コミュニケーション能力に必要なもの
コミュニケーション能力というものについて考える。
多くに人は、知らない人や友達じゃない人とでも気軽に話をできるような人をコミュニケーション能力が高いと考えていると思う。
もちろんそれもコミュニケーション能力の一端なのだろう。
でも企業で求められているようなコミュニケーション能力は少し違うのではないかと思う。
企業で求められるコミュニケーション能力は、聞かれたことや求められていることを的確に応えられるかどうか、なのではないかと思う。
例えば新人が初めて一人で出張に行ったとする。
上司が「出張はどうだった?」と聞いた場合なんと答えるべきだろうか。
これが休憩中の雑談であれば、「楽しかったです」でもいいだろうし「こんなハプニングがありました」でもいいだろう。
もしもこれが、新商品開発の会議の席であれば、「楽しかったです」なんて感想は求められていない。
上司のそして会議の出席者が求めているのは、出張の成果であったり、この場でみんなに共有しておくべきことであったり、すぐに取り掛からなけばならない緊急の課題だったりだろう。
そう考えると、コミュニケーション能力は誰とでも気軽に話せるということよりも、今は何を話すべきときなのかを察知することの方が重要な要素なのかもしれない。
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