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「白兎と金烏」書籍化+2021年まとめ

年の瀬なので、2021年のまとめです。

9月 「花の声をきく」完結
以上

去年と比べるとほんと何も書いていないように見えるな…!
外に向けて公開できたのは掌編×5本というところでしょうか。
「花の声をきく」についてはあとがきでいろいろ語ったように記憶しているのですが、今年はおもに、1年ほど書いていた新作にピリオドを打ったり(そのうちどこかで公開したい…)、不毛な恋愛ものを書いて遊んでいたり、「白兎と金烏」の改稿という名の書下ろし作業をしていました。
そうなのです、Twitter等ではすでにお知らせしたのですが、「白兎と金烏」が書籍化してもらえることになりました! 富士見L文庫さんからタイトルを改題したうえでの刊行になります。

刊行時タイトル:「神去り国秘抄 贄の花嫁と流浪の咎人」
来年2/15発売予定
装画:凪かすみさま
詳細:https://lbunko.kadokawa.co.jp/product/322110000737.html

シリーズでいうと序幕「天都探索編」の書籍化になります。
かなり昔に書いたはなしだったので、世界観やストーリーを再構築したうえで一から書き直しました。加筆というより書き下ろしに近いです。
発売日がもう少し近くなったら物語についてとか、web版との違いとかもご案内しますね。

書籍化は「BLANCA」に続いていちおう2作目になります。
ただ、ブランカはほんとうに何もわからないまま好きに書いていたら、予想外にたくさんの方に読んでいただけて、きづけば書籍化してもらってた……というかんじだったんですが、白兎は商業の世界で書いてみたい!と思い立って公募をはじめた頃に書いたおはなしなので、また別の感慨があります…。
青年少女の組み合わせや和風ファンタジー、神話的な世界観といった自分がすごくすきなものと、エンタメ要素をどうにか両立させられないか…と悩みつつ、楽しみつつ、5年ほど連載を続けました。それなりの期間、へたれずに書き続けることができたのは、かさねとイチのキャラクターが比較的ポジティブでだいたい楽しく書けたことと、途切れがちの連載にもついてきてくださる皆さまあってのことでした。
お声がけいただいた担当編集さまは、カクヨムコンをきっかけに読みました!とおっしゃっていたので、読者選考で投票くださった皆さまのめちゃめちゃおかげだと思います。コンテスト時はほんとうにありがとうございました…! コンテストでないときも、おはなしを応援してくださった皆さま、ありがとうございました!

来年は、まずは白兎の後日譚を短期連載する予定です。
こちらはかさねとイチが結婚したあとの、新婚旅行的な旅のはなしを5話くらい。とくに世界の謎とか危険とかはない、いちゃいちゃしているだけのはなしです。軽い気持ちで楽しんでいただけましたら。
あと、1作は新作に挑戦したいということと、手持ちのいくつかの原稿(去年言っていたナイトメアの続編も含まれます…)を日の目を見せたい…など。でもおおむね、健康に穏やかに創作を続けられたらいいなって思っています。

一年のラストにこうしたご報告ができてよかったです。
年明けからは白兎の宣伝も増えるかと思いますが、お手間をかけない範囲でご協力いただけるとたいへんありがたいです。
年末は最後の校正をやっていました。すこしでも、おはなしを楽しんでいただけますように。
来年も自分のペースでがんばります。

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