見出し画像

冊子ができました!| いつだれkitchen物語 #09

福島県いわき市で、もらった食材を活用して、お代はいくらでもOKの投げ銭制でお送りしているいつだれkitchen(以下、いつだれ)note 第9話。
今回は、これまでのいつだれの歴史(?)、特にここ一年のコロナ禍でのことをまとめた冊子ができましたーという話です。
部数に限りがあるし、遠方の方にもお知らせしたいということで、このnoteで全ページ紹介したいと思いますw

1ー2ページ:いらっしゃいませ

いつだれ冊子入稿版1

ジャジャーン!
冊子を開いてすぐの1ー2ページ目は、我らがいつだれを代表するお姉様方3人にご登場いただきまして、皆さまをおもてなししております。
なかなかない、せっかくの登場なので、ここで改めて紹介しますと、
一番右が代表の中崎です。NPO法人布紗の代表として、障がいの事業所といつだれkitchenを運営しています。いつだれの全ての始まりにして要。
真ん中が吉田です。元包括支援センターの管理者。そのキャリアで、お越しになられる皆さまとの(自然な)コミュニケーション担当です。
左が管理栄養士の加藤です。皆さんから頂いた食材を美味しく調理するだけでなく、見た目、栄養バランスまで考え抜いて、毎食、ご提供しております。

3ー4ページ:コロナ前のいつだれ

いつだれ冊子入稿版2

2019年4月のオープンから2年。
いつだれで出会った多くの出会いをドドんとまとめてみました。
コロナ前のパンパンな密な感じが、今となっては恋しいです。
文字通り、老若男女、障がいの有無、国籍問わず、ごちゃまぜな皆さんがたまたま相席になり、食を囲み、会話が生まれ、、、
本当にステキだったなあ。
また絶対、このごちゃまぜ、取り戻しましょうね。

5ー6ページ:2020年3月ー休業

いつだれ冊子入稿版3

2020年3月から3ヶ月にわたり、いつだれも休業しました。
なんだかカッコつけるわけじゃないですけど、休業中、ずっと話していたのは
「あの人、どうしてるかな?」
「あのおばあちゃん、食べれてるかな?」
「大根の葉っぱが好きだった、あのおじさん、元気してるかな?」
と、お越しになられていた皆さんのことでした。
カウンターに大皿料理をどんどん並べて、みんな、好きなだけ各自でよそっていく、いつだれ的バイキング方式はできないかもしれないけど、コロナに対応した新しい生活様式、新しい”いつだれ”スタイルで再開しようと、試行錯誤しながらも、感染拡大のおさまった、6月に再開することとなりました。

7ー8ページ:テイクアウトとデリバリー

いつだれ冊子入稿版4

再開後の、2021年の新たな試みとして、「テイクアウト」と「デリバリー」があります。
テイクアウトは、毎週火曜の午後から夕方に、事前にご予約頂いた方に取りに来てもらうもの。
すいません、いつだれ、電話がないもので、SNSでのご連絡・ご予約のみという形にはなりますが、毎回20〜30食ほどのご予約を頂きまして、
「木曜昼の営業には、仕事の関係でどうしても行けなくて。でも、ずっと行ってみたいと思ってたので、火曜のテイクアウトに来ました」とか
「働いてるので、仕事のあと、買い物して夕ご飯の支度をするのが大変なので、夕方のテイクアウト、助かります」など、多くの嬉しいお声も頂戴しておりますので、テイクアウトは、引き続き行っていきたいと思います。
ちなみに、テイクアウトも「投げ銭」なのが、いつだれのヤンチャなところですねw

もう一つの「デリバリー」。
これは、SNSでもアナウンスしていなかったので、いつだれファンの皆さんもご存知ないかもしれませんが、2020年度、いわき市の「まち・未来創造支援事業(新型コロナウイルス対策)補助金」の力をお借りしまして、期間限定にはなりますが、「無料」でお弁当をデリバリーしていました。
デリバリーには、多くの配達ボランティアのお力をお借りしましたこと、ここで改めてお礼申し上げます。
休業中に気になった、あの人のこと、この人のこと。
コロナによる自粛生活の中で、いつだれに食べてきていた頃より、ずっと大変な状況になってるんじゃないだろうかと思い、事前に連絡をし、押しつけにはならないように気を付けながら、お弁当のデリバリーを始めました。
包括支援センターやケアマネさんから、
「届けたいお宅がある」
「あそこの家にも届けて欲しい」といった声も寄せられるようになり、
一番多い時で、一日に「12件・15食」のお弁当を届けるまでになりました。
そして、このデリバリーを通して、私たちは、いつだれで会うばかりじゃない多くの方と出会うことができ、「食の力」を必要としている方々がまだまだ沢山いることを身を持って、知ることができました。

9ー10ページ:中身だけじゃない!

いつだれ冊子入稿版5

テイクアウト、デリバリー共に、お弁当自体も美味しくめちゃくちゃ気合を入れて作ってるんですが、お持ち帰りになる、お届けする際のラッピングもどんどんステキに進化していったような気がします。
初めの頃は、いつだれのスタンプ付き「新聞バック」
また、お弁当には、いつだれ特製の紙帯が巻かれています。
それが、次第に、着物の生地などから作られた「えびす袋」に変わっていき、しまいには、「さるぼぼ」まで付いていました。
えびす袋もさるぼぼも、一つ一つ手作りで、生地や形が違う種類の中から選べるスタイルにしていたので、お弁当を取りに来られた方々も、楽しみながらも悩んだ末に、選ばれていくのが、お弁当の中身だけでなく、「食」でつながれてる感じがして、私たちも楽しかったです。

11ー12ページ:昼も夜もオレンジカフェ?

いつだれ冊子入稿版6

これまた、あまりアナウンスしていないことですが、実はいつだれ、毎週水曜に「オレンジカフェ」を、市から委託を受け、行っています。
認知症当事者の方も、そのご家族の方も、取り巻く関係者や医療介護スタッフの方も、なんなら誰でも、参加OKなオレンジカフェ。
ただし、これまた水曜のお昼という開催日時なので、お越しになりたくてもなれない方がいるんじゃないかと思い、試行的に月に2回ほど、「夜のオレンジカフェ」を開催しています。昼とはまた違った雰囲気&客層。
認知症のこと、医療介護福祉のこと、難しくせずに、いつだれらしく「拡めていく」お手伝いができればと思っています。

13ー14ページ:「おわりに」は必読で!

いつだれ冊子入稿版7

ここまで長々とお読み頂き、ありがとうございますw
さあ、最終ページです。最後の14ページは、代表の中崎が筆をとりました「おわりに」。
いつだれのエッセンスの全てが詰まっていますので、どうぞ、このページだけでもお目を通していただけると幸いです。
あっ、ついでに、寄付のお願いの所まで読んでもらっても、大歓迎ですw

タイトル「愛しかない」

いつだれ冊子入稿版00

紅白やプロ野球の「副音声」のような解説で、全ページを紹介しました。
最後にこの冊子のタイトル「愛しかない」
変じゃないですかw?!
いつだれを取り巻く皆さんへ私たちからお送りする感謝の言葉としての「愛しかない」。
もう一つ、もらった食材で、投げ銭制で2年も運営しているいつだれ。
お金も、称賛も、未来も何もねえ。「あるのは愛しかない」という自虐的な内輪の口ぐせの意味も含まれているのは、最後まで読んで下さったあなたにだけ内緒に教えますねw。
まだまだ続くコロナ禍で、お互い、先の見通しはつきませんが、これからも少しでも皆さんと、「食の力」と「食のひととき」を楽しんでいきたいと思っています。これからも、引き続き、どうぞよろしくお願いしまーす。

部数に限りはありますが、現物の冊子もお渡しできますので、いつだれにお越しの際にお声掛けください。
冊子全体のPDFデータは、コチラ↓

もしよろしければ、この記事への♡いいね、よろしくお願いします。
↓↓↓また、各種SNSのフォローもよろしくお願いいたします!↓↓↓

Facebook     @itsudare
twitter       @itsudarekitchen
instagram @itsudare_kitchen

サポートという「投げ銭」よろしくお願いします!あなたのサポートが、誰かとあたたかい食事をしたい誰かに届きます、届けます!