新型コロナを見て考えたこと

 従来の手法が通用しない


官僚や政治家たちは確実に将来がどうなるかわかっているもののみをしたがるものです。あえて冒険をしたくないのです。しかしこれまでのように長年の体験から次の問題を想定できないのがこの新型コロナです。新型コロナは歴史上最強の難問ということもできます。ですから従来の手法で対処しようとすることはできません。すべての人々に根本的に哲学することが要求されるのです。従来からの補助金や減税といった小手先の手法では解決することができません。一から新しく考えだされたものを実行して対抗するしかないのです。頭の柔軟性が必要なのです。年齢的には若い人や女性は新しく何かを始める柔軟性がありますが年配の男性では硬直した方針しか考えつかないことが多いのではないでしょうか。

どこまで踏み込むのか


新型コロナで政府は何をしたらいいのでしょうか。しないといけないことだけをしっかり準備することが必要です。まず常に次に起こる問題点を先回りして準備しておく必要があります。その準備をどこまで踏み込んで準備するかの問題です。例えば次の展開で必要になるものは何かと考えます。それがマスクだったらどこまで踏み込んでその準備をするかを考えなければなりません。台湾はどこでマスクが手に入るかのアプリを政府が開発しました。日本は国民の手に渡るまでのことに踏み込まず製造総数が増えるから大丈夫といった対応でした。これは検査数についても同じです。結果はどの売り場に行ってもマスクが手に入らないという事態が続いています。国民の生活のレベルまで考えが及んでいません。

自給率


日本の食料自給率は40%を割っています。新型コロナの問題から考えると国民の安全にとって必要なものの自給率を上げておくことが必要であるという点です。マスク、消毒用アルコール、医療用の防護服、食料などは自国民の安全保障に必要なのです。今回の問題で分かったことは感染症など世界的な規模で起こった場合、どの国もまずは自国民のために動きます。ですから当てにしていたマスクが届かないことになります。

次回の予告


次回は新型コロナの流行は人類に何をもたらすかを考えたいと思います。

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