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緊急入院から病名の宣告、私の心情

さて、わたしが救急車で運ばれた後の話です


どんな処置をされてたか、あまり記憶にないんですが

当直の先生が何やら慌てているような雰囲気だけは感じ取っていて、

わたしやっぱりやばいの?やばい病気なの?

っと朦朧としながらも不安を抱いてました


採血をしたり点滴のルート確保をされましたが

私は血管が細く、子供の頃からだいぶご迷惑かけちゃうタイプでして😅

案の定すごく苦戦されてて、かわるがわる人がやってきてては、ブスっと💉

最終的に足の付け根のあたりから血を取られたような記憶があるんですが、

朦朧としているおかげで痛いけど痛くないみたいな感覚でした。笑


それよりも胃が痛くて、とにかく喉が渇いてて、一刻も早く水を飲ませてくれー!と思ってましたね


そんなこんなでようやく病状が分かってきて

最初に伝えられたのは

糖尿病性ケトアシドーシス

(以下インターネットから引用)

糖尿病性ケトアシドーシスは、糖尿病による急性の合併症で、ほとんどが1型糖尿病で起こります。
糖尿病性ケトアシドーシスの症状には、吐き気、嘔吐、腹痛、特徴的な呼気のフルーツ臭などがあります。
血液検査でグルコース(ブドウ糖)、ケトン体、酸の値が高いことに基づいて糖尿病性ケトアシドーシスの診断が下されます。
糖尿病性ケトアシドーシスの治療は、静脈からの水分補給とインスリン投与により行われます。
治療を行わないと、糖尿病性ケトアシドーシスが進行して昏睡に陥り、死亡することがあります。


症状はまさに、という感じですよね

そして放置してたら事実、命の危険もあったということです

当時一人暮らしでしたから、

意識のある状態で救急車を呼べたこと、本当に良かったなーと改めて思います


そしてこの時なによりも幸運だったのは

運ばれた病院が、1型糖尿病専門外来のある国立病院だった事です

お陰ですぐに病名が分かり、迅速な処置、経験のある先生の指示のもと入院生活が送れたこと、

なんてラッキーなんだろう私

と、思わずにはいられませんね。


そして応急処置が終わり私も落ち着いてきた頃

一人暮らしで緊急入院となったため、遠方の両親に先生の方から病状などを伝えてくれることになり

この時まだAM5時ごろだったと思いますが

実家に電話をかけると母が出てくれて、

すぐ先生に電話を変わって現状と入院することを伝えてもらいました

かなり動揺していたとおもいます


そしてそのまま明け方から車で5、6時間かけて

両親とも病院まで駆けつけてくれました

感謝ですね。親は偉大です。


病室のベットで落ち着いてはいるものの

たくさんの管に繋がれて疲れ果てた私を見て

きっと両親も心が痛かったかなぁと思います

後から聞いた話ですが

私にばれない所で母は泣いていたそうなので。


そして改めて3人で、

担当医から劇症1型糖尿病であると告げられ

どんな要因でどんな病気なのかを聞き、

今の医学では治せないこと、

一生インスリン注射が必要になること、

その事実を淡々と伝えられました

そして私もまた淡々と頷くだけでした。


あまりに私の反応が薄いので、

父はちゃんとわかったの??と心配してましたが

もちろんちゃんと理解していました

理解しながらそのまま受け入れてしまっていて

涙ひとつでなければ絶望することもなかったです


ちゃんとやってれば死なないんでしょ?

ご飯前に注射したらいいだけでしょ?

本当にこんな感じの気持ちでした😅

あまりにあっけらかんとしてるので

両親は驚いていたと思います

本人のメンタルが何故か1番強靭だったという

これまたラッキーな話ですよね


入院してすぐ親友には報告して

すぐお見舞いに来てくれたのですが

その子も私を見るなり泣くんですよね(笑)

何で私が病気にならないといけないんだって悲しくなったんでしょうか。


何でそんなに泣くのよ?

死ぬわけじゃないんだよ?

注射すりゃあ普通に生活できるんだよ?って

なぐさめたような気がします。


あまりにも親友が悲しむので、

○○がなんなくて本当よかったよ〜🤣

と笑っちゃうくらいでした

数年たってものその時のことを親友は覚えていて

本当に忘れられないよ、強いなと思った。って

言ってくれましたね


だからやっぱり耐えられる人間にしか試練は与えられてないんだと思ったし

私で良かったんだな

そういう運命だったんだろうな

って。

わりとすぐに腑に落ちてました。


自分のこと、自分の代わりにこんだけ悲しんだり心配してくれる人がいるから

わたしは明るく前向きに生きていこう

そう思えた自分の心は誇らしく思います



病名の宣告から受け入れるまではそんな感じ。

あー早く仕事に戻りたいなぁって、

そんなモチベーションすらありましたので

この時の恵まれた仕事環境と友人、家族には心から感謝しています。


自身や身近な人が1型になった時、みなさんはどう思われましたか?







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