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通院と本屋

毎週恒例の病院に行き、薬を増やされて「まーたこんな飲まなきゃいけないのか」と内心思いながら薬局で受け取りました。私の飲んでいる炭酸リチウムはあんまり飲むと手が震えるので、グラスが持てなくなったりするのですよ。酒飲みには手の震えは敵です。

その後本屋さんに行きました。この時期はお洋服のバーゲンやってたりしますが、そういうのとかに行くより本を見に行く方が好きだったりします。

タロットの本と、エーリッヒ・フロム「愛するということ」を購入しました。実は東京にいた時に持ってたんだけれど手放してしまったんですよね。何故かバレンタインフェアと称してこの本が並んでいるところをいくつか見かけたので、本が呼んでいるんだなとか思って。

この本の出だしに有名な一文があり、私はそれが大好きです。

『愛は技術だろうか。もし技術だとしたら、知力と努力が必要だ。』

このあとに続くのは、人々は愛されることに重きを置いている前提を持っている、ということ、愛することに技術が要るかを考える人はなかなか居ないのではないだろうということです。その後、聖書のアダムとイブを例に、愛とは何かを簡単に説明するのですが(ちなみにこの本の中では、アダムとイブはまだ愛することを知らないまま楽園を追放されたと書いてあります)、科学的なホルモンのこととかはあまり書いていない印象です。行動心理学的に恋や愛を見たい、要は愛を「攻略したい」人にはちょっと物足りない内容かもしれませんが、心理学を学ぶ上でまず発達心理学を学ぶようなものだと思っています。根本的な部分を紐解いていく内容なのです。

話が変わりますが最近気がついたことがあります、文字をひとりで書いている時が一番落ち着くこと、一人の時間がないとストレスで体調や心の調子を崩しやすいということです。大阪に来てから色々と心の調子が悪い日が続いていましたが、一人の時間が足りないのかもしれません。

今日、万年筆を書いました。もう一本あるのですが壊れてしまった(詰まってしまったようなのでお湯に浸ければ解決するかもしれません)ので。と思っていじってたらインクが出ました。ばんざい。万年筆は無意味に二本になりましたが、あの説明書がなかったらお気に入りの万年筆は直っていなかったので良しとしましょう。

書くこと、好きなんです。特にアナログに書くのが。最近ですが、不定期に日記をつけたりしています。もちろんこのnoteとは別です。書いている内容は似通っていたりそうでもなかったりします。

書くことは、私にとって愛することによく似ています。一方的なようで相手のことを感じ取りながら綴ってゆくもの。私はこれからも、見えない何かを愛し続けるのでしょう。

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