「俺を見ろ!」という演者さんの見せる演技力・美しさに感動

公開日時: 2019年9月1日

先日、マーチングバンドをベースとしたショー、「ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー」の公演を見に行きました。

このショーは、マーチングバンドを超えた領域のもので、音楽を奏でながら、ダンス表現もするという、とても素晴らしいショーです(観に行くのは実はこれで3回目)。

そしてこの公演でとても心を動かされた出来事がいくつかあったので、書いてみたいと思います。


最前列で見る、演者さんの見せる演技力・美しさ

今回はなんと、チケット購入に気合が入り過ぎて、最前列チケットが取れてしまいました。

取れてしまいました、と書いたのには理由があります。

実は逆に最前列であることが不満だったのです。


なぜなら

「全体像が見えにくそう」
「映画と同じで前の方だと首が痛くなりそう」

と思ったからです。

でもそれは杞憂に終わりました。


「私を見て!俺を見ろ!!」

と言わんばかりの自信たっぷりのパフォーマンスをしている演者さんの表情・姿はとても美しかったからです。


演者さんは観客を楽しませるために、たくさんのリハーサルを重ねていると思います。

それでもきっと不完全なところがあったり、自分に対して何か思うところがあるはずなのに、それを微塵にも感じさせず、自信満々で自分を見せてくるのです。

私はそれを見てとても心を打たれました。


内側でどんなことが起こっていようと、観客の前では堂々と「見せる」というプロ意識を感じたからです。


ダンサーさんの踊るためにある、必要なだけ筋肉がついた肉体

そしてダンサーさんの美しい肉体を見て、とても美しいというのも胸を打たれたポイントです。

踊るために・動くために必要な筋肉が、必要な分だけついているのです。

筋トレでとにかく鍛えた筋肉とは違うのが、ぱっと見でもわかります。


しなやかで、柔軟性のありそうな筋肉、それが単純にとても美しかった。

で、そんな風に思ってしまった私は、帰ってからダンス体験教室を探してしまいました(笑)。

ダンスなんてしたことがないし、今まで興味を持ったこともないのに、そんな素敵なダンサーさんに少しでも近づきたいと思ってしまったのです。


一人でなんでもやって見ることの大切さ

このブラストというショーでは、トランペットなどの金管楽器や打楽器を中心とした楽器で構成されているのですが、実は一人の人が、一つの楽器を担当するわけではありません。

さっきトランペットの演奏をしていた人が、曲が変わったら、打楽器を演奏していたりするのです。

しかも踊ったり、移動したり、演技したりしながら、です。


これには毎度驚かされるのですが、今回改めて

「自分の役割を一つに固定しないで、なんでもやってみたらいいんだな。」

と思わされた瞬間でした。


私たちは何かと自分の役割を固めがちです。

ですが、もしチャンスがあるならやりたいことをやっていいのです。


そしてやってみてダメだったらそれでやめてもいい。

でもやってみて楽しかったら続けたらいい、そんな風に気軽に考えてみていいんじゃないの?という提案をブラストの演奏を聞いてもらったように感じました。


ブラストはとても勇気を与えてくれるショーです。

吹奏楽やオーケストラの演奏やミュージカルが退屈だ、という方にとてもオススメなので、ぜひ一度行ってみてください。

必ず心が動かされます。

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