旧製品からのアップグレードも可能!Dolby Atmos Renderer V5登場!
最近ではDolby Atmos制作制作で必要不可欠となっていますDolby Atmos Rendererですが、先日、V5が発売になりましたのでご紹介したいと思います。
Production SuiteとMastering Suiteの機能が統合
Dolby Atmos RendererV5(以下DAR)は、以前のDARとなにが変わったのでしょうか。
以前は、Dolby Atmos Production Suite(以下DAPS)とDolby Atmos Mastering Suite(以下DAMS)の2つのラインナップがありました。その2つを統合しアップグレード、さらにネイティブアップルシリコンに対応した製品がDARになります。
主な変更点
変わった点は以下になります。
・ネイティブアップルシリコンに対応
・ネイティブアップルシリコンに対応した下記が
・Music Panner
・Binaural Setting
・Dolby LTC Generator
・サンプリング周波数96khzをサポートしたADM BWF書き出し
などなど。
旧製品からのアップデートも可能
価格は、新規ユーザーは$299。既存ユーザーは$50で購入可能で、2023/2/1以降にDAPSもしくはDAMSを購入の方は無償アップグレードが可能とのこと。
現在DAPSをお使いのユーザーは$50で以前のDAMSの機能を手にすることができるようになります。
MacでProtoolsをお使いの方は1台のMacですべてを完結することも複数のMacを連携することもできますので初期投資を少なくし、あとから規模を少しずつ拡大することも容易になります。
気軽にRMUを構築できるように
RMUとして使用する場合、CoreAudioやASIOに対応したインターフェイスが必要になりますが、DANTEやMADIに対応したものは少なくDolbyではDAD社製core256、 Merging Technologies VAD premium AES67 driverやRME MADIface XTなどで動作テストを行っています。
対応OSはWindow10,11に、MacはmacOS10.14.6-13.2に対応し最新のOS環境でのシステム構築が可能になりました。
詳細につきましては下記のページ(英語)をご覧ください。
一段とDolbyAtmos制作環境構築の敷居は低くなっていますので、これを機に導入を検討してみてはいかがでしょうか。
Dolby Atmos 制作に対応したスタジオの設計・施工については、伊藤忠ケーブルシステムにお気軽にお問い合わせください