資源の消費を節約しよう
私たちはとても豊かで便利な社会に生きている。わずか二~三百年で、考えられないくらい発展した。人類が積み上げてきたテクノロジーには、どれだけ感謝してもしすぎることはないだろう。しかし、どんなことにも負の側面がある。テクノロジーの負の側面、それは環境破壊だ。これからも人類は利便性を求め続けるだろう。これまでは表立っていなかった負の側面が、最近になって無視できないレベルまで顕在化してきた。環境保護と利便性の共存が、これからの課題だ。
私たちには何ができるだろう。一人ひとりの力は小さく、できることは限られている。だが、たとえ些細なことでも一団となって取り組めば、大きな力になる。使用する資源を節約するのは、環境保全に役立ち、家計も助けるので取り組みやすい。使わない部屋の電気を消したり、使わない家電のコンセントを抜いたりすることが思いつくが、毎日だと面倒くさく感じる人もいるだろう。ここでは、一度やればその後も効果が続くものを挙げてみる。
照明をLEDに変える。「一度交換すれば10年持つ」と言われるほど、すっかりお馴染みになった。寿命が長いうえに、使用電力も従来の照明に比べて大幅に抑えることができる。長期的に物事を考え、初期投資をしよう。
シャワーヘッドを変える。美肌効果やマッサージ効果など、いろいろな効能を謳うものが売られている。節水効果のあるシャワーヘッドを購入することで、使用する水量を削減することができる。値段も数千円なので取り組みやすい。
断熱カーテンやブラインドに変える。夏は直射日光を防ぎ、冬は室内の熱を外へ逃がさないようにする。結果として冷暖房効率が高まり、使用電力を抑えることができる。冷暖房を強く設定しすぎないことは、健康面を考えても体に優しい。
家電製品を省エネ家電に変える。使用する製品にもよるが、数十%の消費電力を抑えることができる。初期投資はかかるが、長い目で見るとお得である。長いこと従来家電を使用しているならば、すぐにでも買い替えを検討して良い。
環境保全の取り組みは、現代に生きる私たちの最重要課題の一つだ。対して、資源の節約は私たちが取り組みやすいアクションである。特に上記のアクションは、一度おこなえば効果は継続する。未来のために行動しよう。あなたの一つひとつの積み重ねが、将来の世代に住みよい世界を提供するのだ。
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