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2021年ベイエリアラップ個人的ベストアルバムTOP10

こんにちは。今年の9月からnoteを始めたので今年のベイエリアラップTOP10をこちらにまとめてみようと思います。今年も沢山素晴らしい作品がベイエリアからは登場していて毎年のことながら欠かさずチェックしてる自分でも到底追いきれないくらいのベイエリアのリリース量は多いです😌個人的なTOP10ですが全部良いアルバムなので最後までどうか読んでみて下さい。



10位『Mr. Jet Black&Ally Bo- MudBrothaz』




■ヘイワード出身のMr. Jet BlackとAlly Boによるタッグアルバム。このMr. Jet Blackというラッパーは90年代JET名義で『American Dream』というベイエリアラップファンならお馴染みの名盤をリリースしているベテランラッパーです。

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 【J.E.T ‎– American Dream】


■もう1人のAlly Boも2005年にファーストアルバムをリリースしてそこから継続的に活躍をしているベイエリアの中堅ラッパーです。

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【Allybo – Since Birth】

■そんなベイエリアの活動歴の長い2人のラッパーのタッグアルバムが今年の第10位です。最初にどのアルバムを入れようかはかなりの候補数があって個人的に凄く迷いましたがトータル的な満足度や2人のラップの噛み合い方が凄く良かったのでこちらを選びました。


オススメトラック!



◆大ネタ使いのメロウトラック

④【Cry】




◆【Johnny Gill- There You Go】使いなシングルカットされたハイライトトラック。


⑩ 【Taller Than The Bullsh!t】






Johnny Gill- There You Go



◆ベイエリア独特のベース音が耳に残る

⑪【Send A Message (feat. Calina G)】





◆三味線の音を使った珍しいトラック

⑮【WOOP】





9位『Mari Taylor - Taylor Made』



■イーストオークランドのシンガー、ラッパーMari Taylorのデビューアルバム。彼女はLGBTQを公言しているアーティストでもあります。

2019年にミックステープ【Hyphy Soul Sessions Vol. 1】をリリース。


2020年にEP【I’ll Call You Back】をリリース。


■そして2021年満を辞してデビューアルバムをリリースしました。こちらのデビューアルバムのゲストには今をときめく【Larry June】そしてベイエリアのレジェンドラッパー【B-Legit】が参加しています。これからの活躍が楽しみな彼女のデビュー作が今年の9位となります。



オススメトラック!


◆シングルカットされているアルバム1曲目


①【Blessed】





◆Larry June参加のメロウトラック


④【FaceTime (feat. Larry June)】




◆Derw Bangaプロデュースの1曲

⑥【It’s Up】




◆B-Legit参加のソウルフルトラック

⑨【In Yo City(feat.B-Legit)】





8位『QUAIL GLOCK-deeper than the pain2』



■オークランド出身のラッパーQUAIL GLOCKのおそらく2枚目のアルバム。彼は8年程服役していたようで32歳ながら2020年にアルバム『deeper than the pain』をリリースしてからが活躍になるようです。


【deeper than the pain】


■そしてこちらの作品の続編が紹介する『deeper than the pain2』になります。アルバム通して哀愁の漂うメロディとラップを披露している王道なストリートラップアルバムとなっています。




オススメトラック!


◆切ないメロディラインが耳に残る

④【PAIN n GLORY】




◆Atlantic Starr – Let's Get Closerを使った哀愁曲

⑤【Closer than close】






Atlantic Starr – Let's Get Closer





◆フッドの仲間に捧げる一曲


⑧【Smile thru the tearz(feat.nova.starz)】








7位『Money Stoffice-Gullyside Wayz』



■サンフランシスコのラッパー【Money Stoffice】のアルバム。トータルプロデュースは【Mar-B The Producer】というビートメイカーが行っています。ベイエリアの特徴的な緊張感のある旋律とブヨブヨのベースラインに【Money Stoffice】のかなり個性的な声質のラップが非常にマッチしていてタイプ的にはベイエリアのトップラッパーである【Mozzy】に近い印象を受けます。これぞMobb Musicの王道と言える非常に素晴らしい作品です。



オススメトラック!


◆ベイエリアのレジェンドラッパー【Husalah】が参加した1曲目

①【New Age MollyWhoppin'】




◆プロデューサーの名前が入ったトラック

④【Mar B Cypher】




◆アルバムのハイライトトラック。特徴的なブヨブヨベースとマイクリレーが最高な


⑥ 【Apply Pressure - Money Stoffice Ft WeezGotti & Monaleo】




◆Sky BallaのM.O.B.という曲を2021年にリメイクした

⑦【M.O.B - Remake】





Sky Balla-M.O.B.





6位『LJAME$-EL LOBO II』




■ San Joseのラテン系ラッパーLJAME$のアルバム。2018年頃から活動しているようで、2020年にEP【EL LOBO 】をリリースして今回が初のアルバムリリースになるようです。


【EL LOBO】



■この1〜2年でベイエリアに限らずメキシコやヒスパニックそしてアジアにルーツを持つカリフォルニアのラッパー達は90sG-funkな曲を多くリリースしています♪中でもこちらの作品はアルバムとしての完成度が高いなと思ったので6位になりました。来年以降ブレイクするのを期待しているアーティストです。



オススメトラック!


◆Hungerforcebeatsがプロデュースした良質G-funk

①【Teal '64】




◆名曲【Outstanding】使いの爽快ナンバー


②【Satisfied】




◆ラテンビートが心地よい


③【Lowriders & Eastsiders】






5位『St Spittin-Footwrk, Vol. 2 (Deluxe Edition) 』



■オークランドのラッパーでHBK GANGのKOOL JHONと近しいSt Spittin 2013年頃から活動しているようでそこからコンスタントに作品をリリースしています。紹介する【Footwrk, Vol. 2 (Deluxe Edition) 】は今年リリースした【Footwrk, Vol. 2】にシングル曲を追加収録した内容になっています。殆どの楽曲の手掛けているのは【4Caes】というプロデューサーのようです。




【Footwrk.Vol.2】


■最近はBernerが立ち上げたブランド【Cookies】のモデルとしても活躍をしているようです。

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■そして2019年に日本公開されたアメリカ映画【ブラインドスポッティング】に一瞬出演しており、今後は俳優としても活躍予定があるようです。


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【ブラインドスポッティング】



オススメトラック!


◆今年大ブレイクしたラッパー【Stunnaman02】が参加したベイファンク。


② 【What Time It Is ft. Stunnaman02】





◆盟友Kool Johnが参加したハイライトトラック。プロデュースはDrew Banga


④【No Doubt About It ft. Kool John, Finesse】





◆元NBA選手の名前をそのままタイトルにした【Cool Sinistra】プロデュース曲。


⑫【JR Rider】







4位『Yung Lott-Lott Pac Big』



■サンフランシスコ出身のYung Lottの2021年の1枚目のアルバム。アルバムリリースまでに出していたシングルの反響の大きさでかなり期待をされて満を辞してリリースした今作ですが、期待通りの素晴らしいアルバムに仕上がっていました。


オススメトラック!


◆リリース時に話題となったリードトラック!


①【How To Survive】





◆YukmouthとS-Moが参加したメロウファンク


⑤【Talk My Shit (feat. Yukmouth & S-Mo)】





◆【DJ Quik-Tonite】使いのファンクチューン


⑥【Saucey feat So Sick】





DJ Quik-Tonite




◆DJ ideaプロデュースのベイエリアG-funk

⑬【Never Switched Up (feat. Iyesha Collins)】




◆【John White-Mood For Love】使いのナイトメロウ。


⑭【Jalen Roze (feat. Guitarist Evan Brown)】





John White-Mood For Love





3位『ALLBLACK - TY4FWM』



■2010年代後半のベイエリアを代表するTOPラッパー ALLBLACKの2021年作。今回も盟友DTBがサウンドを手掛けており、安定のモブミュージックを披露していました。そして過去の作品と比べてよりポップミュージック感が増した感があり、充分メインストリームのラップシーンでも通用する名盤に仕上がった印象です。来年以降も更なる飛躍が期待されます。



オススメトラック!


◆G-Eazy,E-40が参加したヒットシングル


③【10 Toes G-Eazy&E-40】




◆フックで【2Pac - Tradin' War Stories】を引用したストリートアンセム。


⑤【War Stories (feat. Mozzy & Peezy)】





◆名曲【Saturday Love】を使ったMVも印象的な一曲

⑧【Anejo】





◆Sada Baby & Carrieが参加したモブミュージック


⑫【Do Or Die (feat. Sada Baby & Carrie.)】





◆Vince Staplesが参加したストリートソング。


⑬【We Straight (feat. Vince Staples)】




2位『Larry June & Cardo - Into The Late Night』


■2021年も大活躍だった現ベイエリアラップのトップランナーLarry June。2020年に引き続きこちらもUSラップシーンのTOPプロデューサーCardoとのコラボ作を発表して前評判通りの素晴らしいアルバムが誕生しました。2021年後半から全米ツアーを行なっていてライブチケットが軒並みソールドアウトになっておりいよいよ手の付けられない存在になってきたLarry Juneに2022年も大いに期待したいと思います。


オススメトラック!


◆いきなり今年最高のミッドナイトチューン!(MVも最高!)


①【Gas Station Run】




◆NYで撮影されたMVもカッコ良すぎる。地元サンフランシスコのレジェンドRBL Posseの楽曲を引用した一曲


③【Don't Try It】




◆極上メロウチューン♪

④【Friday Activities】





◆サックスの音色が心地いい

⑤【Bigger Risk】





1位『The Jealous Guys-Art of Hip-Hop, Vol. 1』



■サンフランシスコ出身のYINとCASAによるデュオによる2作目のアルバム。ソウルフルなサウンドに現代的な感覚をしっかりと落とし込んだ作品でローカルな雰囲気を纏っていながらどの世代のヒップホップリスナーにも刺さるまさに名盤と呼ぶに相応しい内容です。全24曲と大ボリュームながら聴き始めるとあっという間に完走してしまう、次のシーンのトレンドになり得そうな1枚。



オススメトラック!


◆ソウルフルなサウンドのストリートソング


④【Push(Gas Break Dip)】




◆ベース音が印刷的なメロウ


⑤【By Any  Means】




◆ベイエリアメロウチューン

⑦【BLM】




◆サンフランシスコのストリートを堪能できるソウルフルなネタ使いが最高な♪


⑨【4 Tires Flat (ft.) Professa Gabel, Ozer】





◆アルバムのハイライトトラック!

⑮【Game To Be Sold,Pt.2】






◆【Tha M.O.B.B.- Blunts N Alize】でも使われていたネタを使ったベイエリア・アンセム(MVにLarry Juneも一瞬映ってます)

⑲【Side to Side】



■以上が2021年ベイエリア個人的ベストアルバムになります。最後まで読んでいただきありがとうございます。

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