見出し画像

pSSR【花は】杜野凛世-凛世という少女の『つぼみ』が花開く時-

ご挨拶

   改めて5thAnniversaryプロデューサーズカップ、お疲れ様でした。前回4.5のリベンジとしてプラチナ称号を取り、満身創痍状態で生配信を見ていたのですが、そこで次回ガシャ予告が――



トワイライツコレクション!!!??????


pSSR杜野凛世!!!?????


 発表時は石も鉱脈も全然ないのでどうしようかと思いましたが、流石に担当のトワコレでこんな素晴らしい最高なガシャ演出にカードイラスト、フェス衣装を見せられてはもう完凸するしかないと思い5万つぎ込んで完凸させて来ました。対戦ありがとうございました。

   無事に完凸させたことで後顧の憂いを絶ち、胸のドキドキを抑えつつコミュを読んだのですが、事前のガシャ演出や(非)公式4コマがひっっっっさしぶりのP杜で公式4コマをしてた所からも予想通り、本当に素晴らしいコミュでした。なので今回もこうして考察noteを投稿させて頂く運びとなりました。拙い物となりますが、是非よろしくお願いします。



この先ネタバレ注意





①花のつぼみ

   凛世が花のつぼみを見つけた所から今回のコミュは始まります。この花のつぼみというのが、全体を通して今回のコミュの主題となっているので覚えておきましょう。

  凛世とシャニPは、なにやら次のグラビア撮影のロケ地を打合せしている様子。ちなみにここで出てきたバラの花言葉は次のようなものです。

「赤いバラ」の花言葉は、「愛情」です。
また、そのほかにも赤いバラには、「あなたを愛しています」・「情熱」・「熱烈な恋」・「恋」・「美」・「美貌」・「私を射止めて」・「ロマンス」・「I love you」・「貞節」・「無垢で愛らしい」という花言葉も付けられています。

「ピンクのバラ」の花言葉は、「上品」です。
ほかにピンクのバラは、「しとやか」・「気品」・「かわいい人」・「美しい少女」・「感銘」・「愛の誓い」・「温かな心」・「満足」・「愛」・「感謝」・「感銘」・「愛を持つ」・「我が心君のみぞ知る」などの花言葉も持っています。

「白いバラ」の花言葉は、「純潔」です。
このほかにも、「清純」・「尊敬」・「心からの尊敬」・「私はあなたにふさわしい」・「無邪気」・「素朴」・「恋の吐息」・「愛の吐息」・「相思相愛」・「約束」などを持っています

プレミアガーデン「バラの花言葉は?」より引用

全体的に愛情を語る物が多いですね。凛世が「少し華やかすぎる気も……」と遠慮したのもなんとなく分かる気がします。

   打ち合わせ終了後、凛世は「先方さまのご提案に異を唱えて良かったのか。迷惑ではなかったでしょうか」と不安げな様子を見せます。

   それでは早速で申し訳ないのですが、まずは前菜がてらこちらのシャニPの台詞をご覧ください。

「なんでも思ったことを言ってくれて」……?

からのこれ

「凛世が思ったことはなんでも伝えてほしいよ」……?

   ピンと来た方はもうこの後私が何を貼るか分かって下さったと思います。それでは答え合わせと参りましょう。

凛世花伝『しゅら-syura-』より
われにかへれ『月があ たらしい』より
晩秋ろまんす『赤いもの』より


初っぱなのコミュから過去コミュ要素入れてくるの相変わらずズルすぎませんか???

『凛世はもっと我が儘になっていい。
自分の中の「あ」も「あじゃない音」も全部出して良いんだ』

   これは、G.R.A.D.S4の『ステージに立つ人間はもっと我が儘になっていい』というシャニPの台詞から、今の今までずっと共通し続けてる凛世Pカードコミュの主題だと勝手に思ってます。
   花伝やさよならごつこでもあったように、凛世はシャニPのことを考えるあまり、自分の想いを表に出すことを遠慮しがちな娘です。それに対してシャニPは何度も「凛世はもっと我が儘になっていい」「何でも言って欲しい」と諭しています。
    われにかへれで「凛世は迷ったら何でも言う」「シャニPは迷ったら何でも聞く」と約束していたのですが、やはりすぐにできるようになるとはいかない様子。

   今回もシャニPは凛世に「凛世が思ったことはなんでも伝えてほしいよ」と言っていますが、凛世は「何でもは難しいです……」と答えています。

今まではシャニPにこういう事言われてたら必ず同意してた凛世が、
「何でもは難しいです」なんて言えるようになってて凛世の成長感じて泣きました

   この凛世の返答なんですが、『お伝えできるようにいたします』とかではなく『なるべくお伝えできるよう努力いたします』なのがポイントです。

「アイドルとPという関係上、自分の想いをPに打ち明けてしまえばこの関係が終わってしまうのではないか」

  もしかしたら凛世はそんなことを考えているのかもしれません。例えばふらここのうたでは、古語辞書に印をつけた言葉が『心恋(慕っている人を心の中に想うこと)』だったり、ハロウィンコミュでは「時折こぼれ出てしまいそうな秘密がございます」と仄めかしていたり、最近の凛世は初期のようにシャニPに対する想いをP本人に向けて言わないようにしている節が見受けられます。

   【われにかへれ】でシャニPが「本当にそれだけだったのか?」と考えていた通り、今の凛世には正直に自分の想いを伝えたいという『アイドルじゃない杜野凛世としての想い』と、アイドルを続けてシャニPの隣にいるためにそれを心の奥にしまっておかなくてはならないという『アイドル杜野凛世としての想い』の二つの想いがあり、それがせめぎあっているよう。

   凛世がこの問題を解決して自分の心の中の全ての音をありのままにシャニPに伝えられる日がいつか来ると思うと、それが楽しみでなりません。それまで私は二人を見守り続けます。

ふらここのうた「はちぶく」
2022ハロウィンコミュ

   個人的に重要だと思う部分を大体回収し終えた所で、皆様へ一つ質問を投げ掛けます。



   この一つ目のコミュのタイトルである『花のつぼみ』とは
一体何を指しているのでしょうか?



   それがただ単にコミュ冒頭で出てきた花のつぼみではないことはもう皆様ご存じのはず。

   先に私の結論を述べておくと、『花のつぼみ』とは自分の想いを心の奥に秘めたまま打ち明けられないでいる凛世のことだと思われます。これは以後のコミュを見ていくことでも分かるので、早速次のコミュを見ていきましょう。

   (あまり主題と関わりはないので挙げるか迷ったのですが、シャニPに全面的に信頼おいてる凛世がまじで良すぎるので共有しときます)

②急ぐ理由

   コミュは凛世の学校、英語の授業中から始まります。英語と言うと水色感情一つ目のコミュが思い浮かぶのは私だけでしょうか?
   また、コミュが学校から始まり、試験/授業終了後に凛世が急いで事務所へと向かう様子は、【春告窓】Trueのオマージュとしか思えません。【春告窓】とは同じくが出てくるコミュという繋がりでもありますし、これだけに限らず、今後も【春告窓】要素が出てくるので断言して良いと思います。まだ読んでない方は今すぐプチセレチケで交換して読みましょう。

水色感情のコミュでも、凛世が英語の課題こなしてる……みたいなのありましたね
初っぱなから過去コミュ要素入れてくるの(ry
もりちゃんの友人、めっちゃギャルでフレンドリーなの好き
打ち明けてなくとも凛世の恋路応援してくれてるんだろうなぁとか思ったり
【春告窓】Trueでも凛世は試験終了後に走って事務所へ向かっていました。
まさかここで春告要素を入れてくるとは……
コミュタイトルが「急ぐ理由」な時点で正直予想はできてましたが……

   事務所へと急いだ凛世と、切れてしまったコピー用紙を買いに行くために出掛けようとしたシャニPが事務所の階段で出くわして、事情を話したシャニPに対して凛世が「凛世も……参ります……!」と自分の想いを打ち明ける所でコミュ選択肢。

   今回のコミュ選択肢はこちら。左も右もかわいいのですが今回のテーマで特筆すべきは真ん中です。

右選ぶとシャニPと一緒に行けて嬉しそうな凛世見れます。
画像は載せないのでぜひその目で確かめてください

○「何か欲しいものでもあるのか?」

≠買いたいもの

  『凛世の 「欲しいもの」』で凛世LP思い出した同士がいたら、次のライブ現地で握手しましょう。

   凛世LPのS4コミュは、自分の正直な想いを凛世が初めて自分からシャニPにぶつけたコミュと言っても過言ではありません。     普段なら絶対に否定しないであろうシャニPの言葉を「嘘だ」と否定したり、自分と他の人を比べてどちらが魅力的に感じるのかを尋ねてきたりと、凛世が自分の心の中の想いを「何一つ隠すことなく」吐露したのはこれが初めてです。
   GRADでの『凛世はもっとわがままになっていいんだ』というシャニPの台詞を受けてからのこれ、初見は鳥肌が止まりませんでした。
   特にここのダンストレーナーの台詞は、今でも記憶に鮮明に刻まれています。

「嫉妬や焦りといった自分の感情を誤魔化さず、素直に表に出せるように……(意訳)」

  この台詞、今回のコミュに共通しているというか、もはやこの台詞こそが今回のPカードコミュの主題であるとしか思えません。

  一つ目のコミュのタイトルだった『凛世と言う花のつぼみ』。それが開き始めたのがまさにGRADとLPのS4ではないでしょうか?

GRADや水色感情Trueと並ぶ名作中の名作:凛世LPS4コミュ
ここ最近の凛世Pカードコミュの原点なのでこれは全部読んでもらいたい……

    凛世が『欲しい』のは、彼女がこの世界でただ一人恋慕う相手であるシャニPからの、"心の底からの"「凛世がこの世界で誰よりも魅力的だよ」という言葉。それはアイドルとしては勿論の事、シャニPのことを恋慕う一人の少女としても求めている言葉なのには違いありません。
   もっとざっくりと言ってしまえば、凛世が『欲しい』のはシャニP本人(=叶うならばシャニPと籍を入れて夫婦になりたい)とも言えるでしょう。これは4つ目のコミュでもまた紹介します。

シャニPに欲しいものの真意を問われて、言葉に詰まっちゃう凛世
目逸らして頬赤くして藁人形抱き締めてるの可愛すぎるけど、
こういう所が『花のつぼみ』なんだろうなって思います

③奥にあるもの

   開幕から凛世のこと褒められて赤テンションになるシャニP(水色感情以来二度目)。

これは水色感情True並にテンション上がってるシャニP

   テンションが上がりすぎたシャニPは、事務所に帰ってきた凛世にこの一部始終を語り出します。

嬉しかったと告げたシャニPに対して凛世は「嬉しい……?」と疑問に思う
ここを描いたであろう今回の公式4コマ、
凛世出てくる物の中で一番好きです大好き最高。
シャニPの存在が消されてた晩秋の時のはなんだったんだよほんとに

   ここで早々にコミュタイトル回収。

   「(凛世の心の)奥にあるもの」ということだったんですね。

   では凛世の心の奥にある物とは何か?

   ――そう、シャニPへの恋心です。

WING S4コミュ
心の奥にあるもの」まで伝わってるってシャニPに言われた凛世が
本当に嬉しそうなのめっっっっっっちゃ好き最高
ここで泣いた

   【われにかへれ】やGRAD、LPでの経験が、シャニPのこの言葉に詰まっている気がします。

【われにかへれ】
凛世の想っていることを中々理解ることができず苦悩するシャニP……
GRAD
人の心を動かすためにはどうすればいいのか
正直何回読み返してもこのコミュは読んでるこちらも辛い……
流石にもうここで言う必要はないと思いますが
ここの誰か=シャニPです。
先程の台詞の次にこの回想シーン挟む時点で、
凛世の考えてることはなんとなく分かってしまいますね。
誰かの心をいっぱいにすること=シャニPを魅了すること
Landing Point クリア後コミュ
GRADの影に隠れてるけど本当に名作コミュです。
凛世stepにも関わってきそうなので読んでない方は今すぐ読みましょう。

   誰かに伝えることも伝わることも、決して簡単な物ではありません。今まで自分の意見や想いを表に出さなかった人が、突然「貴方は自分のことをもっと表に出してもいいんだよ」と言われても、直ぐに言い出すことができないのは当然なのです。

   GRADやわれにかへれ辺りから今にかけての凛世はまさにそんな状態で、自分のシャニPに対する恋心みたいな想いとかやりたいことを伝えたくても、迷惑になったりしないかみたいな戸惑い/これを伝えてしまったら今の関係性が壊れてしまわないかみたいな躊躇いがあって中々シャニPに自分の想いを伝えられません。

  だからこそシャニPは同時にこんな事も凛世に言います。

     シャニPは凛世に「(できることなら)何でも言って欲しい」とは言うけども、それと同時に「言葉にすることがすべてじゃないから、大事な物は心にしまっておいてほしい」と言ってあげることで、凛世に無理に自分の想いを言わせようとしたりせず、自分の想いを少しずつ少しずつ表に出させようとしてるように思えました。

「凛世の心の整理が終わって、凛世が自分の想いを全部伝えられるようになったときに、今までしまってきた大事な想いを俺に伝えてくれればいいよ」

   そんな感じの意図があって、矛盾したようなこの二つの台詞を言ったのではないでしょうか。いつか凛世が自分の想いを全て出せるようになった日のために……

ここの凛世の表情好き

   実は一つ紹介していない別の選択肢があるのですが、そちらも素敵な物なので紹介しておきます。

○いや、待てよ……?

   選択後の一番最後のこの凛世の台詞、WINGの頃とか感謝祭までは結構言ってたのに、ここ最近ではあまり凛世がシャニPの前で口に出してこなかったような台詞で、初見時は感動のあまり暫く悶えてました。

WINGや感謝祭の頃、自分の想い素直に出せてた凛世に戻った!!???
これを言い換えると水色感情Trueになります。
ファン感謝祭クリア後コミュ。
上の凛世の台詞とすごい似てる言い回しなので紹介
水色感情True
「『シャニPが聞いてくれるかぎり』自慢のアイドル……」

④朧月夜

   ガシャ演出のコミュです。ipadで見るとコミュ内でガシャ演出見れないバグ早く修正してほしい

   まあそれはひとまずおいておいて考察に移りましょう。

   冒頭の凛世の台詞とシャニPの台詞の回想から、一番目のコミュの時に話した『花のつぼみ=自分の想いを心の奥に秘めたまま打ち明けられないでいる凛世が確定します。

   場面は移り変わって夜の菜の花畑。一番目のコミュで話していたグラビア撮影の件は、どうやら菜の花に決まった様子。
  撮影も無事に終わった所でシャニPが凛世に声をかけます。

   この『シチュエーションの賜物』という言葉ですが、二つほど意味があるのではないでしょうか。

   一つ目が背景となっている菜の花の花言葉。

花言葉「快活」「明るさ」は、菜の花がビタミンカラーの黄色い花を咲かせ、人々の気持ちを朗らかに明るくすることが由来とされています。

『LOVE GREEN 菜の花の花言葉』より

   菜の花の色が人々の気持ちを明るくすることから「快活」「明るさ」という物が挙げられています。直前のシャニPの台詞にも『自信に満ち溢れている感じ』と近い凛世の様子が示されており、凛世が菜の花の色の影響を受けたとも考えられます。
   まあこちらはあくまで参考程度で次が本題です。

   二つ目は空に浮かぶ朧月

菜の花はシャニPが挙げたものですが、
そこに凛世がわざわざ『朧月も』と付け足している事から
凛世にとってはこちらの方が重要だと分かります。

   といえば【水色感情】において凛世がシャニPの存在を例えた物。そこでは、凛世が自らを蝶/シャニPを月に例えて「蝶は……月を頼りに飛ぶ……凛世も……プロデューサーさまの……お導きが……あればこそ……」と言っています。

   そんな凛世にとっての『月』が、彼女の撮影をずっと見守ってくれていたからこそ、凛世はこんなにも自信に満ち溢れた感じをしていたと考えられます。

   これと似たような事は以前にもあり、例えばGRADではシャニPが練習を見に来た途端に凛世の『表現したい/人の心を動かしたいという欲』が出て、今までそれが足りないとPや凛世に伝えていたダンストレーナーから評価されたみたいな事がありました。

GRADの例のやつ

   また晩秋ろまんすでは、シャニPが多忙のために凛世のレッスンに立ち会えなかった日と、それとは逆にシャニPが凛世の撮影に立ち会えた日(+それぞれの日の凛世がどんな様子なのかまで)描かれていました。

【晩秋ろまんす】
シャニPがレッスンに立ち会えなかった日の凛世は
とても寂しそうにしていましたが……
逆に撮影を見てもらえた時の凛世は本当に嬉しそうで

   さよならごつこや水色感情Trueのように、凛世にとってシャニPは無くてはならない存在なのです。それこそ蝶が飛ぶために月灯りを必要とするように……


   話をコミュ内へ戻しましょう。撮影が無事に終わったこともあり、(乙女心が理解できない)愚鈍なシャニPは何故かそのまま真っ直ぐ帰ろうとします。二つ前のカードでいつも凛世にとっていい時間になるようにしたいとか思ってるみたいなこと言ってただろお前。というか【われにかへれ】のときはその辺気遣ってあげてたじゃん

ここめっちゃかわいい。
「Pの迷惑にならないか」とか「でもこのままもう少し一緒にいたい」
とか色々葛藤してるんでしょうね……

   しかしここで寂しげな表情を浮かべてシャニPの背中を追わないのが今回の凛世。
   台詞には一切ありませんが、なんと帰ろうと歩いているシャニPの後ろから小走りで迫ると、そのままシャニPの裾を掴むという今までの凛世なら考えられないとんでもない事をやります。しかもこれ効果音ありにしてないと分からないというおまけ付き。

   GRADとか春告とかで、シャニPの言葉に内心納得してないながらも従ってきたり、微熱Trueで『もう少し一緒に居たい』と願ったものの良心の呵責に苛まれてシャニPをちゃんと起こしたりしていた凛世が、きちんとした言葉ではなかったですが、Pカードコミュにおいて初めて自分からわがままを言ったのです。
   これこそGRADで凛世が言っていた『前に進みたい』という事でもあり、ふらここで言っていた「シャニPの背中を追いかけるのではなく、先を行くシャニPの隣に並びたい」と言う願いが本当に実現した瞬間だと思います。

    凛世が後ろから走っていって前を行くシャニPに追い付くのも、そこから隣に並んで一緒に歩くガシャ演出入るのも本当にふらここでズルすぎる………

   凛世の確かな成長を感じられてもうなんと言えば良いか……

GRAD『she/she』
【ふらここのうた】『ふらここ』
(走ってくる音→布を掴む音がして、シャニPの台詞が出る)
=凛世が後ろから走ってきてシャニPの服(裾)を掴んでいる。
台詞じゃない = 効果音とかありにしていないと聞こえない
まさに『言葉にすることがすべてじゃない』で、最高すぎる……
ここ、シャニPの袖掴みながら凛世が上目使いで『もう少し一緒にいたい』って
わがままをおねだりしたってマジ?????

   乙女心に愚鈍なシャニPでも、流石にこんなことを凛世にされれば彼女が何を望んでいるか伝わったようで……

本当に嬉しそうな凛世見てるとこっちまで嬉しくなってくる

      そしてこの後、歴代の凛世カード演出の中でもトップレベル、最高だと話題のガシャ演出に入る訳ですが、凛世にとっての『月』=シャニPという前述の事実を踏まえた上で、このガシャ演出を振り返ってみましょう。

ここ完全に夫婦ですありがとうございました
というかふらここで凛世が望んだ「シャニPの隣を並んで歩きたい」っていうのが
コミュ内じゃなくてちゃんと動いてるガシャ演出で見れて感無量でございます
凛世の表情も照れながらもすごい嬉しそうで凛世の恋路を応援している身としてはもう言葉出ません本当にありがとうございます
夜空に浮かぶ朧月
  その月を、凛世が掴んで……
こちら(シャニPの方)を振り向く……
担当の顔がまじで良すぎる………

   このガシャ演出、【凛世花伝】の『手の届かないものを見上げて』という台詞に対して、シャニPが返した『手が届かないように見えても、本当は掴むことができるんじゃないか』という台詞オマージュにも思えます。

   そして何より、凛世が夜空に浮かぶ月(=シャニPを例えたもの)を掴んだ後で、彼女がシャニPの方を向いて微笑むと言うことは、凛世の欲しいものは、やはりシャニPなのでしょうね

P杜は早く式をあげて籍を入れて幸せな家庭を築け!!!

True End:花の名は

  凛世が目にしていた花のつぼみを、シャニPと凛世が見つける所から始まる今回のTrue End。話の流れ的には【微熱風鈴】『とことはに』の最後と【春告窓】TrueEndを思い起こさせる感じでした。

【微熱風鈴】『とことはに』
「あれは桔梗でございます……」という台詞を思い出したのは私だけではないはず
調べてみれば分かりますが、牡丹と芍薬は非常に似ています。

  ところで皆様このような言葉に聞き覚えはありませんでしょうか?
『立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花』
   
これは江戸時代中頃から使われた美人を表す有名な諺です。
   今回の凛世の思い出アピールでもランウェイを凛世が所々立ち止まりながら歩いた後、座ってカメラの方を向きますが、もしかするとこの言葉と関係あったりするかもしれませんね?

   話は進んで、シャニPが芍薬と牡丹の見分け方を尋ねます。すると凛世は『芍薬にはバラのような香りが……』と。

一番目のコミュで出てきた『バラ』の伏線回収
凛世のコミュライターには本当に頭が上がりません

ここの藁人形抱き締めてる凛世の表情ほんとすき

花の香りを覚えておく……春告窓True End……?

【春告窓】TrueEnd

   春告Trueでは花の匂いが漂ってきたことでシャニPが「凛世が来た」と分かっているので、これやLPと関連して「どれだけ魅力的で凛世に似たような花(=LPのモデルみたいな他の異性)がいたとしても、凛世(という花)をシャニPがいつどんな時でも見つけられるように/見続けられるようにする(=シャニPを魅了しておく)」ということなのかなと思いました。LPの「必ず凛世が魅了いたしますゆえ……!」という言葉に対する応えなのかなと。

   最後に今回出てきた芍薬の花言葉を見てTrueEndについて語るのを終わりましょう。

白色の芍薬(シャクヤク)の花言葉
白色の芍薬の花言葉は「はにかみ」、「恥じらい」、「幸せな結婚」、「満ち足りた心」です。

Hana Saku  『芍薬(シャクヤク)の花言葉』より

   凛世の服と同じ白色の芍薬の花言葉は、「はにかみ」、「恥じらい」、「幸せな結婚」、「満ち足りた心」
   
『恥じらい』は、つぼみの凛世が自分の想いを出そうとする(花開こうとする)前の感情、『はにかみ』や『満ち足りた心』はシャニPの隣に居られて嬉しい凛世の感情を表しているので良いとしてですね。

『幸せな結婚』


幸せな結婚!!?????

-つづく-

余談:フェス衣装について

   衣装名『エキサイティーンコレクション』や、フェス衣装時のタッチボイス『放クラコレクション』にあるとおり、色々なフェス衣装からさまざまな要素を含めているのが今回の放クラの衣装になりそうです。

かわいい
襟:1周目衣装『ブレイブヒーロージャージ』
スカート:『ギャラクティックヒロイン』
猫耳+もふもふの靴下:『C.キャッツユニフォーム』
顔のペイントやブレスレットなど:『セーフクエクストリーム!』
藁人形の位置+全体的なカラーリング:『デコデコクリアスプラッシュ』
藁人形のメガネと帽子のアカデミアマーク:『ウィッチクラフトアカデミカル』

それはそうと思い出アピールの首傾げといいカメラの向き直してから首もとで手振ってこっち見てくるあの演出ズルすぎませんか????これ絶対カメラの向こうのシャニPのこと意識してやってるだろ可愛すぎるが!!????

まじでこれすぎる
思い出3以上で見れるオデ合格後コミュ
めっちゃ好きです

最後に:カード名【花は】と、『蕾の姿は白の花でも』の意

   今回のカード名を見て、私が一番最初に浮かんだのは、凛世のpSSR二枚目【凛世花伝】です。

   これは【さよならごつこ】の時に書いたNoteの『南天』のコミュでも触れたのですが、花伝の四番目のコミュでは『雲のように空に浮かんで手の届かない物(=シャニP)を見上げているしかない』と考えている凛世に対して、そうと知ってか知らずかシャニPがこのように返していました。

凛世花伝「しゅら-syura-」より。

  背景に映っている湿原や木の遊歩道が尾瀬国立公園を思い浮かべるものであったことや、ガシャ演出の雲を掴もうとしているように見えた凛世など、どこかの高原で凛世が雲(=シャニP)を掴んでいる、つまり花伝四番目の上記のシャニPの台詞の伏線回収ではないかと最初は思ったわけです。ところが、コミュを読み終えてそれが180度変わったのは今まで書き記してきた通りです。

②全てのコミュを読み終えてから思ったこと
   まずはこちらのわかさまのツイートを読んでいただければと思います。

   今回何度も触れましたが、今回のトワコレ凛世のコミュでは「自分の秘めたる想い(=シャニPへの恋心)を打ち明けられない今の凛世」を『花のつぼみ』に例えています。これはこのわかさまのツイートはもちろんの事、TrueEndが『花の名は』になっている事や、今まで見てきたコミュの流れからしても確実だと言えるでしょう。

  これを踏まえて、私は今回のカード名は単に凛世花伝から取ったのではなく、「(杜野凛世という)(のつぼみ)(開いたらどんな色/花になるのか?)」だと考えました。

    では凛世の花はどんな色をしているのでしょうか?と言いたいところなのですが、シャニマス運営(というよりは高山P)が『もしかしたらアイドルにならなかった未来もあるかもしれない』と言っていたように、アイドルには沢山の未来の可能性があるのです。
   そのため、凛世の花が咲いたときにどんな色を見せてくれるのかは断言はできません。

   そこで、個人的に気になっている、わかさまのツイート内の『蕾の姿は白の花でも』という所を掘り下げたいと思います。咲いてもいないのになぜ白色だと断言できるのか不思議に思った方もいるのではないでしょうか?さすがに「凛世の服が全体的に白いから」なんて単純なことは言いません。

   白とはいわば何色にでも染まれる可能性の色です。わかさまのツイートにあるように、色を加えれば青にでも赤にでもどんな色にでもなれる、この先の未来を描くためのキャンバスそのもの
   凛世の服が白いのも、これから咲く凛世の花の色がどんな色になるかわからない、つまりどんな色にでもなれるという可能性を秘めているからこそ、全体的に白色なのではないでしょうか?


   ここからは妄想や想像の範疇に入ってしまうのですが、それでも良いよ、という方はもう少しだけお付き合いください。

   先程紹介した【さよならごつこ】の考察の最後の方で、私はこんなことを言っていました。

「"光の三原色"である赤(=【十二月短編】のカルメンの口紅)、(=【さよならごつこ】で姉から貰ったデート用の常磐色の髪留め)、(=【凛世花伝】思い出演出の『群青き導火線』に代表される凛世のイメージカラー)の三色がしっかりと揃った(=現在赤と緑を既に持っている凛世が、自らの想いをシャニPに打ち明けられる決心がついた)時、凛世が白い光でシャニPのことを魅了して二人は見事結ばれるのではないか

拙著『「さよならごつこ」杜野凛世についての考察まとめ』から要約

  これは【さよならごつこ】『常磐』において、凛世が姉から常磐色の髪留めを貰った際に呟いた「これがあれば美しかったのに……」という台詞と、コミュ内で強調された赤/青/緑の三色から『光の三原色』の存在にたどり着いた私の考察です。
   (詳しい話は既にしているのでそちらをご覧頂ければと思います)

   なぜこれをここで紹介したかと言うと、『光の三原色』にはこの三色があればどんな色の光でも作り出せるという特徴があり、なおかつこの三色を全て混ぜるとできる光の色が白色という特徴があるためです。

   前述した通り光の三原色はどれか一色だけで他の二色が足りない、もしくは他の二色が薄すぎれば美しい白色にはなりません。

   さよならごつこの時には凛世のつぼみは開いておらず、まだ不完全だった赤青緑の三色の交わり。口紅の赤と簪の緑を揃えながらも、青がほとんど無かった(つまり凛世自身が自分の想いを打ち明けられる勇気を持っていなかった)ためか、本音を言えないような描写もありました。

【さよならごつこ】『常磐』
この後、この続きを言わずに凛世は別の言葉を紡ぎ出していました。
ここで彼女が言いたかった事は一体なんだったのでしょうか

   ですが今回の四番目のコミュの凛世はどうでしょうか?
  真っ白な服を着こなし、全部を打ち明けられはなくとも勇気を出して自分のやりたいことを言おうとしていました。
   シャニPに対して、自分の心の奥で想っていることを打ち明けられるようになっていこうと努力する今の凛世は、まさにどんな色の花にでもなれる可能性を秘めた真っ白な開きかけの蕾
   だからこそ、今回の凛世の服は美しい純白でなくてはならなかった。そしてわかさまも今の凛世を『真っ白な蕾』と例えたのではないでしょうか?

   以上、シャニPと凛世に結ばれてほしい凛世Pの戯言でした。

後書き

  いやほんと【さよならごつこ】の時に「凛世の青色を濃く出すためのコミュが来る」みたいなこと言ってたんですが、まさかこんな早く出てくるとは正直予想外でした。
   まさか次はブライダルですかね?流石にそれはシャニマスが終わりそうなのと、まだまだ凛世には成長できる部分が多いしアイドルも続けていて欲しいので来てほしくない気もしますが、正直二人には早く結ばれて欲しいし凛世には幸せになって欲しいので早く来てほしい気もします。もしブライダル来るなら白無垢姿で嫁入りした姉の姿に憧れてた凛世なので、ブライダル衣装は是非白無垢でお願いします何でもしますから。

   さて、今回はこの辺りでお別れとさせて頂きます。シャニP×凛世のCPに狂っている限界オタクが書いた拙い文章を最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
また次回もお会いしましょう。

   素晴らしいP杜をくださったシャニマスと凛世のコミュライター様に、今はただ、ありったけの感謝を。