この映画を私の職場である東海大学の学生達に紹介したいと思い、東海大学観光学部の田中伸彦先生に相談し、監督である小林仁さんに2012年から毎年1回90分(2018年から100分)の授業をしていただいています。その授業は、毎年少しずつその時期の話題を加えながら、学生達に五日市のこと、映画作りのこと、夢の実現について、語られました。それも本年で終了します。

 けれども、「映画は終わらないお祭り」といわれています。『五日市物語』を見た方々の心にいつまでも、映写機は回り続けると思います。

村井 正己:1965年東京・町田生まれの町田育ち。16歳で五日市と出会い、街の魅力に触れ、第2のふるさと・心のふるさとと自認する。映画・美術・本をこよなく愛する。好きな映画は『五日市物語』。五日市ほしぞらシネマの企画チームのメンバーとして活動。

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