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わたしの五日市めぐり「ある作家の記録から」

わたしの五日市めぐり_アートボード 1

私は、いろいろな作家の小説やエッセイを読む中で、知っている地名や身近な地名が出ると驚きと想像力が膨らみます。まして、それが五日市に関係するなら、なおさらです。

まずは、浅田次郎さんです。自伝的小説集の一つ、『神坐す山の物語』に養沢の記述があります。その作品は、「兵隊宿」といいます。この自伝的小説集では、多くは御嶽山を舞台に書かれているのですが、「兵隊宿」では、御嶽山・日の出山・養沢の地名が書かれています。

さて、もう1人は、池波正太郎さんです。エッセイ集『食卓のつぶやき』の「奥多摩の一日(A)」の中で、若き日に登山のため、武蔵五日市駅を使い奥多摩の諸山を登ったとの記述があります。池波さんの目に五日市の町は、どう映ったのでしょうか。残念ながら、その記述はありません。ただ若き日の池波さんに何らかの影響を与えたのではと思います。

寄稿:村井 正己
1965年東京・町田生まれの町田育ち。16歳で五日市と出会い、街の魅力に触れ、第2のふるさと・心のふるさとと自認する。映画・美術・本をこよなく愛する。好きな映画『五日市物語』。五日市ほしぞらシネマの企画チームのメンバーとして活動。

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