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テキスタイルファンタジーの館


今日、年末の大掃除を終えた。うちの事務所には1000を超える種類のテキスタイルのサンプルがある。

年末だからといってテキスタイルを処分することはないので、増え続けている。2017年に数えたら1000種類以上の素材があったので、今は3000種類くらいあるのかもしれない。今年は悔やまれながら廃業される生地屋さんから資料を引き継いで、それがとにかくすごい量だった。とても貴重。

話を戻すと、大掃除は苦手というか、とても嫌いな分野だけど、弊社では掃除をしないことは許されない。築100年の古民家を事務所としていて、1階、2階、建物の外、倉庫、とひと通り掃除をしてから、テキスタイルの整理整頓。ファイルを整理したり、並び変えたり、ひとりぼっちの生地があればハンガーにして、そしてまた品番を整えたり、ラベルを付けたり、色々と。

すると次々と目の前にテキスタイルが現れてきて、気がつくと見入っていて、まったく進まない現象がループする。

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15時すぎからはじまり、気づけば19時。テキスタイルは糸の組織だけで、こんなにも表情が豊かでファンタジーがあって、すごいよなぁ。何度も何度も思い出すかのように、「すごいなぁ」と噛みしめる瞬間が1週間のうちに何度もある。テキスタイルは基本的にはループしているか重なっているか。それでも糸から加工までに果てしなくさまざまな要素が組み込まれいて、タワマンのようにそれが立体的に成り立っている。

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