見出し画像

サブスクで聴けるGANGSTA RAP⑤ベイエリアラップ#2サンフランシスコ編

自分の趣味の1つであるGANGSTA RAP。ここ数年のサブスク時代の到来で1枚プレ値で数万円とかする90年代のGANGSTA RAPの名作達がけっこう配信されてるなーと感じてました。これをまとめたら更に世の中にGANGSTA RAPの魅力が広がってゆくゆくは昔のレアグルーヴのようなムーブメントになるといいなー(もう既に片足突っ込んでる)と言う思いでまとめてみます。今回はベイエリアラップの中心地サンフランシスコ編です。



①Dush Tray – I'll Rather Lounge



◆配信 Apple Music・Spotify・YouTube Music他

96年 Night Time Records

96年にリリースされたDush Trayの1stアルバム。ジャケットのデザインはGANGSTA RAP界ではペンピクと共に1番名を知られている【Phunky Phat Graph-X】のデザインです。

画像1

※こちらがレーベルロゴです💁‍♀️

Phunky Phatに関してはかなり思い入れが強いのでまたまとめてみたいと思います。

内容は全体的にスローなベイファンクサウンドが展開されています。アルバムのプロデュースを手掛けるのはT.C.(本名Tomie Witherspoon)という90年代のベイエリアラップを陰で支えた名プロデューサーが手掛けています。



オススメトラック!


◆同じサンフランシスコのグループ【11/5】のtaydatayとHennesy 【Cold World Hustlers】のE-sicが参加した


③【Mission Complete】




◆アルバムラストのメロウファンク


⑬【Shit Don't Stop】



など良質なベイエリアファンクが満載のアルバムです。





②Cold World Hustlers ‎– Iceland


◆配信 Apple Music・Spotify・YouTube Music他


95年 Cold World Hustlers Records

95年にリリースされたCold World Hustlersの名盤2ndアルバム。彼らは93年に1stアルバム【Cold Streets】をリリースしました。


その後メンバーの【4-1-So Sic Ass Rell】が殺される事件が起こり、グループはE-SicとBig Vicのデュオとなります。そしてデュオになっての最初のアルバムが今回紹介する【Iceland】になります。

こちらのアルバムのオリジナル盤は非常に入手困難なことで知られています。オリジナル盤は自分達のレーベルである【Cold World Hustlers Records】からリリースされその後【Black Market Records】から2ndプレスが流通しています。こちらのアルバムはヨーロッパの再発レーベルから今年に入ってオリジナルジャケット仕様でCDとLPがリリースされています。


画像2

※こちらオリジナル盤ジャケットです💁‍♀️



画像3

※こちらが再発盤ジャケットです💁‍♂️


プロデューサーに90年代ベイエリアサウンドの立役者【Reggie Smith】【T.C.】【The Enhancer】を迎えて制作された90年代ベイエリアラップ屈指の名作です。こちらもジャケットデザインは【Phunky Phat Graph-X】


オススメトラック!



◆シングルカットされたベイエリアラップ屈指の名曲♪


③Everyday Thang


こちらはMVがあります💁‍♀️




◆アルバムタイトル曲の極上ベイエリアファンク

⑧【Iceland】





◆【Lakeside - Something About That Woman】使いのフリスコファンク


⑨【415 Reasons】




◆アルバムラストの緊張感漂うベイエリアサウンド


⑮【Taste Da Hate】








③Two-Illeven – Ounce Of Game



◆配信 Apple Music・Spotify・YouTube Music他


96年 Felony Records - Buck Fifty Records


強烈なジャケットが印象的なサンフランシスコのグループTwo-Illeven(211)の1stアルバム。211というのはアメリカのスラングで強盗を意味するそうです。GANGSTA RAP界ではこの211というスラングをそのままアーティスト名にして活動しているグループや個人が至るところにいるのでかなりややこしいです。このグループはジャケットに有名なゴールデンゲートブリッジが写っているのでベイエリアのグループだと言うことが判断できます。こういった地域特有の建造物でどの地域の作品なのかを調べれるのもこのジャンルならではの楽しみ方だと思います。

そんなこちらはサンフランシスコの211ですがこちらのアルバムも先程紹介した【Reggie Smith】【T.C.】 【 The Enhancer】の重鎮プロデューサーが3人とも参加している素晴らしいアルバムです。そしてジャケットはこちらも【Phunky Phat Graph-X】




オススメトラック!



◆怪しげなシンセ音が最高な

②【Money Motivated】




◆E-40と【11/5】のHennesy, Taydatayが参加した


⑥【Premeditation】




◆【Guy - Piece of My Love】使いでフックは【Aaliyah-
Age Ain't Nothing but a Number】を拝借した。


⑦【Nothin But A Playa】




◆smoothなベイエリアファンクで90sベイエリアラップを支えたシンガー【Iyesha Johnson】が参加した



⑧【Parlayin In The Bay 】



こちらの作品もオリジナル盤は中々入手困難な一枚です。








④U.D.I. – Under Da Influence



◆配信 Apple Music・Spotify・YouTube Music他


95年 Dogday Records


ベイエリアの中でもかなりの良作をリリースしていたDogday Recordsから95年にリリースされたU.D.I. – 【Under Da Influence】の1stアルバム。こちらのアルバムも去年LPと CDがヨーロッパのレーベルからリイシューされました。ベイエリアの作品の中でもかなり有名な名盤ですがオリジナル盤は最近あまり市場に出てこず高騰している1枚です。

ジャケットを手掛けたのは【Todd D. Smith】というベイエリアラップの名盤ジャケットを数々手掛けたデザイナーが作っています。



オススメトラック!


◆【Lakeside – It's All The Way Live】使いのアッパーファンク


③【All I Think About】





◆サンフランシスコモブシット


⑤【Money Madd】




◆レーベルの名前を冠したモブシット!


⑨【Dogday Afternoon】




◆アルバムラストの哀愁メロウインスト


⑯Laid Made (Reminisce)






⑤11/5 – A-1 Yola



◆配信 Apple Music・Spotify・YouTube Music他


96年  Dogday Records


95年に1stアルバム【Fiendin' 4 Tha Funk】

をリリースしたベイエリアのトリオ11/5の名作2ndアルバム。こちらのアルバムタイトルである【A-1 yola】という言葉はアメリカのスラングで上等なコカインという意味があるようです。


こちらのアルバムは11/5の作品でも1番売れた作品でもありビルボードのTop R&B/Hip-Hop Albumsで最高33位の記録を持っています。今年2021年にリリース25周年を記念して初のレコードでリイシューされました。個人的に11/5はかなり好きなグループの一つです。



オススメトラック!


◆アルバム冒頭から名作の予感を感じさせるモブシット


②【Hate To See Me Have Shit】





◆強烈なタイトルが印象的なベイエリアメロウ


④【I Got Bitchez】




◆アルバムのハイライトなベイエリアメロウ


⑤【11/5– Milk-A-Bitch】





◆今年3月に惜しくも亡くなってしまった故【Maine-O】がスキルフルなラップを披露する



⑥【My Hoe's Name Is Nina 】






◆【T.C】プロデュースのハスラーソング


⑬【My Hustle】





◆【Baby Menace, Big Mack, T-Lowe】が参加した最後を飾るポッセカット


⑭【115 CC's (The Injection)】



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?