いとバイ通信 2-13

いとバイ通信 2-13

【2021年初めのコメント】

皆さんの新年はどう迎えられましたか。今年初めてのいとバイ通信を発出します。

【昨年までを振り返る】

私は4年前から世界の諸問題の中でも最も大きな関心事がトランプ大統領の誕生と彼の演説や振る舞いでした。それまで世界の自由主義、資本主義のリーダーとされてきたアメリカにアメリカファーストを掲げ、自身も大金持ちであるトランプ大統領が選挙によって選出されたのでした。私は世界の中でも富を独占してきたアメリカが自国ファーストを目指す政治体制を作ったことに衝撃を受けました。

【世界の課題は分かち合い】

私は世界の課題はこれから分かち合いになると考えていました。それが世界の富を独占していたアメリカが「もっと独占しようとする大統領ができたのでした。「民主主義」者はこの現実を説明する必要があると思います。私は民主主義は絶対に良い政治体制とは考えていません。

【自分で考える】

去年の初めころはコロナ問題が発生した頃でした。各テレビ局は専門家という人たちに説明をさせる番組が多く作られました。その専門家の数人は「マスクは効果がない」と言い切っていました。素人である私ではそれはおかしいだろうと思いました。専門家として言い切るなんてこの専門家は「自分で考えていない」と思いました。専門家でさえも物事を自分で考えていないことに驚いたのでした。

【現代の不思議】

民主主義の主役は有権者ですがアメリカの大統領選挙で私たちは一人の先導者に約半数の人々が振り回されるということを見たのでした。私は教育も暗記する、教わるということを教育としていること自体が自分で考えない人たちを大勢排出する結果になっているのではないかと思います。それが自分で考えない専門家まで生んでいるのではないかとまで考えました。

【究極の実存哲学】

私はドイツのカールヤスパースという哲学者をこれまで尊敬してきました。一般的には彼の哲学は実存哲学と言われています。私は知らないうちにその哲学に鍛割れ自然に「自分で考える癖がついてきたのかもしれません。民主主義がうまくいく前提は大多数の人々が「自分で物事を考える」ということが大切ではないでしょうか。

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