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「神去り国秘抄」謝辞

「神去り国秘抄」が発売になります。
今回はあとがきもあるんですが、こちらからも謝辞を!

まずはweb版「白兎と金烏」を応援してくださったみなさま、ありがとうございました。
このおはなしは書籍化していただくまでの道のりも、ぜんぜんスムーズにはいかなくて、六年前、シリーズを始めるときに応募した第1回カクヨムコンに落ち、シリーズを終えるときに再び応募した第6回カクヨムコンも抜群の成績を取ってはいなかったので、これはもう選考突破は無理かな~~と思って、でもあきらめきれずにじゃあ富士見L文庫の公募に送ってやる~~と思って改稿しはじめたものの、完成させた翌日とかにカクヨムコンの最終になんと残ってしまったので公募を断念し、さらにカクヨムコンにも落ち、うわーこの原稿どうしよう…?と改稿原稿を抱えたまま途方に暮れている最中に、偶然にも富士見L文庫の担当さんにお声がけいただき、書籍化しました。
でもこうして書き出してみると、ほんとうに針のあなに糸を通すような幸運を得られたのだな、とおもいます。そして、コンテストにはいつも落ちましたが、その都度応援してくださった方のおかげで、こうして御縁がいただけたのだともおもいます。ありがとうございました。白兎が書籍化できたのは、みなさまがご縁をつないでくださったおかげです。

web版の連載期間は5年ほどでしたが、終盤はとくに途切れがちの連載となり、追いかけてくださる方にはご不便をおかけしました。でも、最後まで駆け抜け終えたとき、たくさんの方が声をかけてくださり、とてもしあわせでした。白兎の連載、たのしかったです。一緒に楽しんでくださった皆さま、ありがとうございました!

富士見L文庫の担当編集さま。
いつもやさしく的確なアドバイスで書籍化作業を支えてくださいました。おはなしを大切にしてくださり、おかげでかさねたちはとてもしあわせにしてもらえたとおもいます。一緒にお仕事できて、わたしもしあわせでした。ありがとうございました!
また富士見L文庫編集部のみなさまには、web版と改稿版を読み比べてもらったり、情報の出し方の調整でもう一度読み込んでもらったり、改稿にあたってさまざまご協力いただきました。ありがとうございました。

装画の凪かすみさま。
物語を彩るうつくしい表紙をありがとうございました! かさねの舞姿の躍動感、ひかりと陰が複雑に揺らめき下の袿の透けるさままで微細に表現されためちゃめちゃうつくしい衣裳、天と地、白(赤)と黒の対比と背中あわせのふたりの構図、闇からひかりへと移ろうグラデーションのうつくしさなど、どれもときめきでいっぱいです。この表紙を見ながら何時間物思いにふけったことか…。あとイチのぜったいかさねに恋しそうにない表情がたまらない…。

デザインの岡本歌織さま。
岡本さま、わたしが好きな本のデザインめちゃくちゃされているんです、お名前うかがって検索して、しあわせな気持ちいっぱいになってしまった…。本作の題字の入り方、すっきりとシンプルなんだけど品のよい存在感があって、とってもすてきです。
あと、目次がまた異界にいざなう雰囲気たっぷりなので、ぜひご覧になってほしい。デザインを手掛けていただき、ありがとうございました!

今回、発売前にプルーフ本を作っていただきました。
お忙しい中、感想をお寄せくださった皆さま、ほんとうにありがとうございました! 宣伝等では抜粋版ですが、いただいた感想はすべてわたしの宝物です。

営業の皆さま、校正さま、書店の皆さま、印刷所の皆さま、その他宣伝にかかりご協力いただいた皆さま、この本に関わったすべての方に感謝申し上げます。
ありがとうございました。
見通しが立たない日々が続きますが、すこしでも楽しんでいただける本になっていますように。
わたしもおいしいものとか食べてしぶとく生きのびます。

2022年2月14日 水守糸子 

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