いとバイ通信 2-3

いとバイ通信2-3

食と健康

2020.11.4(木)

【化学物質の歴史】
19世紀に新しい化学物質の発見ブームがありました。1828年にドイツの化学者が無機化合物から初めて有機化合物の尿素を合成しました。これらをきっかけに有機化合物の発見ブームが起こりました。第一次世界大戦(1914~18)では風下の陣地から塩素ガスが放出され敵陣に被害を及ぼしたのです。

【兵器から農薬へ】
戦争が終わっても塩素ガスの生産は少なくならなかったと言います。ずるがしこい人が化学兵器を平和時は農薬として使わせることを考えついたのです。この歴史を知っておく必要があります。これが農薬の真の姿なのです。農薬はもともと人を殺したり苦しませるために使われていたと考えると農薬の本質を理解することができます。

【農薬を考える】
お米に対する農薬にも歴史があります。私(69)が小さい時は田んぼの両側から人が布のパイプのようなものを持って農薬を田んぼに散布していました。軽装で農薬を浴びながら散布されていた様子を思い出します。当時は農薬の一番の被害者は農民でその次に農産物の消費者でした。我が家は農村にありますが現在は農協が小型ヘリコプターやドローンをリモートで操縦し農薬を散布しています。

【農薬を使わない活動】
残念ながら農業の主流の活動ではないのですができるだけ農薬を使わない農業を目指している農家の人々がいます。私はこの農薬を使わない活動が盛んな地域は長寿県の上位ランクにあると思っています。

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