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【No.1】JAL_クラスJ 狙えばFクラスorビジネスクラスに乗れる??



(1)クラスJとは?


 
JAL国内線の座席クラスは、最上位のファーストクラス、エコノミークラス(普通席)のほか、その間のクラスとして設定されている「クラスJ」の3つのクラスがある。普通席の値段から1,000円~3,000円(路線により異なる)アップグレードすることで、座席幅の広い快適なシートでゆったりとくつろげることができ、多くの搭乗客に重宝されている。この座席で移動できるだけでも贅沢ではあるが、事前に狙って予約すれば、同じクラスJの値段で”超極上なクラスJ”に座れることができる。その方法について紹介する。

(2)座席が”ファーストクラス”のクラスJ


 ファーストクラスの設定がない路線では、クラスJ、エコノミークラスの2クラス設定となり、2クラス用の機材が投入されるのが一般的であるが、一部ファーストクラス席が搭載されている3クラス用機材が投入される場合があり、この場合ファーストクラス席はクラスJ扱いとなる。つまりクラスJの価格でファーストクラス席に座れるのだ。
 3クラス機材で2クラス運用となる路線の一つが、羽田~徳島線だ。当該路線は、主に中型機のB767-300ER機(一部小型機の737-800機)が投入されており、加えてファーストクラスの設定がないため、基本的には2クラス用のB767-300ER機が投入される。ただ、一部の便では3クラス用のB767-300ER機が投入されることがあり、この場合、前方5席のファーストクラス席は「クラスJ」となる。搭乗する便が3クラス用と2クラス用の機材かどうかは、JALホームページで航空券を購入する際に、座席表のタブ(写真1参照)をクリックすることで確認可能である。写真2は通常の2クラス用機材の座席表、写真3は3クラス用機材の座席表であるが、写真3の前方5席がファーストクラス席であり、この場合「1D」を選択すれば、クラスJの価格でファーストクラス席を選択したことになるのだ。


写真1:予約ページの「座席表」をクリック
写真2:B767-300ER機 2クラス用機材の座席表
写真3:B767-300ER機 3クラス用機材の座席表

 羽田~徳島線のようにファーストクラスの設定がなく、3クラス用機材が運用される路線は、羽田~旭川、小松、出雲、長崎、熊本、石垣などの地方幹線であり、JALホームページをよく確認すれば全国各所からご搭乗可能である。ただし競争率が高い座席であるため、予定が決まってる場合は早めの予約がおススメである。
なお、B767-300ER機の3クラス機材、2クラス機材は下記の通りである。

3クラス機材(全9機)
JA601J
JA602J
JA603J
JA612J
JA613J
JA614J
JA615J
JA622J
JA623J

2クラス機材(全7機)
JA610J
JA611J
JA655J
JA656J
JA657J
JA658J
JA659J

(3)座席が”国際線ビジネスクラス”のクラスJ

 JAL国内線では、国際線機材が投入されるケースが多く、普段ビジネスクラスとして使用される座席はクラスJ扱いとなる。国際線ビジネスクラスは個人用モニターが全席搭載されているほか、座席が完全フルフラットとなるなど、クラスJの価格で極上な体験を堪能できる。
 搭乗便が国際線機材かどうかは、先程のJALホームページの予約サイトの画面(写真4参照)から確認でき、「国際線仕様機材」と記載がある便が対象となる。

写真4:国際線仕様機材


 さらに、普段ニューヨークやロンドンなど長距離国際路線へ就航するB777-300ER機が、羽田~福岡、新千歳、那覇、伊丹などの主要幹線へ投入されるケースがあり、この場合もビジネスクラスはクラスJとなる。(国際線ファーストクラス⇒国内線ファーストクラス、プレミアムエコノミークラス、エコノミークラス⇒普通席)このビジネスクラスも完全フルフラットで、足元まで十分に広いフルフラットベッドとなっている。これに当たればかなりの役満である。

写真5:B777-300ER機(JA731J) ビジネスクラスフルフラット

(4)おわりに

 クラスJの価格で、ファーストクラス席、国際線ビジネスクラス席を堪能できる方法について紹介した。国際線機材は、羽田空港を発着する路線でほぼ毎日投入されていることもあり、狙えば確保できる可能性が十分にある。ご搭乗の際にはJALホームページをぜひ確認していただきたい。


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