見出し画像

みんなで作るプレミアリーグ通信簿 〜ウェストハム編〜

はじめに

はじめまして、WHUFCJPNFZと申します。ツイッター(@WHUFCJPNFans)でウェストハム・ユナイテッドの最新情報をまぁまぁな速さで発信してます。今回、小津さんからお声がけ頂きこの素敵な企画に参加させてもらえることになりました。2019-20シーズンのウェストハム・ユナイテッドの『通信簿』ということで、今シーズンのハマーズの監督や選手たちの働きぶりを、私的な見解から評価していきます。アナライズがそこまで得意な方ではないのでおかしな評価もあるかもしれませんが、ご了承ください。評価の段階は以下の通り。

S…シーズン通して最高に良かった!
A+, A, A-…超スゴかった!
B+, B, B-…スゴかった!
C+, C, C-…もっと上手くできるはず!
D+, D, D-…期待ハズレ…

更にこのS~Dの評価段階に加え、良くも悪くも印象に残った選手にはMVP, Great, Good, Bad, Worstの評価。また、一部選手にはパフォーマンスの評価とは別に、ピッチ外での振る舞いなども紹介します。
この企画に参加していないウェストハムファンから評価が届いている選手には『ファンからの反応』欄を設け、コメントを紹介します。
それでは始めましょう!

※Ownersの写真はクラブホームページ https://www.whufc.com/news/articles/2017/september/01-september/sullivan-delivers-transfer-window-verdict から、監督、選手写真はプレミアリーグホームページから引用。監督、選手名はクリックするとプレミアリーグホームページのプロフィールページに飛べるようになっています)

Owners

デイビッド・サリバン &

デイビッド・ゴールド

評価: D- | BAD |

エンブレム変更、本拠地移転で評価を大きく下げたGold & Sullivanへのファンの不満が今シーズンも爆発。彼らと副会長のBradyの退陣を求める#GSBOut運動が活発化し、クラブ売却の可能性についての報道も。
今夏のウィンドウで用意する補強予算はなんとゼロ。リーグ中断によるクラブ財政への影響が大きいとはいえ、それは他クラブも同じ。ここまで極端にカネがないのもウェストハムくらいで、オーナー2人のマネジメントの甘さが表れた形だ。一貫した強化方針もなく、クラブ規模の拡大を目指しているが最後に一桁順位を達成したのはもう3シーズン前のこと。(はよクラブ売って出て行け。)

Manager

マヌエル・ペジェグリーニ

評価: D | BAD |

序盤戦こそ好調を維持し一時5位まで浮上するも、Fabianskiが負傷離脱してから急失速。不甲斐ないパフォーマンスが続き昨年末に解任の憂き目に。攻撃陣の約束事の少なさや守備のもろさがチームの絶不調を招いた要因と言えるだろう。
しかし人気選手の獲得や若手の育成で大きく貢献し、クラブに残したものは多い。ありがとう、ボス。

デイビッド・モイーズ

評価: B | GOOD |

就任後最初の記者会見で”That’s what I do, I win.”と自信満々に発言したが就任から10試合は2勝2分け6敗と『有言不実行』。しかし1月はコーチングスタッフがたった2人(内1人はGKコーチ)しかおらず、スカウト網も機能停止の中スカウティングを彼自身が行なっていたため、序盤の不調は仕方ないといえば仕方ないだろう。
その後彼がスカウトしてきた新戦力のSoucekとBowenが信じられない速さでフィットし、中断明けにはAntonioとRiceが覚醒。長身選手をズラリと並べたセットプレー戦術もハマり、残留がかかった終盤戦7試合を3勝3分け1敗で乗り切った。
最終的な戦績は19試合5勝5分け9敗。残留を果たしただけでなく、若手を中心としたチーム作りでクラブの再建を目指すことを公言しておりファンからの評価は悪くない。来シーズンこそは安定した戦いが見たい。

今シーズンVARや判定に苦しめられてきたMoyes。トッテナム戦で直前にハンドがあったにも拘らずゴールが認められたことに記者会見で激怒した。

GK

ルカシュ・ファビアンスキ

評価: B+ | GOOD |

2018/19シーズンのクラブ内シーズン最優秀選手は今シーズン、二度の負傷離脱に悩まされた。彼を欠いた期間は目に見えてチームのパフォーマンスが低下し、失点が増えるとともにチームも下位に低迷。出場した試合は彼らしい抜群のセービング能力とハイクレームの技術を披露し守備陣を支えた。
気になるのは怪我して以降シュートをこぼすシーンが増えたこと。頼りになる守護神だが、後釜について考え始める必要があるかもしれない。

ロベルト

評価: D- | WORST |

信じられないミスと信じられないファインセーブの割合が3:1。さらにパンチダメ、ハイクレームダメ、キックダメといいとこなしで『プレミアリーグ史上最低のGK』との声も。パフォーマンス面以外は英語が流暢だったり性格が良さそうだったりと個人的には割と印象が良かった。パフォーマンス面以外は。
1月にローンで加入したアラベスで好調だったらしく、なんとアトレティコ・マドリーが第2GKとしての獲得を検討しているという噂も。
追記: レアル・バジャドリーに完全移籍した。移籍金ゼロ、来年夏まで給与の2/3ハマーズ持ち。(は?)

デイビッド・マーティン

評価: B- | GOOD |

トレーニンググラウンドのみでのプレーの契約で昨夏加入したGKはクラブのレジェンドのAlvinを父に持つことから『親の七光り』と揶揄されたが、14節のアウェイでのチェルシー戦で33歳にしてプレミアリーグ初出場を果たす。するとベテランらしい落ち着いたプレーで90分間ゴールを守りきり、1-0の勝利に貢献した。試合後アウェイスタンドの父と熱いハグを交わしたシーンは今シーズンのベストモーメントの一つ。
Fabianskiの復帰とRandolphの加入後はベンチ入りすることもなくなったが、常にスカッドに帯同しチームをサポート。チームメイト、スタッフ、ファンの全てから愛されている。

ダレン・ランドルフ

評価: C-

怪我でメディカルチェックの通過に時間がかかったが、2016/17シーズンぶりのハマーズ復帰を果たした。復帰後2試合に先発し5失点したものの、内4点は圧倒的攻撃力を誇るレスター相手だった。
Fabianskiの復帰以降先発の機会がなく、来シーズンも出番は限られるはず。しかし有事に備え準備を怠らず、若手の手本としてのロールもこなすアイルランド代表のベテランはハマーズにとって頼れるセカンドキーパーだ。

DF

ウィンストン・リード

評価: なし

長い間怪我に悩まされているReidyは今シーズンU23sで1試合に出場。1月にはMLSのスポーティング・カンザスシティにローン移籍したものの出場機会はない。今夏もしくは1月の退団が確実で、ウェストハムの一員としてプレーすることはもうないだろう。ファン間ではハマーズに貢献し続けたニュージーランド人に記念試合を用意すべきだという声が上がっている。

アーロン・クレスウェル

評価: C+

速さのなさや守備時のポジショニングの悪さから相手ウィンガーとフルバックに決定的なチャンスを与えるシーンが多く見られた。しかしアウェイでのチェルシー戦でチームを勝利に導く逆足ゴール、ホームのマン・ユナイテッド戦では名手De Geaを破る見事なフリーキックを決めるなどの活躍。総合的に見れば低評価だが、今シーズンは勝ち点に直結する重要な働きが多かったためその分は加点しC+。

マン・ユナイテッド戦のフリーキック

ファビアン・バルブエナ

評価: C-

Generalの愛称で知られるパラグアイ代表CBは昨シーズンのような安定したパフォーマンスを披露できず。シーズン序盤-中盤までは良くも悪くもないパフォーマンスで定位置を掴んだり離したりの繰り返しだったが、1月のMoyes就任以降完全にサブ要員に。

パブロ・サバレタ

評価: C-

Fredericksの負傷離脱時に何度か出場機会を得たが、相手ウィンガーについていけるほどのスピードは既になく、パフォーマンスは低調なものだった。しかしチームのリーダーの1人としてトレーニンググラウンドで存在感を発揮し、若手の成長にも貢献。シーズン終了前の6月30日に契約満了でクラブを離れることが発表された。
3シーズンの在籍期間で偉大なプレミアリーグ・レジェンドがウェストハムに残した物は多い。本当にありがとう。

アンジェロ・オグボンナ

評価: S | GREAT |

シーズン中盤から終盤にかけて脆弱なディフェンスラインを支える奮闘。そのパフォーマンスはまさに『鉄壁』で、共に守備を支えたRiceが彼をクラブ内シーズン最優秀選手賞に推薦したほど。
強靭なフィジカルを活かした対人守備で相手アタッカーを封じ込め、空中戦でも高さを活かし無類の強さを発揮。強豪との対戦に強いのも変わらず、惜敗したアウェイでのリヴァプール戦では相手の強力アタッカーたちに自由を与えなかった。彼が出場しなかったリーグ戦7試合で得た勝ち点がたったの1という事実も、今シーズンのスカッドにおける彼の重要さを表していると言えるだろう。

イッサ・ディオプ

評価: C

今シーズンも瀬戸際で相手の決定機を阻止する鋭いスライディングが見られたが、ポカミスが多く絶対的な信頼を掴むには至らなかった。財政面の問題で売却の可能性が噂されたが、Moyesは特大のポテンシャルを信じ慰留を決意。在籍3シーズン目となる来シーズンを飛躍の年にできるか。

エヴァートン戦のヘッダー。
セレブレーションにも注目。

ライアン・フレデリクス

評価: C

圧倒的な加速力と最高速を誇り攻守両面で貢献するRBだが、パスのアイデアの少なさとクロスの質の低さを露呈し評価を下げた。怪我の多さも難点で、今夏の退団もあり得る。
ゲームが得意らしく、FIFAに関しては所謂ガチ勢。ファンの間では、Riceととても親しい仲であることでも知られている。

アルトゥール・マスアク

評価: D | BAD |

今シーズンは攻撃でも守備でも低調なパフォーマンス。本職のLBで起用されれば弱点の守備面での弱さを相手に突かれ、高い突破力を活かすために前線で起用されればアイデアのなさが露呈。5節のアストン・ヴィラ戦では警告2回で退場処分を受け、17-18シーズンに指揮を取った際高評価を与えていたMoyesからも信頼を失うなど本当にいいところがなかった。Cresswellを替えようにも替えられなかった原因。

ファンからの反応: 「いい加減にしろ」 (本当にその通り…)

ジェレミー・エンガキア

評価: C

デビュー戦がホームでのリヴァプール戦、プロ2試合目がアウェイでのリヴァプール戦だったアカデミー出身の19歳のRBは名手Sadio Maneを抑えサプライズを提供。しかしクラブと代理人の彼に対する評価に大きな差があったことでバトルが勃発し新契約の交渉が難航。結局シーズン終了までの短期契約も結ばず6月30日にクラブを去った。
Ngakia含む3選手の契約満了による退団を伝えるニュースリリースには「我々は条件を大幅に改善してきたが、彼(Ngakia)と代理人は提示された全てのオファーを断り、シーズン終了までの短期契約にも応じなかった」との一文があり、両者間には修復しようのない亀裂が入っていたことが窺える。

ベン・ジョンソン

評価: C

怪我による長期離脱から復帰したアカデミー卒業生は残留をかけた大一番の36節、アウェイでのワトフォード戦で今シーズン初の先発の座を掴む。その試合で落ち着いた守備対応を披露し抜擢に応えると、残りの2試合でも先発フル出場を果たす。37節、アウェイでのマン・ユナイテッド戦ではRashfordを封じる大活躍で、来シーズンに向けポジティブな要素をチームに与えた。

MF

マヌエル・ランシーニ

評価: D | BAD |

2018年の大怪我以来輝きを取り戻せていない。プレシーズン好調でシーズン開幕から5試合連続先発を掴むも精彩を欠き以降ベンチスタートが増えた。2019年末に就任したMoyesからも信頼を獲得できずBowenの加入の影響で途中出場の機会すらも減らした。ハマーズの10番はこの夏退団が噂されている。

ロバート・スノドグラス

評価: B+ | GOOD |

元スコットランド代表アタッカーのベテランは攻守両面でいぶし銀の活躍を披露。独特のフォームから放たれる左足の高精度キックで5ゴール5アシストを記録すると、守備ではチェイシングと素早い帰陣でチームに貢献。リーグ再開後の試合を怪我で全休したことが残念でならない。

ファンの反応: 「まさに“戦う男“。大好き。何故か今シーズンはよくゴールに絡むねぇー」 (Andersonより1少ない出場数でゴール数もアシスト数も勝っているという笑)

カルロス・サンチェス

評価: D- | BAD |

低調なパフォーマンスは昨シーズンから全く変わらず。守備固めで投入されてもむしろ守備が不安になるほどにプレーが不安定で、PellegriniにもMoyesにもほとんど信頼を置かれず6月30日に契約満了で退団した。
SNSでは退団後も元チームメイトの投稿にいいねとコメントをするなど、いい人物ではある。

マーク・ノーブル

評価: C+

いい試合はすごいし悪い試合はほんとダメ、とパフォーマンスに波。シーズン後半はSoucekの加入もあり出場機会を減らすと考えられていたがAMでのプレーで存在感を発揮し最後まで主力の1人であり続け、ウェストハム通算500試合出場も達成した。
シーズン通して先発を続けたもののやはり衰えは否めず、来シーズン限りで現役を退くという噂も。

ファンからの反応: 「序盤から闘志を燃やしすぎてカード出ないか心配」 (今シーズンは警告5回で退場はなし。今年よりカードの数が少なかったのは5シーズンも前のことらしく、もしかしたら抑えられるようになっているのかも笑)

パブロ・フォルナルス

評価: A+ | GREAT |

昨夏スペインからやってきたチャンスメーカーはシーズン序盤こそパッとしないパフォーマンスだったが、プレミアリーグの水に慣れてからは持ち前のクリエイティビティを発揮しチームの中心選手に。
特筆すべきは勝利にかける熱い闘志で、攻撃面だけでなく守備面でも献身的なプレーを披露。ファンの心をガッチリと掴んだ最初のシーズンとなった。

ファンの反応: 「愛してる。一時期ベンチに座らせとった奴はほんまセンスないわぁ」 (最終的に学んでくれたのでよしってことで!)

リヴァプール戦のゴール

ジャック・ウィルシャー

評価: D

チームトップクラスのキープ力と組み立てのセンスを持つプレイヤーだが、そもそも怪我でほとんどスカッドにいなかった。リーグ中断明けは怪我なく全ての試合でベンチ入りを果たしたものの、出場時間は2試合で35分間に止まった。EFLカップでは2試合に出場し1ゴールを記録。
ピッチ外では洗濯機の中から突如現れRiceを脅かす、ロックダウン中に奥さんとフットボールを楽しみハードなスライディングを仕掛けるなど話題を提供。

トマーシュ・ソーチェク

評価: A+ | GREAT |

1月にチェコの名門スラヴィア・プラハから買取オプション付きローンでやってきた身長192cmの大男は加入後すぐにクレバーなディフェンスと攻撃参加で攻守両面に貢献。信頼を獲得すると中断明けからははRiceと補完性抜群のデュオを構築した。セットピースでは圧倒的な空中戦の強さを発揮し3ゴール。プレミアリーグ残留に成功したハマーズは彼との完全移籍契約を結んだ。
3月には2019年チェコ最優秀選手賞を受賞。来シーズンの更なる活躍が期待される。

ファンの反応: 「すげぇ選手になるよ、この人は。間違いない」 (これからどんどん注目度上がりそう!)

今シーズンのゴール

デクラン・ライス

評価: S | MVP |

昨シーズン台頭したアカデミー出身のスターは今シーズン、ワンシーズン・ワンダーでないことを証明するどころか、プレミアリーグ最高のDMの1人へと進化。チームへの貢献度はとても大きく、MVPに選出した。
豊富なスタミナでピッチを走り回り、抜群のディフェンスセンスを活かしたタックルとパスカットでリーグ4位のタックル数、3位タイのインターセプト数を記録。組み立ての面でも成長を見せ、攻撃の起点となるパスが多く見られた。
21歳のイングランド代表ミッドフィルダーはMoyesは彼中心チーム作りと次期キャプテンを任せたい意向を彼に伝え、クラブはどうしても断れない額のオファーが届かない限り移籍を容認しない構えだ。

今シーズンの活躍がわかるツイート

FW

アンドリー・ヤルモレンコ

評価: C

4節、ホームでのノリッジ戦のゴールで勢いを掴みコンスタントに出場機会を得たが、シーズン中盤に外転筋断裂で昨シーズンに続きまたも長期離脱。残りのシーズンを全休すると見られていたが中断がいい方向に転び復帰を果たした。

リーグ再開後からは後半のジョーカーとして活躍。ホームのチェルシー戦では劇的勝ち越し弾、最終節アストン・ヴィラ戦では同点ゴールを決めチームに勝ち点をもたらした。

チェルシー戦の劇的ゴール。彼の得意なゾーン。

フェリペ・アンデルソン

評価:D | BAD |

加入1年目の昨シーズンはチームの中心として活躍したが、今シーズンは自慢の迫力あるドリブルが鳴りを潜め苦戦。味方との連携でパスが若干ズレる嫌いも改善されず調子を落とすと、シーズン折り返し以降は怪我にも苦しんだ。補強のためには選手の放出が必要な今夏、クラブは彼を売却候補にしており退団が濃厚だ。

ジャロッド・ボーウェン

評価: A | GREAT |

ハル・シティのスターは1月にハマーズに加入。ウィンドウ最終日に獲得に乗り出し、長引いた交渉が決着を迎えたのは期限を過ぎてからのことだった。
加入後から2試合はベンチスタートだったが、初先発を果たした28節のサウサンプトン戦で巧みな動き出しからゴール。その後全ての試合に先発出場し、得点こそなかったもののスピードを活かした切れ味あるドリブルと献身的な守備参加でチームを引っ張った。

サウサンプトン戦のゴール

セバスティアン・アレー

評価: B-

昨夏、クラブレコードの移籍金でフランクフルトから獲得したスターは得点センスだけでなくパスと空中戦にも秀でたポストプレイヤーだが、連携の構築が進まなかったのかパスがズレるシーンが散見された。ゴール数も7と伸びず、1年目は不完全燃焼のシーズンに。
しかし決めたゴールには難易度の高いアクロバティックなボレーが多く、28節のサウサンプトンでは2トップの相方Antonioに華麗なラボーナパスを供給するなどファンを沸かせることも多かった。更に空中戦勝利回数はリーグ1位の218回を記録。財政的な理由で退団も噂される中、Moyesは彼を構想に残している模様。プレミアリーグ2年目となる来シーズンはクラブレコードとしての意地を見せてもらいたい。

ボーンマス戦のボレー

アルビアン・アイェティ

評価: D

夏のウィンドウ最終日に加入したスイス代表はシーズン通してほとんど出場機会が与えられず。評価はDとしたがプレータイムが本当に限られていたため「評価: なし」に近い。
交代枠が5枚に増えたシーズン再開後もほとんど出場せず、今夏の退団も1月にはほぼ濃厚になっていた。23歳というこれからの選手のシーズンが1年潰れた形で、ある意味今シーズン最大の『被害者』と言えるだろう。
追記: セルティックへの完全移籍が決定

ミカイル・アントニオ

評価: A | GREAT |

ハマーズの『ビースト』は中期離脱と細かい怪我があり思い通りのシーズンを送れていなかったが、中断明けに大暴れ。CFとして前線でボールを収めに収め、武器の圧倒的スピードとフィジカルで相手守備陣を撹乱。0-4で大勝した35節のノリッジ戦ではチームの全てのゴールを1人で記録するなど得点力も発揮し、中断前はたった2だったゴール数はシーズンが終わった頃には10にまで増えた。彼の覚醒が残留達成の要因の一つであることは間違いないだろう。
昨年12月25日はクリスマスを雪だるまの仮装でお祝い。しかし不幸にも自動車事故に巻き込まれ、仮装をしたまま隣人宅の庭にランボルギーニで突っ込み愛車を大破させてしまった。幸い怪我はなく翌日のクリスタル・パレス戦で先発フル出場を果たした。

ノリッジ戦での4ゴール

おわりに

一通り書き終えてから振り返って少し甘くつけすぎたかなと心配していますが、いかがでしたでしょうか?
順調なスタートを切ったかと思えば絶不調に陥ったり、Pellegrini が解任されると後任にまたもやMoyesが任命されたり、調子が出てきた矢先にリーグが中断になったりと……今シーズンは激動の1年でした。上位進出が期待されながらも残留争いに巻き込まれ、結局残留に成功したという点では「いつも」のウェストハムだったとも言えますが笑。夏の補強予算がない状態からのスタートと既に2020/21シーズンは波乱万丈の1年になる予感がしますが、Moyesは新シーズンに向けて明確なプランを持っているように見えますし、何だかんだ上手くいきそうな気がします。目標はズバリ、『来シーズンこそ上位進出』 何度も繰り返してきたフレーズですが、我々の野心が終わりを迎えることはありません!9月から始まるリーグで「いつも」とは一味違うハマーズを見られることに期待です。

それではこの辺で。Come On You Irons!!

----------

いかがだったでしょうか??

1人でも多くの方に楽しんで頂けていれば、
非常に嬉しいです!

感想やご意見等ありましたら、
是非お気軽にコメント欄やTwitterでのシェア、
お待ちしております!

次回はウルブズ編!!

お楽しみに🦁

ライター紹介

WHUFCJPNFZ (@WHUFCJPNFans )
情報アカウントをやってはいるがまだまだ新参者。
今までTwitterをやっている中で
最も誇りに思っていることは
ExWHUemployeeさんにフォローされていること。

僕の昼食がちょっとだけ華やかになります