なぜ、追求が浅いのだろうか

デジタルネイティブ、と、まとめられることかも知れない。が、あえて言わせていただく。

何事か、と言えば、今さらWeb デザインのデファクトスタンダード、とやらの上っ面だけでもさらっておかんといかんな、と思った次第。

すでに、体感としては10年以上あったんで、自分勝手に作る時は、フツーにそうして作ってたんですが、そんなこと言われてたのね、というモノを見かけた。
「8の倍数を使う」
コンテンツにしろ、余白にしろ、8の倍数で作れば、分割などがうまくいくことが多い、ということが、複数記事として挙がっていた。

見た限りの全てにおいて、この8の倍数が「デバイスの画面幅が概ね8の倍数が多い」としていること。

いやいやいやいやいやいやいやいやいやいや
32768 歩譲って、画面サイズはそれが多いにしてもや。

君ら、bit とbyte をわかってないレベルか?

インターネット老人会の年代としては、嘆かわしい。たかが20年で、こんなにも墜落…いや、堕落するものなのか。

画面どころか、コンピュータ、デジタルの環境が2進数で構築されているから、でしょーが。

1, 2, 4, 8, 16, 32, 64, 128, 256, 512, 1024 …
と、2の乗数でビットが構築されて、8ビットで1バイトとしてまとめられる。
2の乗数の中で、最大の一桁の数値、それが8やから、画像や余白を作った時に、8の倍数にしておくと都合が良いんやんけ。

そして、拡大方向だけで無く、縮小方向にも、最低限偶数、あわよくば4の倍数か8の倍数にしておくと、50%縮小だけで無く25%縮小まで、整数のピクセル数で対応出来るんですよ。

考えろよ。

ここに至るキッカケになったのは、先日、勤務先のデザイナーが作っていたGIF アニメで、スマホページに置いたら、ジャギーが出て出力し直しても治らない、と。定時を超えてSkype のスレに書き込んでいた(コッチも別件で残業してたんやけど)ので、チラ見すると、素材の画像は555px だったかの奇数幅。
それを、レスポンシブ用で、パーセンテージ縮小してりゃ、ほとんどで小数点サイズになって、そらジャギーまみれですゎな。
で、さらにその前に、スマホ専用やのに、何で640px 幅基本に、555 px なんか、等倍で作ってんねん?
Retina 対応で、倍で作らんかぃ、きょうび基本やろ?
とりあえず「容量に制限なければ、倍数の画素数で作って、コッチで(私が今コーダーしてるので)HTML で縮小でどうですか、過去に試してダメだったということであればすみません」と、横槍を入れてみた。

まぁ、結果は、トーゼンなんだが、同じレスポンシブのサイズに当てはめたら、倍密度になって、まぁキレイ。

「これで大丈夫です!」
て、ヲメーら、過去にやったことないんか!

ボケ〜っと4Kテレビの宣伝見てるから、テメーの仕事に活かそうと思わんのやろ。
何のために、あの「4Kで綺麗に」てCM の多くで、倍密度の正方形で区切った拡大説明をしてたと思ってまんねん?
同じ範囲に、倍密度を存在させられる環境があったら、素材をそう作れば自動的に細かくなるんや。
考えが浅はかである。

こーゆーの、ちゃんと継承していきたいなぁ、とは思うものの、居心地の良い制作会社とか、Web 担当現場は、未だお目にかかれないのよねー。

誰か、この、HTML 歴25年の頭脳、買ってくれませんかねー。
年俸600万で良いんやけどw

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