【映画感想9】ハミングバード・プロジェクト(2019年、キム・グエン)
カンザスからニューヨークの証券取引所まで直線のファイバーケーブルを引き、0.001秒だけ通信速度を早めることで大儲けしようとする人たちの映画。実話を元にしているとのことです。
主役のジェシー・アイゼンバーグは「ソーシャル・ネットワーク」でマーク・ザッカーバーグを演じた俳優で、「ちょっと鼻につく頭の回転速いやつ」の演技がとてもハマります。堺雅人のハリウッド版と言えるかもしれません。
実話を元にしているとはいえフィクション部分もあり、少し作り込みが雑に感じました。あとビンセント達の元ボス役のサルマ・ハエックは少し迫力不足でした。
個人的には、アントンの「レモン農家はこのシステムの中で十分に重要な因数ではない(のでirrelevantである)」という考え方の方が理にかなってるし言い方も面白いと思ったのですが、この映画を作った人たちの思想はもう少し左寄りだったようです。
配役も黒人、ヒスパニック、アジア人、ネイティブアメリカン(らしき人?)が満遍なく出てきたりとかなり多様性が重視されている印象を受けました。
一つ前の記事はこちら。
https://note.com/kuroric/n/n9cf3cd947962
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