いとバイ通信 2-1

【再開】

2020.11.3(火)

【いとバイ通信の再開】
さて今日から「いとバイ通信」を再開したいと思います。少なくとも2名の方に以前読んでいたいとバイ通信がなくなって寂しいと言われていることを耳にして励まされたからです。

【食と健康】

私が一番長く携わった仕事は自然食にかかわる仕事でした。私の経験は自然食の勉強、生産者との交流や見学。自然食に関する食と健康についてのお医者さんの講演会のプロデュースや生産活動の体験などです。これらの仕事や体験をしながら食と健康のことを長く考えてきました。自分なりの意見がありますのでそれを語りたいと思います。

【化学物質を使わない食べ物がないって!】

安全な食べ物を探し求める仕事が自然食の仕事でした。ですから食べ物の一つ一つを調べていくのですがほぼ例外なくどこかの工程で化学物質が使われていることには驚かされるばかりでした。

【加工食品】
加工食品に添加されている化学物質を考えてみます。腐らないようにすることや賞味期限の延長を図る目的で防腐剤や保存料が食品に添加されています。見栄えをよくするためには着色料が使われています。

【農産物】
流通している米や野菜や果物の大部分は農薬と化学肥料を使って生産されています。ごくわずかの数パーセントだけが無農薬や有機農法、自然農法で生産されています。輸入農産物のうち穀物類の多くは遺伝子組み換え作物となっています。土づくりを農家がどのようにしているかで農産物の安全性と栄養の度合いが変わってくるのですが一般消費者はいまだに見かけを重視する人が多いのです。

【畜産物と養殖魚】
牛、豚、鶏のエサの大部分は輸入穀物です。輸入穀物の問題点は遺伝子組み換え作物の割合が急激に増えていること、船での輸送中に穀物自身に防腐剤などをかけていることです。広大な国土での飼い方とは違い日本の畜産は狭いところでいかに多くの家畜を飼えるかが大きなテーマとなります。それを極めていくとどうしても避けられない問題が家畜にストレスがかかることと家畜の伝染病のリスクが高まることなのです。これらの問題に対処するためにほとんどの畜産農家はエサに抗生物質を添加しています。抗生物質は養殖魚にも使われています。これらの肉や魚を人間が食べことは大きな問題があると私は想像しています。

【調味料】
料理の基本は毎回登場する調味料と言えます。これも原材料や加工の方法などで大きな差があるのですが注意を払っている人は少ないのです。自然食の料理の先生方は調味料の質の重要性を説かれる方ばかりです。


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