いとバイ通信42 自然食 書籍紹介4

いとバイ通信42  自然食 書籍紹介4

2020.8.3(月)

自然食の私のおすすめ書籍4冊(今回は4冊目)を紹介してきました。私にとっては自然食とは何かという道を照らしてくれるような本でした。4冊目の下記の本は1日1食を自ら実践し身をもって空腹が若返りの力になることを証明した南雲医師が書いた本なのです。

「沈黙の春」は一つ一つの農薬の恐ろしさを警告しました。このまま世界が農薬を使い続けたら生物のいない世界になることを予言したのでした。

「家庭でできる自然療法」日本の西洋医学は治療医学に重心をおいた医学となっています。それに比べ予防の段階から治療までの自然療法をこの本は教えてくれています。

「病気を寄せつけない賢い生き方」は酸化ストレスが寿命を全うしたい全ての人の敵であることを解明してくれました。だから抗酸化物質を含んだ食べ物の重要性が分かりました。

「空腹が人を健康にする」
著者 南雲吉則  サンマーク出版
この書評を書くために私はもう一度この本を読み返してみました。最初にこの本を読んだ時自分の中にあった長年の疑問が解けたことから大きなインパクトを受けました。

その長年の疑問とは1976~77に私はバングラデシュのポイラ村でNGO駐在員として活動しました。当時のこの村は私にとっては本でしか知らない「飢餓」の状況にありました。しかし実際の飢餓の中で生きる人々は飢餓という言葉から受ける私のイメージとは大きく違っていたのです。

飢餓における実際の苦難は想像を超えるものでした。それにも関わらず人々特に子供たちは生き生きとした生活をしていたのも事実でした。私は日本の人たちにこのありのままの状況を伝えようと努力するのですが「飢餓の苦難」と「生き生きとした人々」という極端に対照的な現実をうまく伝えることができませんでした。

この理屈を数十年後にこの本が教えてくれたのでした。現代の人類は17万年生きてきています。そのほとんどの期間人類は飢えと寒さとの闘いの中で生きてきています。進化の過程で飢えと寒さに対応できるからだに進化してきたのです。それに比べると人類の飽食が始まったのはわずか約100年前なのです。

どんな進化だったかというとそれは空腹になった時だけ生命力をよみがえらせる遺伝子が発現しその遺伝子が人を健康にするように働くという進化でした。私はこの理論を使えば私が経験した相反するように見える飢餓と生き生きした人々という矛盾を説明できると確信したのでした。

著者は自分の肥満の時の便秘や不整脈に悩まされ食に関して勉強することになりました。そして食べないつまり1日1食にするという健康法に行きつきました。自らも実践すると痩せる、若返る、肌がツヤツヤになる、健康になるという経験をしました。その理論と体験を伝えようとしたのがこの本です。

私は10年位前から1日2食は実践しています。今回この本を読み返してみて勇気をもらったことやコロナ太りしてきていました。いつかは1日1食を目標にしてしたいと思ってきたのですがそれが「今でしょ」と思えました。そこで1日1食を2020.8.2から私も始めることにしました。いつも3日坊主になってしまう私ですが今回は頑張ってみようと思っています。

この本の革新的なところは栄養は量より質だとの主張です。私たちはTVコマーシャルで「〇〇が不足しているので××を摂らなければ」と聞かされてきました。いつの間にか栄養が不足しているのではないかと思わされてきています。この本はすっぱり1日1食が健康な食生活なのだと主張しています。

これまで社会で言われてこなかったことは飽食による不健康はほとんど言われなかったのです。著者は栄養不足よりはるかに飽食による健康障害が大きな問題であると言っています。飽食の反対の食べない生活(1日1食)こそ健康になると自らも実践しながら主張しているのです。

あらゆる動物実験で食事の量を4割減らしたほうが1.5倍長生きすることが証明されています。

※ 「#いとバイ通信」のブログにこれまでいろいろ書いてきています。ぜひご覧ください。

※バングラデシュの人の多さは商売をする時買い手がいないことを心配が少ないと言えます。事業のアイデアさえよければ成功する確率は非常に高くなります。ソーシャルビジネスも日本人のアイデアと資金が加われば高い確率で成功すると私は確信しています。

※成人のストリートチルドレンのソーシャルビジネスの活動を支援する日本の組織がストリートドリームズで募金活動を開始しています。下記のように郵便振替口座ができました。この活動の支援のための募金をよろしくお願いします。

※口座名 ストリートドリームズ 郵便振替口座 01710-3-152031

※ストリートドリームズの活動についてはこれからもこのいとバイ通信でお伝えしていきます。


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