★ 不倫の現実を生きる上で大切なこと

★ 不倫の現実を生きる上で大切なこと


不倫問題を中心としながらも
しばらくの間(時々?)
今回の病気のことで感じたことなど綴っていこうかと思っています。

(講座受講生から、リハビリを兼ねて、今の想いを書いた方がいいとアドバイスをもらったからでもあります)


ご存知かと思いますが
東京の出張先で
突然、倒れ
即入院からの手術したのですが
実は、何万人にひとりいるかいないかの難病でした。


その話を主治医の先生から聞いたとき

『なぜ、何万人にひとりいるかいないかの病が自分なのか』
『何万人にひとりなら私以外でもいいはず!』
『なんでそのひとりが自分なのか。』

誰にぶつけても
答えなど出ないことは分かっていても

私の中では

なぜ・・・。
なぜ?
なぜ!

答えが出ない問いを繰り返していました。

そして

◯◯がいけなかったからか。
◯◯したからこうなったのか。
◯◯をしていたら倒れなかったはず!

次から次へと後悔が押し寄せてきました。


もしかしたら
なぜ私が不倫問題を抱えなければいけないのか。
私が何をしたというのか。考えても答えの出ない問いと、
あの時◯◯をしていたら夫は不倫しなかったのではと、自身の言動への後悔。

不倫で悩むあなたも一緒ではないでしょうか。


そして、難病というのなら
難病になった原因があるはず!
人間はすぐに『結果』と『原因」をつなげたがるのです。(それは私も同じです)

なぜかというと
原因が分かれば自分が安心するから。
逆に言えば、それだけ不安だということです。

不安を感じたくないから原因を見つけたくなる。
考えても答えがでない『なぜ』と
あの時◯◯をしていたらの後悔で不安を埋めようとしていたのです。 


それと同時に、例えば、洗濯機が壊れたとして、業者の方に見てもらったら、ある部品が壊れているからだと言われた。部品を交換してもらったら洗濯機がなおった。

機械は、原因と結果がつながりやすいが
人間は、原因と結果がそう簡単に繫がることが少ない。

しかし、人間を機械と同じように原因と結果をつながてさも分かったかにように振る舞うのです。


例えば、夫が不倫したというのなら
不倫の原因を探る。

ある人は、男性は抑圧が強い為に女に走ったという。
ある人は、あなたが日頃から夫を無下にしていたから夫は不倫したという。

聞く人聞く人で、原因が変わる。

一体、何が真実なのか分からない。


カウンセラーの仕事をしていると
原因がいかに分かりにくいものかを体験します。

プロなら原因を見つけて
その原因を排除または変化させて
結果を良い方向に変えなければいけないと感じる人もいるでしょうが

人間を機械のように壊れた部品を取り替えて動くようにできるものではないのです。

それは修理のプロ。

心は簡単なものではない事をよく知っているのが
心を扱うプロのカウンセラーです。

人間を機械のように扱うから
世の中に
◯◯すればラブラブになる!
修復するために必要な3つのこと!
修復方法は私が知っています的なタイトルが蔓延るのです。

それに良い方向に変えるとは言うが
よくよく考えたら何が良い方向なのかさえ分からないのが心です。


話が逸れそうなので戻しますが
私の病が単純に
過去の◯◯が原因だから病になったなど断言できないぐらい
目に見えない複雑な何かが絡み合って
人間では理解などできない領域に私の病があることは自分でも分かっています。

科学の力でさえ
原因が分からないことなのに
自分で考えても答えなど出るはずがありません。

それは
なぜ、あなたが不倫問題を抱えなければいけないのかと同じぐらい
夫はなぜ不倫をしたのか
あなたにも、不倫した本人にも
はっきりとした原因がわからないものです。


なら、答えなど出ない『なぜ』を考えても
いくら過去を後悔しても
変わらない今があるのなら
これからをどう生きるのかを考えるべき!

どこかで借りてきた言葉を投げかけられても
所詮、借りてきた言葉には
何も響かず
むしろそんなことは私が一番分かっている。

今はどう生きるかを考える上でも
答えの出ない『なぜ』と
過去を振り返っても一見意味のない事と映るが
今を生きるためにも、今の私にとって、必要な時間になっているのです。


『なぜ』の答えが大切ではなく
原因が分かることが大切でもなく
過去を振り返りあれがあったからかと答えを導く事が大切ではないといえます。(大切なこともあるが)

あーでもない
こーでもないと言っている時間が
現実がみれるまでの時間になり、今の私には、とても大切な時間になるのです。

そして、ただただ聞いてくれていた
東京の看護師さんの存在が
あの時の私にとってとても大切な存在だったのです。


【追伸】
今日の記事は、自分のことを書いていますが、不倫で悩む方と同じ心の動きがあります。つまり、不倫の今を生きるためには、なぜの問いや過去への後悔を繰り返す時間が、今を見れるまでに必要な時間になるというわけです。その時間がとても大切なのです。


いとうゆうじでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?