★ 解決するためには離婚か別居かの二つの選択肢しか残っていないと思っていたが

★ 解決するためには離婚か別居かの二つの選択肢しか残っていないと思っていたが

夫の不倫が発覚して
やり場のない・行き場のない怒りを夫にぶつけた。
怒りをぶつければ、夫は不倫をやめてくれると思っていた。

しかし、いくら言っても、気持ちを伝えても、夫は不倫をやめない。

何度も何度も夫と話し合いをしたが
夫は不倫をやめるどころか
『俺には相手女性が必要だ！』さえ言ってくる始末・・・。

夫が切れないのならと
直接、相手女性と会うことができたので示談書にサインをもらった。

これで不倫が終わると思った。が、不倫は終わらなかった。

何をしても何を言っても切れないのからどうすればいいのか。

不倫が続くのなら
解決策は離婚か別居の二択しかない。

カウンセリングの中では
離婚なのか別居か。
どうすれば不倫をやめてくれるのか。
妻から止めさすことができるのか。

その辺りがカウンセリングの中心になります。

しかし、もう一つ。
ちょっとご自身の気持ちに向き合いながら進めませんか？と提案。

向き合っていく中で
辛く苦しい中でもなにを求めているのかが分かってきたのです。

今の状況では、夫に一喜一憂する時もあるが、それでも穏やかに過ごせるためにと、SNSから離れるようになりました。

（毎日欠かさず見ていたSNSを見ないようにすることがどれだけ苦しいことか。よくわかります！という方もおられるでしょう。だから中々SNSから離れられないわけですが、ご自身の不安と向き合うからこそ離れられたとも言えます。）

SNSから離れただけではありませんが
不思議なことに
夫の言動は少しずつですが変わってきました。

言葉が優しくなった。
スキンシップをはかるようになった。
妻に甘えるような言動が見れるようになった。

嬉しい言動ではありますが
妻としては
夫の言動が変わったとしても簡単には信じられないわけです。

まだ相手女性を会っているのか？
不倫女性とうまくいっているからこちらに優しくしているのか？

不信感はぬぐえません。
ですが、あの一番しんどい時期の夫の言動と比べれば、今の状況は良くなっていると断言されています。

夫婦関係を少しずつではありますが、変化が見えてきたのです。
穏やかに過ごせている日も増えたと言います。

ご相談者は、夫へ何も働きかけはしていません。

不倫女性に直接会い
示談書にサインさせたものの
約束は守られなかったのですが
その後、妻は不倫女性に会うこともなければ何もしていません。

（私は相談者の心境と状況を考えたら会う必要はないと感じたので何もしなくていいとアドバイスしています）

ご相談者は『最初は気持ちと向き合うと言われても今一ピンと来なかったが、カウンセリングを続けていくうちに向き合うことがどう言う事なのか、何となく自分なりにわかってきた』と言います。

さらに『自分の気持ちと向き合うことでここまで来るとは思わなかった。夫を責めていた時は楽でした。自分と向き合うことの方が辛くしんどかったけど、今後も向き合いつつ答えを出していきたい』と。

当初
解決するためには
離婚か別居しかないと思っていたが
今は別の解決の糸口を見つけられました。

夫と不倫女性と会ってはいないとは思うが
何らかの方法でつながっているのでは？という状況です。

しかしここ最近の夫の言動を見ていれば
あの夢中になっていた時期よりも
確実に夫婦・家族の時間が増えていると言います。
何よりも妻自身が穏やかな時間が増えたことは大きいと言えるでしょう。

今後、夫から切れる状況まで持っていけるかなぁとは推測しております。

夫が信じれるのかと言えば信じられるはずはありません。

夫が信じられないのなら
あとは、妻がどこで折り合いをつけれるかです。

折り合いがつけられる力を手に入れるために必要なことは

この方の場合
引き続き夫への働きかけをするのではなく
このまま変わらず妻自身の気持ちと向き合うことです。

向き合うことで折り合いがつけれる力が手に入るのです。

次の課題に進みます。

いとうゆうじです。



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