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担当アイドル杜野凛世にBRIGHTEST WHITEを歌わせたい


はじめに

 皆様は、『担当アイドルに歌ってほしい/歌っているところを見たい曲』と言うものがおありでしょうか?

例えば「ノクチルに放クラの曲を歌ってほしい」と言ったような大雑把なものから、「緋田美琴に『ブルーバード(いきものがかり)』を歌ってほしい」というように具体的なアイドル名や曲名があったりーー

シャニマスや他のアイマスの曲、現実の歌手やアイドルの曲など、色々候補を挙げていけばきっと沢山挙げられますよね。

 かくいう私も、担当アイドル:杜野凛世に歌ってほしい曲は沢山あります。


倉木麻衣さんの切なくも甘い恋を歌った曲……

柴咲コウさんの『月のしずく』……

果てはセツナビートDay2のメンバー(凛世樹里甜花小糸雛菜)でアンティーカの『純白トロイメライ』を見たいなんてことも……


 といったように例示していけばキリがないのですが、その中でも私の中では、凛世に今一番歌ってほしい曲があるのです。

 それは何かというと---


イルミネーションスターズの楽曲である
BRIGHTEST WHITE』です


なぜ?と思った人が大半でしょう。

ですが私はこの曲のフルを初めて聴いた時からずっとこれを考えており、そしてそれはマイコレ凛世のコミュを読んで以来より強くなりました。

 今回はその理由を歌詞やコミュと共に語っていきたいと思います。
それでは早速本題へと参りましょう。

(1)凛世にとっての『ヒカリ』

『BRIGHTEST WHITE』の冒頭は、まずこんな歌詞から始まります。

ヒカリ…… 追いかけていた
始まりの時から 未来だけを見てた
優しさ強さが大切だと
信じて来たの

 まずここで触れておきたいのが、凛世にとっての『ヒカリ』とは一体何なのか?ということです。

これに関しては、このNoteのヘッダーとマイコレのコミュで明確に提示されています。凛世にとっての『ヒカリ』とはシャニPのことなのです。

▲【染光満月】「を見つけて」より
ガシャ演出時の「光を……見つけました……」という台詞の後、シャニPの元へ駆け足で来る凛世の演出を見てもこれははっきりとわかります。


 続いて『ヒカリ……追いかけていた』という部分
これも凛世のコミュやソロ曲にちゃんとあります。

 それはpSR【ふらここのうた】「ふらここ」内での凛世の心情描写。
二人で出かけた帰り道、公園のブランコが揺れているのに気づいた凛世とシャニPは、そのブランコに乗って二人きりの夕暮れ時を楽しんでいました。

そんな凛世が、自分の前を先駆けていくシャニPに対して、隣に追いつきたいという想いを抱いていることがここのコミュで語られています。

▲【ふらここのうた】『ふらここ』より


 また、言わずと知れた凛世のソロ曲『常咲の庭』の歌詞にもこれを表したような歌詞が出てきます。

ただ付いて行きたい一羽の
雛鳥も空を目指す

付いて行きたい一羽の雛鳥--つまりシャニPに付いて行きたい凛世--は、空を目指す。そして凛世のコミュで空といえば、【さよならごつこ】でも触れられている通りこれまたシャニPのことです。つまりこの部分は、【ふらここのうた】で述べられているように、自分の前を飛ぶシャニPの背中を凛世が追いかけているという歌詞になっています。


そしてこれは4thライブDay2の未来の自分への手紙にも。

ひとつ、ためらわぬこと

ふたつ、駆け出すこと

みっつ、声を上げること

始まった時間をもとに戻さぬこと

まだあの背中を 追い続けているはずだから

ここでいう『背中』とは、先述した【ふらここのうた】のコミュや信頼度14ボイスからしても、「シャニPの背中」以外あり得ません。
つまり凛世は、未来の自分も今の自分と同じようにシャニPの背中を追い続けているはずだと確信している訳です。

▲杜野凛世信頼度14コミュ

 さらに続けて『優しさ強さが大切だと信じて来たの』という部分。

Landing Point編でシャニPが語っている通り、以前までの凛世はどれだけ辛いことがあっても決して弱音を吐かず、いわば「強くあること」を大切にしている節が見受けられました。それはGRAD編でシャニPに自分から悩みを打ち明けることができずに苦しんだり、【凛世花伝】で自分の想いを「シャニPに迷惑になる」と考えて話せなかったりと言った所からも伺えます。


……と、一番の冒頭だけ見て皆様はどう思ったでしょうか?

凛世と歌詞があまりにも合いすぎていませんか?

勿論合っているのはここだけではありません。
さらに歌詞とコミュを読み込んで行きます。

(2)杜野凛世の叶えたい『夢』

だけど 気がついた 今はもう
一人涙が溢れた夜さえ
探し続けていた 求め続けた
ヒカリの一つだと分かる

 【染光満月】のコミュでも『一人には慣れております』と凛世が言っていたように、凛世はシャニPと離れ離れで一人になる描写がぶっちゃけ283プロのアイドルのPカードの中で群を抜いて多いです。
 
コミュの中で描かれていなかったとしても、【杜野凛世の印象派】や【春告窓】での辛そうだった時のように、シャニPのことを想って泣きそうになった事があってもおかしくはありません。

 しかし、そんな一人寂しい日を何度迎えても、凛世は『シャニPという光』を探し求めることを決して諦めませんでした

時には出張で数日間も会えず、時には急用で水族館デートに一人残されたり、時にはシャニPに急用が入り最後まで花火を見れず、時には自分が悩み苦しんでいる事をシャニPに理解ってもらえなかったり、時には実家に帰ることになり、時にはテスト勉強のためと無理矢理事務所へ来るのを止められたり……
 晩秋の夜の寒さのような辛い経験に凛世は何度も何度も何度も直面しては、それを乗り越え、シャニPと再びあい見える度に、林檎や紅葉のように顔を真っ赤に色づかせてきたのです。

【晩秋ろまんす】TrueEnd「寒さをこらえ」にて、「りんごは秋の終わりの寒暖差で甘味が強くなる」というシャニPの台詞で凛世が微笑んだのは、今まで耐えて乗り越えてきた辛く寂しい時間こそが、今シャニPと一緒に居れて幸せだという事実を自身に気づかせてくれる糧だと知ったからなのでしょう。これは直後に凛世がシャニPと一緒に入れず「寂しい……」と呟いた事を思い出していたこと、そして【十二月短編】での凛世の台詞からも伝わってきます。

▲【晩秋ろまんす】TrueEnd「寒さをこらえ」より
▲【十二月短編】「夜、と呼べばはいと言ふ」より

 また同じ【十二月短編】のコミュ「歳末些事」では、凛世がシャニPと過ごした日を全て「大切な思い出」だと思っている描写がありました、

つまるところ、今の凛世にとっては『一人涙が溢れた夜』さえも追いかけてきた『ヒカリ』 = シャニPの一つだと分かったのです。

真っ白に輝く 夢を手に入れた
描くだけじゃもう足りない
染め上げて行こう 未来の私を
何度でも何度でもこの手で
どんな景色が生み出せるだろう

 それでは、シャニPという「ヒカリ」を追いかけてきた今の凛世が手に入れた『真っ白に輝く夢』とは何なのでしょうか?それを読み解く鍵は、杜野凛世の声優を務めている丸岡和佳奈さんが語ったこの二つだと私は考えました。

どうやら凛世ちゃんには叶えたい夢があって、そこにはプロデューサーさまの力が必要みたい

シャニ4thDay2、アンコール後丸岡和佳奈さんの挨拶

 前者はシャニ4thライブの凛世が未来の自分へ宛てた手紙を踏まえた言葉です。
後者はトワコレ凛世実装時の公式4コマへの引用ツイートですね。

手紙の内容は(1)で触れたのでここでは省きますが、そこで未来の自分へ約束させた3点(『躊躇わない』『駆け出す』『声を上げる』)を、実は今の杜野凛世は【花は】「朧月夜」と信頼度16コミュで全て叶えているのです。

ここに関しては是非とも自分の目で該当コミュをボイスと効果音ありにして聞いてみていただきたいなと


 こうして凛世は「未来の自分に託した叶えたい夢」をようやく掴み始めました

 そして彼女がようやく掴んだ未来という花の蕾の色は真っ白で、今の凛世次第でどんな色にでも染められる物です。

 さらに【水色感情】では、シャニPと二人きりでいる時の感情を凛世が「真っ白」と表現しています。

▲【水色感情】「B1.マドリガル(R.Morino)」より


 つまり、凛世にとっての『真っ白に輝く夢』とは、シャニPといつしか結ばれて、共に同じ時を過ごすことではないでしょうか?


その後の『描くだけじゃ足りない』という歌詞を、LPや【花は】・信頼度ボイスと合わせて考えてみると、今まで自分の想いを心の奥に抑えてきた凛世だけれど、シャニPと結ばれる未来を自分の心の中で想像したり我慢したりするだけではもう満足できないと解釈できて本当泣けてきませんか……?


 ちなみにこれは豆知識なのですが、【さよならごつこ】にて強調されていた“光の”三原色である赤緑青を、三色とも混ぜ込むと真っ白な光になります。

ここまで来るとほんとにもう偶然とは思えないですね

(3)シャニPと凛世の始まりは『奇跡』

もしあの角を右に曲がったなら 
すれ違う人も違って行く
そんな小さな奇跡 無限の可能性が
繋がった 愛しい今を抱いて

 ラスサビが一番のサビとほぼ変わらないため、このNoteで最後に語るのは二番のこの部分とさせていただきます。

一番まででも大分凛世な曲でしたが、正直二番のここもまじで凛世なんです。

 思い出してほしいのは杜野凛世の『世界』がぱあっと明るくなったあの日--WING冒頭の「運命の出会い」コミュです


もしあの時凛世が上京していなければ?

あの場所で偶然鼻緒が切れなければ?

もしあの時シャニPがあの場所を通らなかったら?

シャニPが凛世に声をかけなかったら?

ハンカチで鼻緒の応急処置をする方法を知らなかったら?

そこでシャニPが「最高の舞台に君を連れて行く」と言葉にしなければ?


 それはまさに、『あの角を右に曲がったならすれ違う人も違って行く』というような小さな奇跡がいくつも繋がって出会えた必然にも偶然にも思える運命の出会いでした。

 (実際問題まだ凛世stepが来ていない以上、上記の全てが偶然の産物であるとはいえないのも確かです。が、しかし、それと同時にこれら全てが重なって二人が出会ったことは、紛れもない奇跡と断言できるのもまた確かなのです。)

 そんな無限の可能性の先から繋がった、シャニPと一緒に居ることのできる愛しい今。それは(2)で触れた【十二月短編】「歳末些事」や、【晩秋ろまんす】のガシャ演出で凛世が大事そうに持っていた🍁の花言葉「大切な思い出」が表すように、全て凛世にとって大事な思い出になっています。

せめてここのパートだけでも良いから凛世に歌って欲しすぎるよ〜〜!!


あとがき

 ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。
Note企画の期限締切6時間前かつ新規凛世実装日に書き出した関係で、本当は軽く触れるだけで流してしまった色々凛世のコミュについても合わせて語りたかったのですが、このように少々物足りない感じとなってしまいました。次こういう機会があれば、しっかり初日から書き進めたいと思います(戒め)


 もしライブ現地で凛世がBRIGHTEST WHITEをシャッフルパートとかDJパートとかで披露してくれるの見れたらまじで涙溢れて止まらなくなりそうです。

シャニマス運営様、もしやれそうだったら是非ご検討の程よろしくお願いいたします🙇