【染光満月】〜少女が掴んだ、真っ白に輝くヒカリ〜
ご挨拶
季節はあっという間に過ぎ、トワコレ凛世実装からはや8ヶ月。いよいよ十二月となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
先日、ついに待ちに待っていたマイコレ凛世が実装されましたね。私はあまりにもマイコレが突然実装されたせいで、信頼度上げに大分時間がかかってしまい絶賛寝不足中ですし、信頼16ボイスがエグすぎて発狂もしています
いやいやほんと「凛世はシャニPに一途だからシャニP以外の誰にも恋愛感情持たないし、シャニP以外と付き合うことも結ばれることも絶対ないよ」だの「歌詞合いすぎるから杜野凛世にBRIGHTEST WHITE歌わせたい」だの確かに言ってきたけど、言ってきましたけど!!
誰がここまでやれっつった!!?????
こんな感じでブチギレるくらい最高なガシャ演出コミュ思い出MV信頼ボイスでしたもう想像の1000%くらい良すぎてまじで頭回らないです公式が自分の取るに足りないツイート見てたんじゃないかとか勘違いするくらいにはあまりにも解釈一致すぎてもう頭真っ白でございます本当にありがとうございます😭😭😭
そういうわけで(?)、今回のnoteタイトルはイルミネーションスターズで『BRIGHTEST WHITE』から引用させていただきました。
凛世にとっての『一人涙が溢れた夜』っていつのこと?
凛世が『探し続けていた 求め続けた ヒカリ』とは?
凛世が手に入れた『真っ白に輝く夢』とは?
そんな事を考えながら凛世のコミュを改めて読み返した後、是非BRIGHTEST WHITEを聞いて見て下さい。間違いなく涙腺破壊されます。
私なりの答えというか、解釈に関しては最後の後書きにてお話しさせていただきましたので宜しければ是非。
あとカードコミュ自体は三つしかないにも関わらずいつも以上に気合を入れて書いたために大分長くなってしまいました。本当に申し訳ないのですが、暇な時間などで最後までお読みいただけると幸いです。(本当は凛世信頼ボイスとタッチボイスのことまで書きたかったんですが都合の関係上後回しにしました)
この先ネタバレ注意
pSSR【染光満月】杜野凛世コミュ考察
初めに言っておきたいのですが、マイコレ凛世が12月に来た理由はランダムなどではなくきちんとあります。それには今回のカードと繋がりのある某pSSRカードが関係しているのですが、これは一番最後に語ることとして、まずは衝撃的すぎた一つ目のコミュの方から考察していきましょう。
1️⃣しか見えない-ブーゲンビリアの花言葉-
最初のコミュ『しか見えない』
これあまりにも衝撃的すぎて周りの凛世Pがほぼ全員集団成仏してたとんでもないコミュです。いや次も十分なんですけど、とりわけ最後に出てくる花の花言葉がもうほんと……
口で説明するより見ていった方が早いので早速考察の方に移りましょう。
コミュの始まりはとあるバラ園での撮影から。
【花は】の時には「少し……華やかすぎる気も……」と辞退していたのが記憶に新しかったのですが、まさか次のカードでこの伏線が回収されるとは思ってもおらず、読み返す度に開幕から頭真っ白になり書きたいこと飛んではまた思いつき直してコミュ読んではまた飛んでを7回くらいリアルに繰り返してました😇
そして初手から凛世P殺しに来るスタイル
私は嫌いじゃないですよ(満身創痍)(致命傷)
好きな人、つまりシャニPにこんなに近い距離で見られていると考えて一気に顔が引き締まる凛世がもうめっちゃ可愛すぎてほんとおかしくなりそうなくらい好きです
GRADの時とかもそうですけど、そもそも凛世って、彼女が恋慕う相手であるシャニPに見てもらえるだけでバフ200%くらいかかるタイプの娘なんですよね
と、こんな感じで、凛世のシャニPに見られていることでやる気が出たり、自然と引き締まったりするような、恋する乙女の表情の良さは、周りにも伝わっているようで。
続いて雑誌のインタビュー。その内容はここでは省くとして、インタビュー終了後の会話を見ていきましょう。
先程雑誌に使う写真を撮影してくれたカメラマンさんだけでなく、撮影を見ていたシャニPからも「俺も、すごくいい表情してると思ったよ」と絶賛です。
恋慕う相手から褒められて、これには凛世も顔を赤らめて言い淀んでしまいました。この先を言えるようになった凛世が見たいとか思ってたら信頼度ボイスでまじで来てしまった
あと凛世の表情繋がりで何度でも擦るんだけど、この【さよならごつこ】の恋する乙女な表情変化をまじで見てくれ………
話をコミュに戻しますが、その後、シャニPは凛世をデーtお茶兼打ち合わせに誘います。明らか動揺して喜ぶ凛世、まじで可愛すぎてね……
あ、大分脱線してしまうのですが、これいつか語りたいなと思っていて丁度良い機会なので語らせていただきたく。
最初こそとにかく鈍感でGRADの時やわれにかへれの時のように凛世の気持ちなんて全く考えもしなかったシャニPが、ここ最近は凛世と一緒に二人きりで過ごす時間を意図的に増やしたり、一緒にいられないってだけで自分から謝って凛世に不思議がられたり、その分代わりに何かしてあげたりする事が増えてきたのに皆様お気づきでしょうか?
実はこのきっかけとなったのが今なお名作と言われる凛世GRADと【われにかへれ】のコミュなんですよね。
凛世GRAD『she/she』では、凛世が自分の想いを,悩みを包み隠さずシャニPに打ち明けようしたのに、シャニPはそんな凛世の言葉を無理矢理遮って取り上げたばかりか、凛世の気持ちを聞くことすらせずに自分で勝手に決めつけて、凛世のことを突き放しました。この時のシャニPは本当に博士の鏡映しとしか思えず、同じことをやっておいてこの言葉はいくらなんでもあまりにも自己勝手すぎるだろって初見時キレてました
また続いて実装されたpSSR【われにかへれ】の『こもれ 日』では、凛世が自分のやりたいことをちゃんと口にして出したのに、シャニPがそれをダメだのそんなのだのと否定してばかりで、その結果凛世から拒絶されるというあまりにも衝撃的自業自得な展開となってしまいました。
あれだけ「貴方さまのお傍にいられれば凛世はそれだけで」「凛世は一生貴方さまについて参ります」と自分のことを慕い信頼してくれていた担当アイドルから「貴方とは一緒にいたくない。もう放っておいて欲しい」と拒絶されてしまった。
アイドルのプロデュースを人生としているような存在のシャニPにはこれが相当響いたようで、これ以降のコミュでは今までのようなアイドルとPという関係を必要以上に保とうとする姿勢を変えて、凛世の気持ちをできる限り汲み取るようにしたり、凛世のことを第一に考えるようになるんですよね。
その最たる例が【さよならごつこ】と【晩秋ろまんす】です。
【さよならごつこ】では、シャニPが「凛世にとっていい時間になるようにっていつもいつも(=最優先に)思ってる」と語った上で、「そんなふうにできるようになる」と誓っていました。
一方の【晩秋ろまんす】では凛世の送迎や撮影の立ち会いなどができないことをシャニPが謝罪した後、次のように言っています。
さらに選択肢によってはシャニP自ら『埋め合わせ』を申し出ているのです。
こんなことGRAD以前のシャニPなら決して言わなかったでしょう。
なぜ今これを話したかと言いますと、これこそが凛世とシャニPが長年積み重ねた関係性であり近づけてきた距離感の証左だからです。凛世だけでなく、凛世に心を動かされたシャニPもまた凛世のことを常に優先して考えている。
そしてそれは今回のコミュでのシャニPの台詞にも表れています。
GRADの時のように自分一人で勝手に決めつけたりせず、凛世が大丈夫だと言ったのを確認してからシャニPは車を発進させているんです。
凛世のPカードコミュって、案外凛世の成長ばかり言われがちで、本当はシャニPの方も成長して凛世に寄り添って来ているんだよって事を改めて話しておきたかった………
それでは再びコミュの方に話を戻しましょう。
二人がお茶会兼打ち合わせという名目でのデートしにやって来たのはハーブティの専門店。どうやらシャニPはここがハーブティの専門店だと知らなかった様子。
メニューの種類も多かったことから、シャニPは凛世に「先に選んでいいぞ」と言うのですが、そんな凛世はカメラマンさんに「カメラを好きな人だと思って」と言われたことが未だに響いているようでめっちゃ可愛いですね
小さな机を挟んだだけで凛世の目の前にシャニPがいて凛世を見ている状況を、カメラを用いてこういう形で表現してるの天才だと思います。
また、カメラ越しにシャニPに見られて赤面しているというのは先ほど恋する乙女の表情変化で挙げた【さよならごつこ】の時の通話を思い起こさせますね。
恋慕う殿方から近い距離で見られると顔真っ赤にしちゃう恋する乙女な凛世本当最高ですよね……
凛世のコミュではあまりにもそういう描写多いのでとりあえずここでは一番わかりやすい【晩秋ろまんす】『こがらし』だけあげておきます。
そんな中で凛世が迷わず選んだのは『ブーゲンビリアの紅茶』
お店の説明によれば咳や風邪など喉の病気に良いらしいです。
(ただしシャニPの傍にいる限り凛世が風邪を引くことはありませんが)
ブーゲンビリアの紅茶がどんな味なのか気になったシャニPは、凛世と一緒に同じ物を頼みました。
そんなブーゲンビリアの花言葉は「情熱」と「あなたしか見えない」です。
『あなたしか見えない』
『あなたしか見えない』!!???????
ついに「シャニP以外誰も目に映らないし誰にも恋愛感情向けられない程シャニPに一途な杜野凛世」が公式概念になってしまったんだが?????????
というより『あなたしか見えない』という花言葉の花を用いたお茶を凛世だけでなくシャニPも飲んだってことはどう見ても相思相愛です本当にありがとうございました。
そして凛世が『喉以外にも』効くと言っていることから、熱いというのは「紅茶」の話だけではないのも明白でしょう。
それはきっと恋焦がれる凛世の心にも……
次のコミュに移る前にもう一つだけ。こちらは考察というより妄想に近くなってしまうかもですが、一つ聞いて頂ければなと。
私は凛世が、最初の時点(シャニPにお茶しないかと誘われた時)から、このお店に来てこのハーブティを飲みたいと考えていたのではないかと思っています。
その根拠は主に三つあります。
一つ目としては、先程書いていた通りこのお店がどんなお茶の専門店なのかシャニPが知らなかった事。普通どんなお店か知っていなければここへ行こうだなんて言わないはず。もし仮に訪れたことがなく噂になっていたから来てみたという場合でも「どんな物が有名か」ぐらいは噂になっているはず。(ただこちらに関しては以前通った時に看板だけ見たという可能性もあるにはあります)
二つ目は、私服衣装の1凸ボイス『ブーゲンビリアの花言葉を調べて参りました』です。こちら、お店を訪れた後調べて来て事務所で話したとも取れますが、その場合いきなりそんなこと言われたシャニPが困惑するのは目に見えてるのと、突然この話を切り出すことになるので少し違和感が生まれます。
一方で、お店を訪れる前に調べてきていたのだとすると、凛世がブーゲンビリアのハーブティを飲むために「このお店に行きたい」とシャニPに提案したとも考えられませんでしょうか。凛世にお勧めされて一緒に来たのであれば、シャニPがお店がどんな専門店なのか知らない事にも説明がつきます。
三つ目は凛世が迷うことなく『ブーゲンビリアの紅茶』を選んでいた点です。
ここ、確かに罫線が入っていて凛世が迷っているようにテキスト上では見えるのですが、ボイスで聞くと上段とほぼ間髪入れず続けて喋っているのが分かるかと思います。つまり凛世は迷わずこの紅茶を選んでいる訳です。
以上の三点から、私は「凛世はシャニPにお茶に誘われた時に以前調べたブーゲンビリアの花言葉とお店を咄嗟に思い出して、シャニPにここへ行きたいと提案した」という説を提唱したいと思います。
なお当然ここはコミュ内にて一才触れられておりませんので真相こそ闇の中ですが、こんな可能性もあるのかな、と皆様に思っていただけましたら何よりです。
2️⃣ を見つけて-凛世が/シャニPが見つけた『光』-
二つ目のコミュは凛世がCM撮影を終えている所から始まります。もはや凛世のPカード恒例行事になっているシャニPにどうしても外せない用事が入って凛世と一緒にいられない話です。
もうあまりにもそういうパターン多すぎて凛世にすら「ひとりで行くのは慣れております」とか言わせてるのシャニPマジで罪深すぎるが?
【さよならごつこ】【春告窓】【晩秋ろまんす】と凛世がシャニPと離れる事でどれだけ苦しんでるか見てきたから正直このままだと近い将来GRADの二の舞が起きそうで本当に怖いよ俺は
まあ予想できていた通りというかやはり凛世はシャニPが一緒ではなくて相当参ってしまっているそうです。
やはり杜野凛世というアイドルにも、杜野凛世という一人の少女にもシャニPの存在は重要なんですよね。
これに関しては【水色感情】が一番有名かもしれませんが、実は【さよならごつこ】の方がそういう描写多いんですよね。見ていきましょう。
このように、凛世にとってのシャニPというのは放クラメンバーや家族などでシャニPがいない寂しさを到底埋められるものでもなく、凛世WING編の言葉を借りて言うのならばまさしく『何物にも代えがたきお方』という言葉が相応しいでしょう。以前からずっと語ってきたことですが、改めて強調させて下さい。
杜野凛世のCP相手は『シャニP以外』あり得ません
それこそ凛世が飲んだお茶の元であるブーゲンビリアの花言葉『あなたしか見えない』というように
それこそ【十二月短編】で凛世が『見えぬ物(=シャニP)しか見えぬ』と告げていたように
そしてこれはその後の凛世の台詞や今回のガシャ演出にも強く表れているのです。いやまさか公式がこんなオタクの妄想みたいな二次創作を公式からぶん投げられるなんて思ってもいませんでした。いくら実装予定の鈴木が距離感近すぎるからとは言え、今までのどことなくもどかしい関係から、さらに一歩踏み込んできたタッチボイス③といい信頼ボイスと、いくらなんでもやりすぎじゃないですかね????
これ以上語るとマイコレ凛世のコミュ考察じゃなくなってしまいそうなので、一旦コミュに戻りましょう。
バスに乗り家路へとつく凛世。【われにかへれ】の時を思い出したのかもしれませんが、寂しさを堪えきれず寝落ちしてしまいます。
凛世が気がついた時には知らない場所。(寝過ごした凛世を見て【をとめ条約】を思い出したのはきっと私だけではないはず。)
当惑した凛世が急いで最寄りのバス停を降りた所でガシャ演出へ
そして4️⃣の答えを導くための最も重要なシーンに移ります。
今回のガシャ演出について、凛世目線とシャニP目線からの話が描かれています。
凛世は凛世で寝過ごしたことでシャニPという「光」を見つけることができ、
シャニPはシャニPでたまたまバスを待っていたら凛世という「光」を見つけた
まさにWING編『運命の出会い』の再来ですし、【杜野凛世の印象派】『かんかんかん』の出会いの再来とも呼べる偶然の重なり。
ソロ曲モチーフのマイコレで凛世とシャニPの一番最初の出会いをオマージュしてくれて本当にありがとう………
シャニPから「凛世が輝いてたから見つけられた」と言われた凛世は、「輝いていたのは凛世ではなくシャニPだ」と反論します。さらにここで改めて凛世にとっての『光』がシャニPであるという事が述べられます。
ここでのシャニPと凛世のやりとりは4️⃣に繋がる最も重要な要素ですので覚えておいてください
いかがでしたでしょうか?改めて凛世の中でのシャニPの存在の重要さが理解していただけたと思います。
それでは本カード最後のコミュ、True Endへと参りましょう。
3️⃣True End:を見ている
とある日の夜。凛世はシャニPから通話が来るのを今かと今かと待っていました。どうやら次のお仕事の詳細が来るのが夜で、その後に凛世に受けるか決めて欲しいとのこと。
ここの描写、2️⃣では凛世がシャニPに連絡してから返信が来るのを待っていた時間は1分→2分→3分……と進んでいきましたが、【晩秋ろまんす】での『ひらひら』↔︎『さめやらぬ』の対比同様、今回は逆に時間が短くなっていく演出がこれまたほんと天才なんですよね。
また、最初はシャニPと離れて行ったけれど、最後はPに近づいていくというのは時間的/空間的違いこそあれども【さよならごつこ】で凛世が帰省した時と同じです。
さらに去年のXmasコミュでシャニPと同じように仕事の話で通話した際には、大慌てで時間ギリギリまで化粧して整えていた凛世ですが、今回は5分前からきちんと整えていたようでシャニPから電話がかかってくるのをずっと待っていました。今回のカウントダウンで3 分が出てこなかったのもこのコミュと関連性ありそうだなって
そんな感じで凛世が電話の着信音を心待ちにしていると、約束の時間よりも早くシャニPからの電話がかかって来ます。今回はきちんと準備を終えていたため、早めの電話にもこのように対応できていました。
お仕事というのは映画の出演依頼だそうです。
どうやらとある監督(シャニアニで出てた「わかるな?」の人だったら最高)が、1️⃣の時に撮影したソロ曲の写真(凛世がカメラをシャニPだと思って撮影してもらったやつ)が掲載されている雑誌を見て、自分の映画に出演して欲しいそうで。
仕事の話が終わると、シャニPの後ろが騒がしい事に両者は気付きます。今日はブルームーンの日ということで、皆して空にカメラを向けているのだと二人は納得しました。ここで二人が見ているものは「月」ですね。
満月といえばトワコレ凛世のガシャ演出でも「朧月」が空に浮かんでいました。このコミュの中で凛世は、空に満月が浮かんでいた(=自身を導いてくれるシャニPに見てもらえていた)からこそ良い撮影ができたと言っていました。
こうしてシャニPと同じ時、同じ空の下で/同じ月を見上げられている。凛世はその事実をとても喜んでいました。時が満ちた事で凛世の心も満ちる。めちゃめちゃ良い表現ですね。
ちなみに凛世とシャニPは離れた場所にいるけれども、こうして同じ空の下で同じ物を見上げることができている。これは【十二月短編】の時と同じです
そして『同じ時』というのもまた、【ロー・ポジション】『濡れて参ろう』でシャニPが凛世に話した言葉でもありました。シャニPが一緒にいてくれるからこそ凛世はこうしてアイドルを続けられているし、どれだけ二人が離れることがあっても同じ空の下で生きていられるから、凛世はどれだけ彼と離れてもこうして生きていられる。
今回のマイコレはもしシャニPが居なくなったら、果たして凛世は本当に一人で生きていけるんだろうか?改めてそう思わされたカードコミュでした
4️⃣コミュタイトルの謎-抜けている主語は-
一通りコミュを考察し終えた所で、最後は満を持してコミュタイトルの謎を考えていきましょう。
改めてとなりますが、こちらが今回の凛世のコミュタイトルとなっております。見ていただければ分かると思うのですが、このコミュタイトル、三つとも主語が抜けていますよね。ではここに当てはまる主語は一体何でしょうか?
先に私の答えを述べておくと、
①凛世視点で見た場合に当てはまるののが、カード名に入っている『月』
② また【水色感情】と【花は】のコミュでも『月』と暗喩で表現されており、ガシャ演出でも凛世が見つけていた『シャニP』
③さらに、ガシャ演出をシャニPの視点で見た場合に当てはまる『凛世』
の三つではないかと考えています。
このうち①と②は同じと考えられるため、実質的には二つと考えて良いと思います。まずは最初に①および②の方を見ていきましょう
I『月=シャニP』しか見えない/を見つけて/を見ている
以前【花は】の考察note(https://note.com/itoyo_83/n/ne255decdd7c2)でも触れたのですが、まずは凛世にとっての『月』=『シャニP』という点を改めて押さえておきましょう。
見るべきは【水色感情】四番目のコミュ。ここで凛世は自分とシャニPの関係性を『蝶は月を頼りに飛ぶ』と例えているのです。直後の『凛世もプロデューサーさまのお導きがあればこそ』という台詞から、凛世にとっての『月』=『シャニP』であることが分かりますね。
この『月』=『シャニP』という事実をさらに深掘りすれば、『月 = シャニP = 光』とも言えることが分かるので、これを確かめるために、まずは今回の【染光満月】に加えて、同じく「光+シャニP」の要素が登場したコミュ、pSSR【十二月短編】の二番目のコミュを見ていきましょう。
場所はイルミネーションや街灯が煌びやかな十二月の街の中。何を視界に映すわけでもなく、ぼーっと街中を歩いていたら凛世が、声をかけられて振り向いてみると、そこにいたのはプロデューサーさまでした。
コミュはそんな所から始まります。
このとき凛世は、このシャニPを見つけた時の心情を『たくさんの灯りがプロデューサーさまになった』と例えています。
ここでの灯りは、光とも言い換えることができますよね。
続けて選択肢『寮に戻るんなら送るぞ?』では、シャニPに寮まで送ってもらっている間、凛世がずっとシャニPだけを見ていたという描写がされています。その時の凛世は『見えるものしか見えぬ』とも言っています。
つまりこの時の凛世は「意図してシャニPだけを見ていた」というよりは「最初からシャニPのことしか目に映ってなかった」のです。
そして改めて光輝いているシャニPのことを綺麗だとも。
さらに続く三番目のコミュ『紅の踊り子の主題・変』では、こちらでも同じように、凛世は夜空を彩る花火(という光)ではなく、凛世の隣で花火を見てくれていたシャニPの方をずっと見ていたと心中を語っていますね。しかもそんなシャニPが照らされて輝いているとも。二番目コミュとシチュエーションこそ違えど心境は全く同じなわけです
さらにこのコミュ内では、どうしてもシャニPが先に出なくては行けなくなり、一人残された凛世が、プロデューサーからのメッセージを受けてこのように呟いてもいました。
凛世もシャニPも違う場所にいれど、今こうして同じ空の下で同じ空を見上げている
これ、どこか見覚えがある台詞ですよね。
さて、【十二月短編】のコミュ二つを振り返って見ましたが、皆様もうお気づきになりましたでしょうか。
これらのコミュでは【染光満月】のコミュタイトルが全て出てきていることを。
具体的に申しますと『〜しか見えない』『〜を見つけて』『〜を見ている』の三つですね。
シャニPを見つけた凛世には、どれだけ煌びやかな街灯やイルミネーション、夜空を彩る花火があったとしても、彼女の目はシャニPだけを見ているし、そこにはシャニPしか見えない。そして凛世とシャニPは同じ空を見ている
そしてもう一つ。凛世のコミュで出てくる『光』とはシャニPのことを指しているというのも忘れてはならない重要なポイントです。
なぜならこれは今回のガシャ演出および2️⃣のコミュに深く関係してくるから。
重要になってくるのは、ガシャ演出と2️⃣のコミュの際の凛世の台詞。
さて、少し2️⃣で話した部分と重なってしまいますが、今回のガシャ演出で凛世が見つけたものは何でしたでしょう?
凛世が見つけたのは『シャニP』その人
つまり凛世が見つけた『光』=シャニPということなんです。
これで凛世にとっての『光』がシャニPだということは証明できたと思います。
それではもう片方に参りましょう。
II『凛世』しか見えない/を見つけて/を見ている
続いてこちらを語るためにも、先ほど紹介したマイコレのガシャ演出および2️⃣のコミュに話を戻しましょう。
こちらのコミュで凛世が見つけた物。それは彼女にとっての『光』であるシャニPでした。では、凛世に見つけられたシャニP側の視点からこの出来事を見るとどうなるでしょうか?
この答えは2️⃣で触れた通りコミュ内で明示されています。それがこちら。
そう、ここでシャニPが見つけた『光』こそ『凛世』なのです。
しかし、「これだけでは1️⃣の『しか見えない』と、TrueEnd『を見ている』の説明ができないじゃないか」と思う方も多いと思います。
ですが、こちらに関してもまた凛世のコミュできちんと登場しているのです。
Landing Point編S4『飛ばせ』
プロデューサーが自分以外の別の女性モデルに魅了されたと思い、嫉妬した凛世から「凛世と先日のモデルの方、どちらが魅力的でございましょう」と尋ねられた時のシャニPの言葉。直前選択肢が三つあるのですが、いずれを選んでも必ずシャニPがこの言葉を口にする事からも、これがどれだけ重要な台詞なのかと言うことが伝わります。
その台詞というのがこちら。
前後の文脈からしてここでシャニPが言いたかったのは「俺は凛世の方が魅力的だと思うよ」で間違いないと思います。
確かにあの時のモデルの演技は観客どころかスタッフ全員すら魅了するほどの物でした。それこそ凛世が「シャニPが自分なんかよりもあんな娘に魅了されてしまった」のだと勘違いしてしまうのも納得できるくらいには。
しかし、シャニPはそんなモデルの演技を見ても、それでもなお凛世の方が絶対に魅力的だと言いきれる程までに凛世のことだけを見ているーーもっと言ってしまえば、凛世しか見ていないのです。
どうしてそこまで言えるのか?
それは、凛世がシャニPのことを「自身を導いてくれる月」だと思っているように、シャニPもまた凛世のことを「自身を照らしてくれる太陽」だと思っているから。
ところで(凛世を導いてくれるという)月が何故光って見えるのかはご存知でしょうか。
国立科学博物館によれば月が光って見えるのは『太陽の光』を反射しているからだそうです。
では『シャニPという月』を光らせている『太陽』とは何か?
そう、それが『凛世』なんです。
これはカードイラストを見ても改めてわかります。
読者の皆様は【染光満月】だなんて名前なのに、イラストは昼間な事を疑問に思いませんか?勿論これにはちゃんとした意味があります。
このガシャ演出の時凛世が言った台詞は「光を見つけました」
↓
凛世にとっての『光』とはシャニP = 月のこと
↓
月というのは太陽の光を受けて輝く
↓
そしてここで太陽の光を正面に受けて輝いてるのはシャニP
↓
凛世には「シャニPが輝いて見えた」
つまり、『凛世という太陽の光』を受けたシャニPが、凛世にとって見れば月のように輝いて見えている、というのがこの【染光満月】のカードイラストと考えられるのです。【(凛世という)光に染められて満ちる月(=シャニP)】というカード名からもそう解釈できると思います。
凛世がシャニPだけを見ていて、シャニPしか見えないように、シャニPもまた凛世のことを見ていて凛世のことしか見えないのです。
思い出アピール
染まった光ーーBRIGHTEST WHITE……?(脳が破壊されたオタク)
冗談はさておき、これはガシャ演出および2️⃣を指しているのかなと。
凛世以外の物全てに色が全く無い世界。そんな中で、シャニPという光を凛世が見つけ、彼に近づいていくごとにどんどんと鮮やかな色で染まっていくあのガシャ演出と解釈すると一番しっくりきました。
フェス衣装
こちらのフェス衣装名は『トコサキノトキワ』という名前らしいです。
私はこれを漢字にすると『常咲の常盤』になると考えています。
ちなみに前半の『常咲』はソロ曲の名前なのですが、後半部分の方は皆様何か思い当たる節などありますでしょうか?
そうですね、『常盤』といえばpSSR【さよならごつこ】四番目のコミュのタイトル「常盤」ですね。こちらのコミュは『光の三原色』である『赤(南天•チョコレートのパッケージ・凛世の暗喩色)』、『青(澄んだ空•シャニPの暗喩色)』、『緑(常盤色の髪留め・青々と生い茂った木々)』の三色が登場したり、光色を混ぜる『加法混色』のような演出が使われたりと、本当に光と色を意識したコミュでした。
また、そもそも『常盤』という言葉には「永久に続くこと」という意味があります。これはまたいつか凛世信頼度ボイスの考察でも深掘りする予定ですが、凛世のシャニPに対する想いは不変という事の暗示ではないでしょうか。
◯髪飾りのピンクの花
→おそらく花の上の葉に切れ込みがないことから芍薬だと思われます
もし芍薬ならば、同じく花が主題となっているトワコレpSSR【花は】のTrue End『花の名は』にて凛世が見つけた花と同じですね。
ちなみに【花は】の考察Noteでも触れた通り、芍薬の花言葉は「はにかみ」「恥じらい」「幸せな結婚」ともうなんと言うかまじで全部凛世って感じの花言葉で最後に至ってはこれからの二人の人生を暗示させるとしか思えない物でもう頭が(ry
はい、大変失礼いたしました。話を戻します。
一見このコミュは花の話をしてるだけにしか見えないですが、その会話の裏で『牡丹や薔薇のようにどれだけ魅力的で、凛世に似たような/引けを取らない花(ア他アイドルやモデル)がいたとしても、シャニPは『凛世という芍薬の花』がわかるようにその香りを覚えておく』という暗喩がなされていたのだと私は考えています。
個人的にはLPでの「凛世は魅力的でございましょうか」という凛世からの問いへの答えなのかなと。この辺りは再三のご紹介となってしまい申し訳ないのですが、【花は】の考察Noteでより詳しく書いたのでこちらを読んでいただければと思います。
https://note.com/itoyo_83/n/ne255decdd7c2
そして、このトワコレコミュから続いた凛世のPカードこそが今回のマイコレ:【染光満月】な訳ですよ。しかも凛世のソロ曲をモチーフとした衣装で、凛世が香りを覚えてもらっている対シャニP特効でしかない芍薬の花をつけているとか、マジでもう号泣するしかないじゃないですか何も考えられないです誰か助けて下さい
◯着物の柄
→藤の花
藤の花は古くから和歌で詠まれてきた古典や百人一首の教養深い凛世にぴったりの花です。また『松』が男を表すように『藤』もまた女性を表しているとされており、この点においても凛世の着る着物の柄としては完璧です。
さらに驚きなのは藤の花の花言葉。
なんと花言葉の一つには『決して離れない』というものがあります。
この『決して離れない』という花言葉もまた杜野凛世のシャニPに対する一途さを表している物なんですよね。
ちなみになんですが藤の花は『常咲の庭の』MV中や歌詞には一切登場しません。
もしかすると、1️⃣でも紹介した【花は】の『花のつぼみ』の時のように、凛世が花言葉を知った上で自らデザイナーさんにリクエストしたのかもしれませんね。というかそうであってほしい
後書きー凛世がようやく掴んだ『ヒカリ』ー
改めましてマイソングコレクション【染光満月】、本当にとんでもないコミュでしたね。いやいやこのくらいいつもだって?そんな貴方には杜野凛世信頼度ボイス13-16とタッチボイス③をお勧めいたしましょう。今回の【染光満月】は正直前座で、そちらが本編ってレベルなので是非信頼度上げて聞いてみて下さいね。
WING140万優勝周回116周で12→16まで上げられますので!!!
さて、今回のーーそして今までの凛世のコミュの総括がてら、ここではnoteのタイトルに引用させてもらったBRIGHTEST WHITEと絡めたお話でもしましょうか
私が凛世にこの曲を歌って欲しいと思ったのは、CDが出てフルの歌詞を初めて見た時です。
今回の【染光満月】のコミュでも『一人には慣れております』と凛世が言っていたように、凛世はシャニPと離れ離れで一人になる描写がぶっちゃけ283プロのアイドルのPカードの中で群を抜いて多いです
コミュの中で描かれていなかったとしても、シャニPのことを想って泣きそうになった事があるのでは無いかなんて容易く想像できます。
そんな一人寂しい日を何度迎えても、凛世は決して『シャニPという光』を探し求めることを諦めませんでした。時には出張で数日間も会えず、時には急用で水族館デートに一人残されたり、時にはシャニPに急用が入り最後まで花火を見れず、時には自分が悩み苦しんでいる事をシャニPに理解ってもらえなかったり、時には実家に帰ることになり、時にはテスト勉強のためと無理矢理事務所へ来るのを止められたり……
晩秋の夜の寒さのような辛い経験に凛世は何度も何度も何度も直面しては、それを乗り越え、シャニPと再びあい見える度に、林檎や紅葉のように顔を真っ赤に色づかせてきたのです。
【水色感情】では凛世はシャニPといる時の感情を「真っ白」と表現しています。そんな凛世にとっての『真っ白に輝く夢』、つまりシャニPといつしか結ばれて、一緒の時間を過ごすこと
これはシャニ4th LIVEで「未来の自分」へ凛世が宛てた手紙を受けたわかさまの『どうやら凛世ちゃんには叶えたい夢があって、そこにはプロデューサーさまの力が必要みたい』という言葉からも分かります。
凛世信頼ボイスでも触れられているので、詳しくはまたそちらで解説しますが、『あの背中』というのがシャニPの背中で、『始まった時間』というのが【さよならごつこ】でも描かれていたようにシャニPと一緒の時間のことです
この手紙の中で未来の自分へ約束させたのが『躊躇わない』『駆け出す』『声を上げる』の三つですが……
実はこの三つとも、前回のpSSR【花は】の『朧月夜』で凛世は成し遂げているんです。
そう、こうして凛世は「未来の自分に託した叶えたい夢」をようやく掴み始めました
そして凛世がようやく掴んだ未来という花の色は真っ白で、今の凛世次第でどんな色にでもなれるのです
一番最初にシャニPと出会った『運命の出会い』、【杜野凛世印象派】の『かんかんかん』、そして今回の『を見つけて』
いずれも2️⃣で述べましたが、それはまさに『あの角を右に曲がったならすれ違う人も違って行く』というような小さな奇跡がいくつも繋がって出会えた必然にも思える偶然の出会い。
そんな出会いからシャニPに「一生ついて行く」と決意した凛世にとって、この日から今日までの日々はとても大切で愛しい物となっています。
……と、もうこんな感じであまりにも凛世に合いすぎるんですよねこの曲。
そんなこんなでCANVAS01発売時からずっと「凛世にBRAIGHTEST WHITE歌わせたい」って言ってました()
それがまさかこういう形で凛世にとっての『ヒカリ』を描いたコミュが実装されるなんて本当にこっちまで真っ白な気持ちになってしまって、これ書きながら大泣きしてます今
さて、このまま感情描き連なってると2万字越えてしまいそうなのでいい加減〆ましょうか。
最後に語るのは、冒頭でもお話ししたマイコレ凛世【染光満月】が12月に実装された理由です。
あくまで私なりの解釈なのせすが、それは『12月』をカード名に冠する【十二月短編】が今回のコミュを語る上で外せないコミュだったからではないかなと
【十二月短編】のコミュの内容はもちろんのこと、コミュタイトルの3つまでもがマイコレのコミュに関わっており、しかもそれが過去のコミュの要素をいくつか拾ってきたのレベルではなく、ほぼ確実にこのカードを意識したようなコミュとなっていたのは今まで考察してきた通りです。
そんな【十二月短編】のコミュとの関連性を気づいてもらうために、あえて12月に実装した、これが私の答えです。
こんな拙い文章で大変申し訳なかったですが、最後までお読みいただき本当にありがとうございました。
次は凛世の信頼ボイスか杜野の実家考察Noteでお会いしましょう。