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ファイティングキティちゃん
師匠、今日は休日です。
なので昨晩は早々に就寝したのですが、おかげで壮大な夢を見ました。
実は最近も夢を見ていたのですが、起床と同時に忘れてしまっていました。昨日の夢はどうやら同じ場所だった様でした。
私はどこかの国に留学か何かした様で、あまり拓けていない、でも街として賑わっている田舎で一人観光をしていました。道幅が広くて背の低い建物が両側にずーっと立ち並んでいたので、一通り見てから一つの店に入ろうと思っていました。
道の果ての十字路に差し掛かると、途端に建物が少なくなり、緩やかな坂道を登ると山の中に日本大使館のような…イギリスのビッグベン風の建物(少し中華っぽいデザインの日本語の看板付き)がありました。
中に入って大階段を登ったあたりで
「ここには何度か来た」と思いました。
広間に出る直前にピリピリした門番が2人いたのですが「来るべき日は来ましたか?」と訊ねると、少し緊張を解いた門番は「まだだ」と答えました。
彼らは階段の左手にあった石板の前へ案内してくれました。石板は頭上高く宙に浮いていて、目がギョロギョロと動いていましたが、私の方は見ませんでした。
門番によると南西の大扉の前にはキティちゃんが、東の大穴の扉の前にはミニィちゃんが、来るべき日まで守っているとのことです。
私は南西の大扉まで鎧姿のキティちゃんに会いに行きました。
膝ちょっと上くらいまでしか身長がないので、かがんで話しました。
「キティちゃん仕事選ばないねぇ」
「私ファイティング・キティちゃんだから」
(ファイティング・キティちゃんとは、幼少期の私が一番可愛がっていた掌サイズのぬいぐるみを、兄がガンダムで遊ぶ際の敵キャラとして誘拐したのが始まりです。パンチキックをさせすぎて手足がやや長い)
「大扉の向こうには何があるの?」
「私の親戚が敵に備えて盤石の布陣で待ち構えているわ」
物騒なキティちゃんファミリーである。
「あの石板は味方なの?」
「敵かもしれないし味方かもしれない。見て、あなたを見ているわ」
石板は確かにこちらを見ていました。
「来るべき日にキティちゃんはどうするの?」
「あなたと一緒に扉の向こうへ戦いに行くわ」
「あ私も一緒なんだ?」
「あなた、ポーンを連れてく切り込み隊長でしょ」
いつも大事な役割は事後報告で知らされる。それいつ決まったんだよ…と思っていると目が覚めました。「タイミングを間違えると意味がないの」とも話していたのが気になります。
夢について考えながら塗装ブースを組み立てる準備をしていると、ネジでがっちり固定したはずの電気傘がなんの前触れもなく倒れてきて頭に直撃して「あ、note書いてないわ」と思い出しました。
そんなわけで本日も制作します。
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