須須神社

石川県珠洲市に、須須神社があります。

延喜式神名帳にも記載がある、歴史のある神社です。私も数年前に一度、お参りさせていただきました。

主祭神は、美穂須須美命(ミホススのミコト)とのことです。

縄文人の能舞台: ロンドン報告「神々の数学史」(上野和男著)によると、須須とは鈴のことであり、神社がある山伏山(石川県珠洲市)が鈴をひっくり返したような形からこの名前がついたという説もあるそうです。

珠洲市にある須須神社、”鈴”が由来なのでしょうか。

見方を変えると、主祭神である美穂須須美命の”須須”神社であるようにも思います。

では、美穂須須美命とは、どのような神様なのでしょうか。

美穂須須美命の手がかりは、石川県と遠く離れた地、島根県(出雲)にあります。

出雲風土記によると、大国主神と奴奈川姫との間の子が美穂須須美命とのこと。奴奈川姫は高志国(今の北陸)に住んでいたそうです。

島根県と石川県を結ぶ美穂須須美命、果たしてその経緯とは。

次回に続く。




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