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はじめてのサーフ。ルアーフィッシング

サーフでのルアーフィッシングは、多くの釣り愛好者に人気があります。多種多様な魚種を狙えるため、非常に魅力的です。この記事では、初めてサーフルアーフィッシングに挑戦する方に向けて、必要な道具、基本的なテクニック、釣り場の選び方、安全対策などを詳しく解説します。

1. サーフルアーフィッシングとは

サーフとは、波打ち際や砂浜を意味し、まさにその名の通り、広い砂浜から釣り糸を遠くに投げて魚を釣るスタイルです。堤防や磯での釣りとは異なり、サーフルアーフィッシングでは主に砂浜や河口付近の砂地エリアが釣り場となります。ターゲットとなる魚種は、ヒラメやマゴチ、シーバス、青物などが代表的です。

1.1 サーフルアーフィッシングの魅力

その開放感と多様性にあります。広大な海を背景に、自然と一体となって釣りを楽しむことができ、釣り場の選択肢も豊富です。季節や天候によって釣れる魚が変わるため、一年を通じて異なる楽しみ方ができるのも大きな魅力です。また、サーフルアーフィッシングは、手軽に始められる一方で、奥が深く、経験を積むことで釣果が上がる釣りでもあります。

2. サーフルアーフィッシングに必要な道具

初めてのサーフルアーフィッシングでは、どのような道具を揃えれば良いか迷うことも多いでしょう。ここでは、基本的な道具について詳しく紹介します。

2.1 釣り竿(サーフロッド)

サーフルアーフィッシングで使用する釣り竿は、長さが重要です。一般的には、9フィートから11フィート(約2.7メートルから3.3メートル)のサーフロッドが推奨されます。この長さのロッドは、遠投がしやすく、広い範囲を探るのに適しています。また、感度が良く、魚の微妙なアタリを感じ取りやすいロッドを選ぶと良いでしょう。

  • おすすめのエントリーモデル

2.2 リール

リールは、3000番から4000番のスピニングリールが最適です。ラインキャパシティが大きく、遠投にも対応できるリールを選びましょう。また、耐久性や防水性の高いリールを選ぶことで、長く使い続けることができます。

  • おすすめのリール

2.3 ライン

サーフルアーフィッシングでは、PEラインが主に使用されます。PEラインは、細くて強度が高く、飛距離が出やすい特徴があります。一般的には1.0号から1.5号程度のPEラインを使用し、リーダーにはフロロカーボンラインを使用します。リーダーの太さは5号から8号が目安です。

  • おすすめのライン

2.4 ルアー

サーフルアーフィッシングで使用するルアーは、対象魚によって異なります。以下に、代表的なルアーを紹介します。

  • メタルジグ: 遠投性能に優れ、広範囲を探れるため、ヒラメやマゴチ、青物狙いに効果的です。20gから40g程度の重さが一般的です。

  • ミノー: 水面近くを泳ぐ小魚を模したルアー。シーバスやヒラメを狙う際に有効です。12cmから14cm程度のサイズが適しています。

  • シンキングペンシル: 中層を引いてくる際に効果的なルアー。ヒラメやマゴチに有効です。軽めのものは波打ち際での使用が適しています。

  • ワーム: シンカーと組み合わせて使い、底を狙う際に有効。特にキス釣りに適しています。

ご存知の方も多いですが、100均のメタルジグが優秀です。
針は錆びやすいので交換したほうが良いかと。
アシストフックも100均で売っています。参考に↓載せます。

2.5 その他の必需品

  • フィッシュグリップ: 釣り上げた魚を安全に取り扱うために必要です。特に大物がかかった際に役立ちます。

  • プライヤー: フックを外したり、ラインをカットしたりするために使用します。耐錆性のあるものを選びましょう。

  • ウェーダー: 足元が濡れるのを防ぐために使用します。特に寒い季節には必須です。

  • ライフジャケット: 安全対策として必須です。万が一の事故に備えて着用しましょう。


3. サーフルアーフィッシングの基本テクニック

3.1 キャスティング

サーフルアーフィッシングでは、遠投が重要です。できるだけ遠くのポイントにルアーを届けるために、正確かつ力強いキャスティングが求められます。キャストの際は、ロッドをしっかりと振りかぶり、スムーズに振り抜くことが大切です。また、風の影響も考慮し、風向きに応じたキャスティングを心がけましょう。

3.2 リトリーブ

キャスト後は、リトリーブ(巻き取り)を行います。リトリーブのスピードやパターンを変えることで、魚の反応を探ることができます。例えば、スローリトリーブでゆっくりとルアーを引いてくると、ヒラメやマゴチなどが反応しやすくなります。一方、早めのリトリーブでシーバスや青物を狙うことも可能です。

3.3 アクション

ルアーにアクションを加えることで、魚にルアーを餌だと錯覚させることができます。例えば、リールを巻きながらロッドを軽く上下に振ることで、ルアーが跳ねるような動きをします。このアクションが、魚の捕食本能を刺激し、ヒットにつながることがあります。ルアーごとに適したアクションが異なるため、色々と試してみることが重要です。

3.4 潮の流れを読む

サーフルアーフィッシングでは、潮の流れを読むことが重要です。潮が動いている時間帯は、魚も活発に餌を追います。そのため、潮の満ち引きや潮の流れが変わるタイミングを狙って釣りを行うと、釣果が上がる可能性が高くなります。特に、満潮から下げ潮にかけての時間帯は、魚が浜に近づいてくるため、好機となります。
また、離岸流がある場所は深みとなっており、絶好のポイントとなりますが沖に流れるスピードも早く、注意が必要です。
ウェーダーを着ていても膝上以上の入水はやめましょう。

離岸流(りがんりゅう)とは、海岸から沖に向かって強く流れる海流のことを指します。この現象は、特にサーフゾーン(波打ち際)の近くで発生しやすく、サーフフィッシングや海水浴などの際には注意が必要です。

 離岸流の発生メカニズム

離岸流は、波が海岸に向かって打ち寄せる際に発生します。波が海岸に到達すると、海水は一旦岸に押し寄せますが、その後、沖に戻ろうとする力が働きます。この際、波打ち際に押し寄せた大量の水が、一部の海底地形や地形の変化によって集中して沖に向かって強く流れ出すことがあります。この集中した海流が、離岸流となります。

4. サーフルアーフィッシングの釣り場選び

4.1 砂浜の選び方

サーフルアーフィッシングに適した砂浜は、なるべく波打ち際に変化がある場所が良いです。例えば、砂地が少しえぐれている部分や、波が強く打ち寄せている場所は、魚が集まりやすいポイントです。また、河口近くの砂浜も魚が集まりやすい場所として知られています。

4.2 釣り場の安全性

釣り場を選ぶ際には、安全性も考慮する必要があります。特に初めての場所では、急に深くなる場所や、強い潮流がある場所は避けましょう。また、波が高い日や、悪天候が予想される日は無理に釣りを行わず、安全第一で行動することが重要です。

5. サーフルアーフィッシングの安全対策

サーフルアーフィッシングを楽しむためには、安全対策が欠かせません。特に海岸での釣りは、思わぬ事故につながる可能性があるため、事前にしっかりと準備をしておきましょう。

5.1 ライフジャケットの着用

海岸での釣りは、思いがけない波にさらわれる危険があります。そのため、必ずライフジャケットを着用しましょう。ライフジャケットは、自分の命を守るための重要な装備です。特に足場が悪い場所や、波が高い日は着用が必須です。

5.2 天候の確認

釣行前には、必ず天気予報を確認しましょう。悪天候が予想される日は、釣りを中止する判断も大切です。また、突然の天候変化にも対応できるよう、雨具や防寒具を準備しておくことが重要です。

5.3 周囲への配慮

釣り場では、他の釣り人や周囲の環境に配慮しましょう。キャスティングの際に他人に危険が及ばないよう、周囲をよく確認してから行うことが大切です。また、釣り糸やゴミを残さないよう、環境保護にも気を配りましょう。

6. サーフルアーフィッシングの楽しみ方

サーフルアーフィッシングは、釣りそのものを楽しむだけでなく、自然とのふれあいやリラクゼーションも大きな魅力です。

6.1 四季折々の釣りを楽しむ

サーフルアーフィッシングでは、季節ごとに異なる魚種がターゲットになります。春にはヒラメ、夏にはマゴチや青物、秋にはシーバス、冬にはカレイなど、四季折々の釣りを楽しむことができます。季節の変化に合わせてターゲットを変え、その時々の釣りを楽しむことで、より一層サーフルアーフィッシングの魅力を味わうことができます。

6.2 自然とのふれあい

広い海と青い空、潮風を感じながらの釣りは、日常の喧騒を忘れさせてくれる素晴らしい体験です。波の音や潮の香りを感じながら、ゆったりとした時間を過ごすことができるのも、サーフルアーフィッシングの大きな魅力です。魚がかかる瞬間の緊張感と、その後のファイトは、他では味わえない感動を与えてくれるでしょう。

まとめ

サーフルアーフィッシングは、初心者から上級者まで幅広い層が楽しめる釣りのスタイルです。広い砂浜から遠投して釣るこのスタイルは、手軽に始められる一方で、奥深い魅力を持っています。この記事では、サーフルアーフィッシングの基本から、必要な道具、テクニック、釣り場の選び方、安全対策までを詳しく解説しました。ぜひ、この記事を参考に、サーフルアーフィッシングを楽しんでみてください。

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