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兵庫・斎藤元彦知事パワハラ疑惑 うごめく維新の影 相次ぐ首長のパワハラ行為 監視する地域メディアの不存在

 兵庫県の斎藤元彦知事に対するパワハラ疑惑が大きな注目を集めている。疑惑は、元西播磨県民局長の男性職員が告発文書を通じて斎藤知事のパワハラや不正行為を指摘したことから始まった。

 そしてこの職員はその後、自殺と見られる形で死亡し、問題はさらに深刻化する。

 告発文書には、斎藤知事が職員に対してパワハラを行っていたことや、視察先の企業から贈答品を受け取っていたことなど、7項目にわたる疑惑が記されていた。

 具体的には、知事が職員に対して過度な叱責を行い、精神的な負担を強いていたことが指摘されている。また、企業からの贈答品受け取りについても、知事自身が一部事実を認めた(1)。

 それに対し、県は当初、内部調査を行い、告発文書の内容を「事実無根」として、告発した男性職員を停職3カ月の懲戒処分とした。

 しかし、この内部調査の客観性に疑問が持たれ、県議会からの要請を受けて第三者機関による再調査が進められることに(2)。

 斎藤知事は一連の疑惑について「事実無根」と反論し、辞職する意思はないと明言した。また、県議会の調査特別委員会(百条委員会)や第三者機関の調査に対してもしっかり対応する意向を示した。

 しかし、県内の職員採用試験で辞退者が増加するなど、疑惑が県政に与える影響も懸念されている(3)。

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