余野・里山フィールドキャンプ実施レポート④
シェアハウスいとくるの管理人の藤田です。
2023年9月23日(土)から１泊２日のキャンプを実施しました。
今回は余野のキャンプ場で実施した、余野・里山フィールドキャンプ（以降・フィールドキャンプ）のレポートを数回に分けてお届けしようと思います。
最後の仙人会議
キャンプのプログラムも、フリープログラムとピザパーティーを残すだけになりました。
この残りのフリープログラムをどうやって過ごすか、子どもたちで最後の仙人会議が行われました。
会議の結果、のんびり過ごす組とだるまさんが転んだで遊ぶ組に分かれることになりました。
最近は「だるまさんが転んだ」だけでなく、「だるまさんの一日」というものがあるそうですね。
鬼が言う、だるまさんの行動を参加者が表現して遊ぶというものです。
子どもたちの遊びも進化してますね。
のんびりする班は寝っ転がってゴロゴロしてましたが、後に竹を切って箸を作ることにしました。
制作している子どもたちは真剣な顔つきで慣れない小刀を使って一生懸命竹を削っていました。怪我と隣合わせの遊びは緊張感があって集中力が増します。
ピザパーティーの準備
ついに最後のプログラムになりました。
最後は、お昼ご飯にピザを作って、迎えにきてくれた保護者の方をおもてなししよう！というプログラムです。
まずは耐火煉瓦を積んでピザがまづくりから。前日の夕食時に窯を組んだ要領で組んでいきました。
窯を温めている間に、ピザ生地づくり。1人ひとつ、強力粉をこねて生地にしていき、できたらピザソースをかけて好きな具材をのせてトッピング。
窯焼きは熱くて少しコツがいるので、今回ははにわの森のガンちゃんにお任せでした。ありがとうございます！
待ち遠しい、保護者の迎え
ピザが出来上がる頃に、保護者のかたがまばらにお迎えに来られました。
子どもたちは自分たちで作ったピザを持って、保護者のもとへよっていき、2日間の出来事を一生懸命伝えていました。
これにて、１泊２日のキャンププログラムが無事に終了しました。
お疲れ様でした〜。
あっというまの２日間、スタッフとして感じたこと
今回、余野で初のキャンプを実施しました。
２日間、自然の中で子どもたちが生活することで、グループに分かれて自然と役割分担を行ったり、コミュニケーションを取ったり、たくさんの教育的要素があるものなのだと実感しました。
おもしろかったのは、竹細工をしていた子が「ノーメディア週間にこれがあったらいいのに」と言っていたこと。
小学校では、１週間スマホやゲームに触れないようにする週間があるそうで、その時にこういった集中できる遊びがあると嬉しい、という趣旨の発言だと思います。
子どもたちにとって、優先順位の高いところにゲームがあって、もしかすると条件反射的に、空いた時間はゲームをする、という思考になっているのかもしれません。
そこには、社会的な背景として、同世代の子どもたちで集まって、外で自由に遊ぶことが難しくなっていることが起因しているのではと感じました。
ゲームばっかりしないの！と頭ごなしにゲームを禁止させようとしてもなかなか止められないのは、そのゲーム以外の遊び方法を子どもたちが知らないまたはできないからではないでしょうか。
ゲーム依存症の子どもが増えているのはそれ以外で遊ぶ機会や環境をつくってあげられていない社会にも大いに責任がありますね。
そんな課題を解決するためにもこうしたキャンプは継続的に取り組んでいきたいと思いますし、次回以降は、もっともっと、都市部に住む子どもたちにもこのプログラムを届けていきたいと思いました。
最後に、
今回のキャンプ実現のために、裏方でたくさんの人たちが協力してくださいました。本当にありがとうございます。
どうぞ今後とも、よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
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