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ついがんばってしまうあなたへ。断れる人になろう

こんにちは!
フリーランスとして頑張っていると、全部のご依頼を受けようとして
気持ちがしんどくなることはないですか?

「この案件、気が乗らないけど受けないともうお仕事もらえないかも・・・」
「やってみたいけど今は手がいっぱい。でも今受けないとこんなチャンスはもうないかも・・・」

そして全ての件を断らずにお受けしていて、
気づけば早朝や深夜も一人でパソコンに向かってカタカタ作業。
睡眠不足で疲れが溜まって家族にあたり、そんな自分にもげんなり。
そんな経験はないでしょうか?

実はわたしも断るのがすごく苦手です。
でも、断っても相手が気分を悪くしない断り方があるんです。
この言い方を使って、好かれる断り方ができる人になりましょう!

やってみたいけど余裕がないとき

あなたは、新しいお仕事を頼まれました。
あなたにとって魅力的で、やりたいと思っていた内容です。
でもあなたは既にスケジュールがいっぱい。今すぐにお受けする余裕はありません。

次回につながらない言い方

「申し訳ありません。できません。」

相手に伝わっているのは「できない」という回答だけです。
なぜできないのか。スケジュールの問題なのか、スキルの問題なのか。
やりたいけどできないのか、やりたくなくてできないのか。
全くわからないですよね。

そうなると、相手はこの人にはもう頼みにくいなと思ってしまいます。
では、どうすればいいのでしょうか?

次回につながる言い方

「やってみたいです。でも、今案件が詰まっていて、スケジュールと優先度を相談させていただけますか?」

相手にはまず「できる」旨の回答をしています。
その後で、すぐには全てを対応できないという内容を伝えています。

その相談の上で、今はできないとなればお断りになるかもしれませんが、
「やりたい」という意志は伝えているので
相手には、また次同じような案件がきたらこの人に相談してみようかなと思ってもらうことができます。

本当にお断りしたい時

あなたは、また別の案件を頼まれました。
でもこの件は断りたいなと思っています。
でも、相手との関係は悪くしたくありません。

よくない断り方

「できません。」「やりたくありません。」「無理です。」「・・・(スルー)。」

さすがにこのままの断り方をする人はいないと思いますが、断るというのはとても神経を使うものです。

口頭なら表情や他の話で場の雰囲気を変えられることもありますが、
メールやチャットだと文章でしかコミュニケーションが取れません。

やさしい断り方

相手の気を悪くお断りするにはクッション言葉を使います。
クッション言葉とは、本当に伝えたいことの前置きとして使う言葉で、心のダメージを和らげるための緩衝材(クッション)のような働きをします。

断る時に使えるクッション言葉には、次のようなものがあります。

「大変ありがたいお話ですが」
「身に余るお話ではありますが」
「ご期待に添えず申し訳ありませんが」
「心苦しいのですが」
「せっかくですが」
「残念ですが」
「申し上げにくいのですが」

この言葉がお断りの前にあることで、相手はその後によくない回答が返ってくるのだなと予想することができます。
同時に、あなたに対して丁寧な人だという印象を持ってくれます。

「せっかくですが、今回はお断りさせていただきます。」
「身に余るお話ではありますが、お受けすることはできかねます。」
「ご期待に添えず申し訳ありませんが、私では力不足と思います。」

この件はお断りしたいけど他の件ならご一緒したいという気持ちがあるのであれば、
お断りしたい理由も正直にお伝えすると、次につながるかもしれませんね。

「ありがとうございます。お受けしたいのですが、〇〇に関しては専門外のため、お力になれません。でも、△△は得意ですので、いつでもお申し付けください。」

そうすると、次はあなたの得意分野に対してお声かけがしやすくなります。

経験したことない案件を頼まれた時

断りたいわけじゃないけど、やったことがないから自信がない・・・
そんなこともありませんか?

でも、その案件全部がやれないわけじゃない。未経験の分野があるから断ろうか悩んでいる。

そんな時は、できないと思ったら先ほど述べた断り方でお断りしてもいいと思いますが、
少しでもやってみたいという気持ちがあるのであれば、挑戦する価値ありです!

もしくは、あなたに「◯◯の実績はありますか?」とお問合せがあった時、
次の言い方で回答することができます。

よくない回答

「経験ありません」「やったことないです」

経験がないという事実は本当です。
でも、相手が知りたいのは、経験の有無というよりもやる気の有無です。
この回答では、経験もないし今後もやる気はないという印象を与えかねません。
おそらく、この案件は他の人に依頼を回してしまうでしょう。

やる気がみえる回答

「経験はないですが、この機会にチャレンジさせていただきます」
「実績はありませんが、やらせていただきたいです。よろしければ詳細をお聞かせいただけますか?」
「過去にも、初めての分野にも対応した経験があります。」

事実を述べながら、でも自分ならやれるという前向きな姿勢を見せています。
わからないことがあれば、調べながら進めたり、経験者に聞きながら進めればいいのです。

先ほどよくない回答で述べた通り、相手は経験があればいいなと思ってはいますが、それよりもこの件にあなたが対応してくれるかが知りたいと思っています。

しぶしぶ引き受けてくれる人よりも、快く前向きに引き受けてくれる人と仕事がしたいですし、そんな姿勢を見せた方があなたの株も上がりますよね。

もちろん、本当に畑違いの分野で、引き受けると迷惑がかかってしまう場合には、丁重にお断りするのもマナーです。

駆け出し時期は初めての案件の連続

わたしもフリーランスになってから、初めての案件の連続です。
Webデザインスクールを卒業してからのデザイン案件なんて、実案件は初めてのことだらけでした。

今も、新しい出会いや新しいお仕事をいただくこともありますが、やったことがなくても「できます」と回答することが多いです。

それは、調べながらやればできることや、仲間と一緒に取り組めばできることが多いからです。

特にバックオフィス系(事務サポート系)は、調べながらすれば大抵のことは解決します。
ホームページの改修も、調べながら聞きながらすればなんとかなります。

なんとかなる案件を「できません」でお受けしないのは、あなたの経験値を考えてももったいないです。

わたしも断るのが苦手で、ついつい引き受けて自分の時間がなくなったり、
心にもやもやを抱えたまま案件を進めてしまったこともあります。

でも、こちらが楽しく気持ちよくお仕事をすることが、よい仕事やよい人間関係にもつながっていきます。頼む方も、楽しくお仕事してほしいですからね。

フリーランスと会社員を比較して「フリーランスは仕事を選べる」という方もいますが、
断る力がないとそれは実現しません。

フリーランスのみなさんこそ、正しく断る力を身につけて気持ちよくお仕事をしてほしいなと思います。

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