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釣り暮らし

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自分で釣ったり採ったりした魚介たちを、あの手この手で食べます。たまに釣りと関係のない料理も登場します。釣りと暮らしの話です。
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#釣り人

いろんな魚のひれ酒を飲み比べて喜ぶ

旅行に出かけてちょっとした旅館なんかに泊まると、夕食のオプションで「ひれ酒800円」とかがあったりして、旅の開放感から、いいね、ひれ酒、旅行ぐらいでしか飲まないもんね、ちょと高いけどせっかくだし、と調子づいて人数分頼むと、たいてい運ばれてくるのはちっちゃい器で、「え、少なっ」と悲しくなるものです。 それでも、まあこんなのは雰囲気雰囲気、となんとなくうやむやにしてきた結果、結局ひれ酒って美味いんか?値段と合ってるんか?実は雰囲気だけの奴じゃないんか?と、よく分からないまま、こ

息子と夏のキス釣りに

子どもの頃、日曜に父親が「釣り行くか?」というと、飛び上がるほど嬉しくて「行く!!」と言っていた記憶がある。 そして今、5歳の息子に「釣り行く?」と聞くと「行くー!」と返事が返ってきます。 夏はチョイ投げの季節。今も昔も、キスやハゼを父親と息子が釣る季節です。 息子と行くときは、車が横付けできる、足場の低い防波堤を選らぶ。ライフジャケットも着させるが、何しろ暑いので徐々に服を脱いでいき、最終的には大体パンイチアングラーとなる。 釣れない時は、双眼鏡でなにやら海の様子を

近所の夜釣りで極上刺身を調達

平日は息子が寝てからが勝負 基本、がっつり釣りをするのは週末、土日のどちらか1日ですが、平日でも潮周りが良かったりすると竿をだしたくなりウズウズ。そこで近所の海へ夜釣りヘフラフラと出かけます。 車で10分足らずのところにある海は、水がきれいなわけでも、魚種が豊富なわけでもないけれど、息子を夜9時に寝かしつけたあと、ライトロッドをもってぷらりと様子を見に行くのにちょうどいい場所。 7月8月といえば、サーフからマゴチやキスを狙う釣り人がずらりと並ぶ時期ですが、最近はとにか

身近で獲れる高級魚

ノドグロが食べられない僕たちへ ノドグロ、というと超高級魚の代名詞のような魚で、「白身のトロ」「白身の王様」などと形容されるほどに脂ののりがよく、非常に人気の魚です。 ビシッとした白衣を着た板前さんと、はんなりとした女将さんがいるような料亭のコースで、7品目ぐらいのメイン焼き物として出てくるようなイメージで、なんとなく敬語で話しかけないといけないような威厳漂うお魚様です。 そんな選ばれし魚を食せるのは、やはり選ばれし人格者。唸るほど銭がありつつも、そのことを鼻にかけず、