【K-POP】フェミニズムの原点
Janeです✌︎
今日は私が"フェミニズム"という考え方に出会うきっかけとなったアーティストと過程についてお話していきたいと思います。
まず原点の原点となったアーティスト
それは…
2NE1!!
「私K-POP管轄外なんだよなぁ。」と思っているあなたに教えましょう。
これはトゥエニーワンと読みます。
私も最初はツネワンと読むのかと思ってました。(笑)
2009年に同事務所のBIGBANGとコラボした「Lollipop」という楽曲に初登場。その後「Fire」でデビュー。⽇本でも⼈気のあった2NE1ですが、2016年に解散を発表し、現在はメンバーそれぞれの道を歩んでいます。
グループ名は、「New Evolution」のNEと21を合わせ、「21世紀の新しい進化」を意味しています。
そんな2NE1のメンバーを簡単に紹介。
CL(シーエル)
ポジション:ヴォーカル、ラップ
BOM
ポジション:メインヴォーカル
DARA
ポジション:ヴォーカル
MINZY
ポジション:ヴォーカル、ラップ
見るからに"強め女子"という言葉がぴったりなビジュアル!まさに女が憧れる女性!
このアーティストによってフェミニズムという言葉に出会えたと言っても過言ではない。
彼女達の曲を一度でも聴いたことのある人ならわかると思うが、彼女達は媚びていない。
他のK-POPアイドルとの違いは?
2NE1がデビューするまでのK-POP界といえば、顔も綺麗でスタイルも良くて歌えて踊れるお人形さんのような女性がほとんどだった。
しかし2NE1のデビューステージの衣装はジーパンにスニーカーでメンバーの1人はバカ殿様のようなちょんまげのヘアスタイルで登場したのだ。リーダーのCLはモヒカンヘアにゴールドのチェーンネックレスといった2010年頃のK-POP界では目新しいビジュアルで登場した。
外見ではなく実力を見てほしいと言わんばかりのビジュアルに私は一気に釘付けとなった。
”女性らしい”という言葉を良い意味で裏切ったインパクトのあるビジュアル。それに負けてしまうような実力では7年間もの間トップを走り続けられなかっただろう。私が載せたたった5枚の写真からも伝わるように彼女たちは7年間ブレることなく”強い女性”を体現してきた。
2NE1との出会い
彼女たちに出会う前の私はディズニープリンセスが大好きだった。頭の中がお花畑の中学生(笑)そんなファンタジーに溢れた女の子にとって2NE1の存在は衝撃的だった。もちろん見た目だけではなく彼女たちが歌う歌詞にも衝撃を受けた。
高校生になった私は思春期という時期に突入し、思っていることを口に出せずに”気が強い女”と思われることを避けていた。その結果”大人しい女”が出来上がった。大人しい女の私は密かに”女性らしさ”や”男性らしさ”という言葉に違和感を感じ、”自分らしさ”を探すために校則のない服装が自由な単位制の高校に進学した。
そこでありがちな高校生の人間関係や恋愛を経験し、そのたびに2NE1の歌に励まされた。というよりも言いたいことを代弁してもらってきた。
女性が本当に言いたい事を代弁し続けた彼女たちの印象的な歌詞をいくつか紹介していこうと思う。
”
キミの言葉は嘘ばかりなの
騙されてキリがない
いつかキミの弱み握ってみせるから
やられたらやり返すから
HATE YOU
”
"
もっと後悔してたと思うとせいせいするよ boy
離れたくないけどつき合う気はない
大事にしなかったのに今さらなに?
騙されてあげたんだよバカ
今日から男を泣かせる bad girl
涙さえもなく 笑い流そう
愛のゲームの loser
悔い改めて過ちを 目の前から消えてよ
I DON'T CARE
"
"
惜しいと思うなら
未練があるなら
冷たくしないはずだよね
愛し合っていたのに
ウソの毎日に
バカみたいに気づかないまま
HAPPY
"
言いたいけど言えないし認めたくない事実を代弁してくれる、2NE1!
彼女達がフェミニズムかはわからないし、この当時はわたし自身フェミニズムの足元にも及んでいなかった。しかし、間違いなく彼女達によって私の中での女性像に変化が起きていた。"女性らしい"という言葉に違和感を持ち続け、彼女達に出会い自らの考えと同じ"フェミニズム"という考え方に出会えた。
フェミニズムとの出会い
そこからはフェミニズムについてネットで調べた。
フェミニズムとは 男女同権と性差別のない社会をめざし,女性の社会的・政治的・経済的地位の向上と性差別の払拭(ふつしよく)を主張する論。一九世紀から二〇世紀初頭の欧米諸国を中心とする女性参政権運動の盛り上がりを第一波,1960年代以後のウーマン-リブに代表される動きを第二波と区別することが多い。 weibo辞書
私の考えがおかしくないと言われたようで嬉しかった。
そんな私は高校と専門学校を無事卒業し21歳からアパレルの営業として全国をまわっていたが、営業相手は4~50代の男性。もはやパパ世代の皆さん。
第一声は
「こんな若い女性が営業担当なんですね。」
「若い女性だったから最初は不安でしたよ。」
主語は大体"若い女性"。それを笑って流すしかない自分も嫌いだった。
それからは実力で戦った。古い考えの方が多かったおかげで私たちへのハードルの高さは足首程度。”若い女性”のブランドは見る見るうちに売り上げを伸ばして、パパたちは若い女性相手に気を遣えるようになっていた。同性には普通にしていることを何故女性に向けて出来ないのか、シンプルな疑問が残った。優しくしてほしいわけではない、対等に見て欲しい。偏見が無ければもっと分かり合える部分があったはず。
最近でもニュースで不思議なニュースを目にする。
例えば
・接客業の女性は冷たい印象を与えるため眼鏡を禁止
・女性はヒールを履くべき
・生理中の場合は生理のマークがついたバッチを付けて接客をする
最後の一つに関しては女性の為を思ってのことかもしれないが、逆効果(笑)誰かの為に行動を起こそうとしているのであれば、その相手を良く知るところから始めないと。。
とはいえこういうニュースがテレビで取り上げられたり、それについてネット上で議論が飛び交うようになったのはすごい進歩だと思う。100%分かり合うことは難しいけれどわかろうとして動いてくれていることが嬉しい。それが生理用のバッチであっても...(笑)
私の考えはまだまだフェミニズムには程遠いかもしれないが、「フェミニズムには定義はない」という言葉を見つけ記事にしようと思った。
結果、私はディズニープリンセスに憧れ王子様を待っていた女の子から2NE1と共に成長し自ら悪者を倒せるほどの強さを手に入れたのでした。
めでたしめでたし~
ではまた明日!